元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

邦人人質事件 大川総裁の法話でマスコミ論調に変化

2015-01-31 17:50:34 | 日記

◆邦人人質事件 大川総裁の法話でマスコミ論調に変化
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9137


イスラム国による邦人人質事件をめぐり、テロに屈しない姿勢を示す安倍晋三首相に関する世論調査が公開されました。

 

共同通信社が25日に実施した世論調査によれば、安倍内閣の人質事件に対する対応は、約6割の回答者が支持。内閣支持率も、昨年12月の調査から1%増の44%となるなど、安倍首相は国民の評価を得ていると言えます。しかし一方で、集団的自衛権の行使容認に関する今国会の法案提出については、約5割が「時間をかけるべきだ」と答えるなど、慎重な立場を崩していません。

 

「テロには屈するべきではないが、法律改正は前向きではない」という矛盾した世論結果は、極めて"日本的な反応"と言えます。この背景には、憲法9条を堅持したい護憲派の主張が根強く浸透している理由があります。しかし、本当にテロに屈しないのであれば、欠陥がある現行法を変える必要があるはずです。

 

 

大川総裁、横浜で法話

日本の国論が揺れる中、大川隆法・幸福の科学総裁は24日、横浜で法話を行いました。

 

同法話の中で、安倍首相が発表した中東支援について、「人道支援と言えば、軍事とは関係ないという風に見えると思っているようではあるけれども、必ずしも、それで通じるとは思わない。(中略)(安倍首相は)若干、理解が浅かった面はある」と指摘。

 

その上で、「人命第一」と「テロに屈しない」とコメントした同首相に対しても、「『(日本人の人質を)処刑することは宣戦布告とみなす』というぐらいのことを言わなければいけないと思います。そういう価値判断を含んだメッセージを出さないと、国際社会では通用しない」と苦言を呈しました。

 

その後、政治家やマスコミから同様の議論が、にわかに出始めました。

 

 

中東支援は「利敵行為」

「中東支援がイスラム国により敵対行為と見なされる」という大川総裁の指摘のように、前原誠司・民主党元外相も27日の国会で、「(中東支援が)犯行声明に引用されている。リスクをどう想定していたのか」と代表質問しました。

 

また、経済雑誌「東洋経済」も、「安倍首相は『イスラム国の脅威を食い止めるため』、『イスラム国と闘う周辺各国に』としており、利敵行為とみなされる。人道支援や後方支援といった名目に日本人は惑わされやすい。(中略)イスラム国の立場からみれば、イスラエルを含む中東諸国を訪問して、公然とイスラム国に敵対する示威行動をしたに等しい」と記述した記事を掲載しました。(27日付電子版)

 

 

「人命第一」に流れる日本的感覚

2点目の「善悪の価値判断を明確にすべき」という大川総裁の主張についても、次のような意見が出ています。

 

「『人命尊重』と『テロリストとの闘争』は今回の人質問題が絡んでくると、どちらが重要なのか曖昧になってくる」「人命第一の掛け声だけでなく、この世の中には人命より大切なものがあると私は考えている」(田久保忠衛・杏林大学名誉教授、26日付産経新聞)

 

「メディアの論評は目先の人命第一主義に流されやすい。BSニュースの中で、某キャスターが『安倍首相がイスラム国と戦う各国に協調する、とまでいう必要はなかった』と矛先を国内に向ける。(中略)いつもの曖昧模糊、『どっちもどっち』という整理の仕方である」(28日付同紙)

 

こうした論調を時系列で追ってみると、大川総裁からイスラム国に対する価値判断が下されたことで、マスコミや政治家が明確な主張を述べられる環境が整えられたと言えるのではないでしょうか。(山本慧)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『ムハンマドよ、パリは燃えているか。―表現の自由VS.イスラム的信仰―』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1394

 

【関連記事】

Web限定記事 イスラム国 人質事件 日本は善悪の価値判断を示せ

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9124

 

Web限定記事 フランス・テロ事件 「シャルリー・エブド」紙の風刺画にムハンマドの霊が抗議

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9049

 

2015年1月27日付本欄 邦人人質で安倍首相、「自衛隊派遣」の法整備を強調 人質を救えない自衛隊の問題

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9133

 

2015年1月25日付本欄 「イスラム国」人質殺害の画像が掲載 自衛隊派遣を阻むもの

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9127



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インド人専門家 「日韓の歴史問題は中国を利する」

2015-01-31 17:50:08 | 日記

インド人専門家 「日韓の歴史問題は中国を利する」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9129

