元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

「要注意“ピケティ”ブームに備えよ!」【後編】

2015-02-06 21:27:01 | 日記

「要注意“ピケティ”ブームに備えよ!」【後編】[HRPニュースファイル1269]

http://hrp-newsfile.jp/2015/2014/

※今注目されている経済学博士ピケティの「格差と貧困の新理論」について、幸福実現党・政務調査会長の江夏正敏メルマガから、前回に引き続き後編をお送り致します。

 文/幸福実現党・政務調査会長 江夏正敏

 ◆投資にリスクが伴うのは当然

資本は新しい事業に投資されていきますが、すべてが成功するわけではありません。

ピケティ理論では、「持てる者(資本家)はさらに与えられる」としていますが、投資にはリスクが伴います。

国民の給料の伸びよりも、資本家の投資の方が、儲けの伸び率が高いのでケシカランということですが、リスクに見合う高い収益がないと、だれも投資をしようとしません。

投資しなければ、新たな会社もできず、雇用もなく、失業者が増えてしまいます。お給料そのものがなくなってしまうのです。

これからは、宇宙とか、医療とか、海洋とか、ロボットとか、いろいろな未来産業の可能性がありますが、膨大な投資資金が必要となってきます。

その投資に成功すれば、多くの人が潤います。しかし失敗すれば、すべてが無くなってしまいます。

いろいろな企業家が出てきて、資金を使ってチャレンジしていく中に、未来が切り開かれていきます。その中で、労働者の給料も確保でき、また給料もアップしていくのです。

ちまちまと「格差格差」と怨嗟の声を助長するのではなくて、企業を、国を、世界をダイナミックに発展させていく発想の方が、国民や人類を幸福にしていきます。

 ◆財産権の侵害、自由の危機

ピケティは、相続税の強化や、資産、資本に課税を提唱していますが、根本的に財産権の侵害であり、憲法違反です。

人間にとって普遍的な価値である「自由」を確保するためにも、私有財産は最後の砦となります。

政府が国民の財産を収奪、没収した場合、国民は生きるために「国家」の言いなりにならざるを得ません(私有財産がなくなると、政府に見捨てられたら生きていけないので)。

ピケティの発想自体が、社会主義的なので確信犯としか言いようがありませんが、社会主義的発想は、独裁国家へとつながっていくので要注意です。

 ◆富の拡大が必要(グリーンスパン元FRB議長)

グリーンスパン元FRB議長も、ピケティ理論に対して「それは資本主義のやり方ではない。何かほかの手法だ」 「システムが非常に複雑化しているとはいえ、生活レベルを向上させるのは経済に占める資産や富のシェアが拡大したときだ」と述べています。

やはり、パイの奪い合いではなく、新たにパイを焼くことで、生活レベルが向上すると言っているのです。

 ◆成功者を肯定せよ(コーエン教授)

また、ジョージメイソン大学のタイラー・コーエン教授も「最も成功している市民への法的、政治的、制度的な敬意と支援がなければ、社会がうまく機能するはずがない」「富裕層の富の拡大は戦略的なリスクテイクが必要で、想像以上に難しく、淘汰も多い」と述べています。

成功した人を、悪人のように見なして、課税を強化することは、社会の発展の要因を阻害します。

 ◆国家の役割

国家の役割は、「機会平等」の環境を整えることであり、「努力した者が報われる社会」を創ることです。所得の再分配という「結果平等」は、国民のやる気を失わせ、国家を衰退させます。

幸福実現党は「小さな政府」を目指し、国民がイキイキと充実した人生を送る幸福を味わっていただくことを目的としていますので、単なる所得の再分配には反対します。

相続税の強化も反対です。なぜ、財産を持っているだけで、国家に収奪されなければいけないのでしょうか。

 ◆唯物論的!?

「ピケティは不平等の統一場理論を発見した」と称賛されています。

しかし、過去200年以上の欧米諸国のデータを分析して、このままでは格差拡大が必然であるとして、税金を使って悪平等の世界をつくろうとしています。

とてもフランスの左派にありがちな唯物的な傾向が感じられ、人間を本当の意味で幸福にするとは思えません。

 ◆企業家精神と騎士道精神、そして宗教心

やはり、富を創りだす企業家精神を持った人々を称讃し、努力する者が報われるようなチャンスの平等が約束された