日韓が対立する歴史問題をめぐって、インドにある政策研究センターのブラマ・チェラニ教授が、「日韓よ、中国を利する歴史論争から抜け出せ」と題した記事を、このほど、米週刊誌ニューズ・ウィーク(日本語版)に寄稿した。

記事の中でチェラニ氏は、「日韓が手を打たなければ、両国関係は冷え込んだまま推移し、そこに中国が付け込みかねない」と警告。昨年9月3日を「抗日戦争記念日」に定めた中国政府についても、「ベトナムやインドが、中国による侵攻を忘れないために記念日を制定したら、一体どうなることだろう」と指摘した。

しかし一方で、「日本が過去について、改めて自責の念をより明確に表明すれば、韓国は公式の政策から歴史の遺恨をぬぐい去ることに同意するかもしれない」とし、日本が韓国に譲歩すれば、日韓は協力できるとした。


◎日本は韓国に譲歩したらダメ

日韓の対立が中国を利するという指摘は正しい分析だが、日本が韓国に譲歩する必要はない。

韓国は、産経新聞の前ソウル支局長の出国禁止措置を解除せず、警戒すべき中国に急接近して米韓同盟に亀裂を生むなど、民主主義国として価値観を共有できる国とは言えない。歴史問題に関しても、慰安婦の強制連行はつくり話であることが明らかになっている。

もし仮に、日本が韓国に譲歩して首脳会談の開催などを進めても、その後、韓国が日本に難癖をつける可能性は十分にある。

日本国内では、2月22日の「竹島の日」、3月下旬からは中学校の教科書検定、4月下旬にも靖国神社の例大祭などが控えている。こうした節目に、安倍晋三首相が韓国を刺激しないように曖昧な立場を貫いたとしても、結局、首脳会談は中身のないものとなり、「会うことだけ」が成果となるだろう。

日韓は今年6月に国交正常化から50年を迎える。真の未来志向の関係は、韓国が歴史問題の真実を見て、この問題を外交に持ち込まず、中国と正しい距離を置くことから始まる。(山本慧)

【関連記事】
2015年2月号記事 世界初・独占インタビュー アメリカ人ジャーナリストが徹底検証 「慰安婦『強制連行』はつくり話だ」 - 戦後70年日本の誇りを取り戻そう
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8918

2014年1月18日付本欄 「自虐史観」が「国防危機」につながる3つの理由
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9062

2014年1月15日付本欄 「南京」「慰安婦」を記憶遺産にしてはいけない理由【そもそも解説】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9046

2015年1月7日付本欄 日本の誇りを取り戻すことが平和につながる 安倍首相が戦後70年談話に言及
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9022


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「人を殺してみたかった」加害者女子学生はサイコパス?悪霊憑依の真実とは

2015-01-31 17:49:47 | 日記

「人を殺してみたかった」加害者女子学生はサイコパス?悪霊憑依の真実とは
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9141

名古屋大学に通う19歳の女子学生が、70代の女性を殴打、絞殺した疑いで逮捕されるという痛ましい事件が起きた。亡くなられた方の冥福をお祈り申し上げたい。

女子学生は取り調べに淡々とした様子で「人を殺してみたかった」と供述しているという。
「人を殺してみたかった」という供述は、去年佐世保で同級生を殺害した女子生徒のものと同じであり、過去にもこのように供述した凶悪犯罪の加害者がいる。今回は、有名大学の現役大学生が「人を殺してみたかった」と供述していることから、世間に衝撃を与えている。

今回のような凶悪犯罪の加害者は、良心や善意を持たない、いわゆる「サイコパス(精神病質者)」ではないかと世間から言われることが多い。実際に、このような事件の加害者は精神鑑定されることが一般的になりつつある。しかし、善意を持たない「生まれつき悪魔のような人間」は、本当に存在するのだろうか。

幸福の科学では、生まれつきの悪人がいるのではなく、すべての人間が「仏の子」として美しい心を持って生まれてきていると教えている。だが、何十年かこの地上で生きていくうちに、いろいろな影響を受けて、その性格や考え方が形作られてしまうのだ。
以前も本欄で指摘したように、地上にいる人間が、本来の自分ではありえないような衝動的な行動に出るのは、地獄の悪霊・悪魔の影響を受けているからだ。本人が日常的に周りの人を憎んでいたり、満たされない境遇に不満を抱いたり、暗い気持ちを抱えていると、その思いが「波長同通の法則」で同じような思いを持つ悪霊を呼び寄せる。自らの心を変えない限り、悪霊と同通し続け、ついには肉体を乗っ取られてしまうのだ。

自分の悪しき心の傾向性が悪霊を引き寄せるという霊的真実を知るなら、精神鑑定で「責任能力がない」とされても、加害者に「責任」があることになる。しかし、たとえ過去に悪しき行いをしても、反省をすることで自分を変えていくことができる。肉体を乗っ取られるレベルまで悪霊の影響を受けている場合は、それほど簡単なことではないが、悪霊との縁を断ち切っていくために、正しい宗教の教えを学び、反省を習慣づけることが必要だ。また、心を悪しき思いに支配されないことだけではなく、悪霊と正反対の「明るく積極的で建設的な心、愛の心、利他の心」に変えていくことも必要だ。

本来、この世に生きるすべての人が、神の子としての美しい心と使命を持って生まれてきている。自らの心を善なる方向に向け、魂を光らせることによって悪霊から身を守ることができる。このような、学校で教えてもらえない霊的な知識を得るためには、正しい宗教の教えと、教育が必要だ。(真)

【関連記事】
2014年10月号記事 佐世保高一女子殺害事件 命の尊さを教えるには宗教教育が必要 - The Liberty Opinion 1
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8315

2014年9月30日付本欄 教会でガタガタ震えた神戸・女児遺棄事件の容疑者 「人格が変わる」のは何故?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8510

2014年8月4日付本欄 長崎佐世保市同級生殺害事件に思う 「精神鑑定」の不条理
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8238

2014年7月29日付本欄 「命の教育」から善悪を教える「宗教教育」へ 佐世保・高1女子殺害事件
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8218

2011年1月26日付本欄 秋葉原殺傷事件、被告の「責任能力」論を問う
http://the-liberty.com/article.php?item_id=1144


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秋元康の過去世は室町時代のあの人? NGT48など急拡大のAKB48ヒットの真相

2015-01-31 17:49:29 | 日記


◆秋元康の過去世は室町時代のあの人? NGT48など急拡大のAKB48ヒットの真相
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9138

AKB48と「能」は、同じ"人物"に創られていた——。

東京ドームシティホールで25日に行われたAKB48の公演で、新潟にAKB48の姉妹ユニット、NGT48が結成されることが電撃発表された。同グループで、海外を含めると7つ目のユニットとなる。他にも、北海道の札幌や、沖縄を本拠地とする姉妹ユニット構想も噂されている。

発足10年目を迎えてもなお勢いが衰えないAKB48グループをプロデュースするのは、秋元康氏。名曲「川の流れのように」の作詞家、おニャン子クラブのプロデューサーとしても知られる。

秋元氏の「時代の仕掛け人」としての才能は、どこから来るのか。大川隆法・幸福の科学総裁は2013年7月、その秘密を探るべく秋元氏の守護霊を呼んで公開霊言を行った。

驚いたことに守護霊は、秋元氏が室町時代に「能」を大成させた世阿弥の生まれ変わりだと語った。

この両者には
「プロデューサーとしての立場」
「当たる企画を仕かける技法」
「教育者としての側面」
という、3つの共通点がある。以下、それぞれについて見ていく。


◎共通点1——世阿弥も「総合プロ」だった

まず、世阿弥の人生から見ていこう。彼が生きたのは室町前期、3代将軍・足利義満が建立した金閣寺に代表される北山文化の最盛期だ。当時の「芸能界」も競争が激しく、能の前身である「猿楽」が盛んに行われていた。現代の劇団にあたる「座」が大衆や権力者のひいきを得ようと躍起になり、演技の出来栄えを競い合う「立会い」も頻繁に行われていた。

そうした中で、世阿弥は「結崎座(ゆうきざ)」と呼ばれる猿楽一座の棟梁、いわば「総合プロデューサー」を務め、義満お抱えの猿楽師として芸能界をけん引した。


◎共通点2——総選挙の秘密は『風姿花伝』に書いてある?

また世阿弥は、自ら体系化した演劇論を『風姿花伝』としてまとめ、門外不出の理論書とした。日本史の教科書にも出てくるこの有名な書物の中には、秋元氏にも通じる「時代の仕掛け方」が記されている。

『風姿花伝』では、芸の魅力を「花」と呼んだ。ある季節にのみ咲く珍しさこそ花の魅力であり、芸の本質もそこにある。初春、いつもは何気なく通り過ぎる木に、桜の花が咲いていた——。そんな新鮮な感動を、いかに観客に与え続けられるか。

世阿弥はこう記す。

「ただ花は、見る人の心に珍しきが花なり」
「住する(とどまる)ところなきを、まづ花と知るべし」

つまり、今までの芸に安住せず、常に斬新なものを提供し続けることで、観客は感動を味わうというのだ。

世阿弥が、他の座との差別化を図って「結崎座」の人気を押し上げた理由の一つは、新たな謡曲(脚本)を何本も書き、他では見られない新しい演出を次々と繰り出したことだ。

「常に何かが新しい」ことは、リピーター獲得にもつながる。この中で次々に生み出された演出が、「能」の型を決めた。だから世阿弥は「大成者」なのだ。

この世阿弥と、秋元氏の共通点はどこか。

謡曲を量産するところは、大量の作詞を手がける秋元氏に重なるが、それだけではない。現代の秋元氏も、「花」の理論とよく似たことを語っている。「予定調和を裏切られた時、人は面白いと感じる」という言葉だ。

AKB48には、観る人の予想を裏切る演出が散りばめられている。

たとえば、CDに投票券を付け、ファン投票によってセンターで踊るメンバーを決める「総選挙」。当初は目立たないメンバーであった上に、スキャンダルを機に、福岡・博多を拠点に活動するHKT48に移籍させられた指原莉乃さんが、2013年の総選挙において、史上最高獲得票数で1位となるという逆転劇が起きた。秋元氏本人にさえ結果の予想できない仕掛けだ。

また、ライブで突然、メンバーの姉妹グループへの移籍を発表するなど、サプライズを次々と繰り出し、ファンに新しい感動を与え続ける。

その仕掛け人の秋元氏は、あるインタビューで、自分にとって最大の褒め言葉は「天才」ではなく、「意外とイイよね!」だと話している。まさに予定調和を裏切るような答えだが、その言葉は、驚きと新鮮さが生み出す「花」の真意を表しているようだ。


◎共通点3——「教育者」の側面も同じ

世阿弥は、一座の棟梁として教育にも力を注いだ。

『風姿花伝』には、稽古論が多く、7歳から50代までを7段階に分け、年代別に稽古のポイントを示している。「7歳では、細かな指導をせずに才能を見出す」「17、18歳では声や体つきが変わるので調子が悪い」など、まさに現代にも通じる養成法だ。

一方、秋元氏も教育・育成に力を注ぐ。AKB48のオーディションでは、一見どこにでも居そうな女の子を選ぶが、彼女たちが真のアイドルに成長する過程を、ファンとともに見守る。

さらに、秋元氏はAKB48について「芸能界で進学率トップの“女子校"をつくろう」と語っており、前田敦子さん、大島優子さんはじめ、実際に何人もの「卒業生」が今も様々なジャンルで活躍している。


◎秋元氏は何を「大成」させるのか?

2人の人生を俯瞰すると、世阿弥は、能楽という伝統芸能を大成させ、北山文化の一つの精華となった。

秋元氏も「ザ・ベストテン」「オールナイトフジ」などの番組構成なども手掛け、常に文化の発信源となってきた。日本独自の文化や産業を海外に売り込む「クールジャパン戦略」の推進会議メンバーや、2020東京五輪の組織委員会理事などをつとめ、世界に文化を発信する立場に立っている。

今世でも、長く残る、新たな「日本文化」を創造してくれるかもしれないといえば、秋元氏本人にとっても重荷だろうか。(光)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『AKB48 ヒットの秘密 マーケティングの天才・秋元康に学ぶ』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1003

【関連記事】
Web限定記事 働く女性が「潤いオーラ」をまとうには? 人魚CMで話題の深田恭子の"秘密"
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2014年7月26日本欄 岡田准一の演技の上手さにはワケがある? 大河「軍師官兵衛」の視聴率V字回復
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8208

2014年5月12日付本欄 ディズニーに流れる「現代性と普遍性」の遺伝子が現れた作品「アナと雪の女王」が歴代1位
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7823


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「人を成功させるおもしろさ」を伝えた D・カーネギー夫人

2015-01-31 12:51:17 | 日記

「人を成功させるおもしろさ」を伝えた D・カーネギー夫人
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9140

著作『人を動かす』『道は開ける』で有名な、デール・カーネギー。その妻のドロシーは、もともとカーネギーの秘書であり、彼を支え続けた。成功者の影に「あげまん」ありの実例の一つと言えるだろう。

 

ドロシーは、「カーネギーによる女性のための講座」などの運営を手がける中で、成功する妻が心がける基本原則を見出し、『夫を成功させる法』『ビジネスマンの妻が読む本』などの著作を出版した。同書にはさまざまな実例が盛り込まれているが、カーネギー夫妻の例として挙げられているものを中心に紹介してみたい。

 

 

(1)夫が仕事で大変な時は夫を第一に考える

夫カーネギーが著作の執筆に熱中していた数年の間、夫婦はめったに話すこともなく、一緒に出かけることもなかったという。このように、夫の仕事が忙しかったり、家を空けることが多くなると、妻の立場としては寂しく感じたり、「大切にされていない」など、不満の思いも出てきがちだ。

 

しかし、それをぶつけたところで、夫にはどうすることもできず、むしろ仕事に集中できなくなってしまう。ドロシーは、まず、仕事に集中する夫のことを一番に考えた。過密スケジュールに耐えられるよう、消化の良いメニューは何かを考え、きちんと食事や睡眠がとれているかどうかに気を配ったのだ。

 

そしてドロシーは、「独りぼっちで寂しい」と不安や不満を膨らませる代わりに、友人に会ったり、趣味の幅を広げたりした。自分で苦しみを作らないで、自家発電するよう努めたのだ。カーネギーが数年の執筆を終えた後、二人はまた一緒に過ごせるようになった。

 

 

(2)夫の短所を補い、長所を活かす

著作『人を動かす』の中でカーネギーは、「人間は自分の名前を呼ばれたいもの」と指摘し、つとめて相手の名前を呼ぶように勧めている。しかし実は、カーネギー本人は、人の顔と名前を覚えるのが得意ではなかったという。

 

そこで、ドロシーは前もって会う人の名前を下調べして、カーネギーと一緒にその人に会った時のリハーサルをしていた。また、ドロシーは会話の中でさり気なく、カーネギーがこれから会う人の名前を繰り返し使っていたという。そうしたサポートがあって、カーネギーは相手の名前を呼ぶことができ、相手にもとても喜ばれて、楽しく会話を続けることができた。

 

仕事ができて誠実なのに、初対面の人と話すのが苦手な男性もいるだろう。こんな時も、「妻が夫の得意な分野の話題を提示すれば、自然と会話の輪に入れるようになる」とドロシーは語っている。夫の短所を非難する代わりに、妻が自然とそれを補い、夫の長所が活きる方法を考えていくことの大切さが分かる。

 

 

(3)夫をより良く支えるため、自己研鑚や社会貢献をする

ドロシーは、自著『ビジネスマンの妻が読む本』を、子供が昼寝している二時間などを積み重ねて書き上げたという。資料や本は美容室の席や化粧台でメイクを落とす間に読むなど、スキマ時間を大切にしていた。彼女は読者に、一週間のうち、自分がどのように時間を使ったかを記録して、ムダにしている時間、使える時間を見つけることを勧めている。

 

普通なら一日の大半を一人で過ごす主婦が、時間を生み出し、趣味の活動や慈善活動などを通して社会との接点を持つと、夫にとってもプラスになるという。生活の愚痴や不平不満に陥ってしまいがちな夫との会話も、妻が自己研鑽を重ねていれば豊かで実り多いものになるし、夫婦が互いに新しい世界を知ることができて高め合うことができる。妻も成長することで、成功していく夫をより良い形で支えられるのだ。

 

ドロシーの姿勢からは、「夫のために犠牲になる」という悲壮感ではなく、誰かに成功してもらうことがいかにおもしろく、楽しいことであるか、ということが伝わってくる。「女性の幸福とは何か」が揺らいでいる今の時代だからこそ、参考にできる点があるだろう。(晴)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『女性らしさの成功社会学』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1304

 

幸福の科学出版 『夫を出世させる「あげまん妻」の10の法則』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1340

 

【関連記事】

2014年12月16日付本欄 「プロ彼女」と呼ばれる西島秀俊の妻 夫を支える妻の「精神的強さ」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=8905

 

2010年1月号記事 感動ウエディングストーリー

http://the-liberty.com/article.php?item_id=885



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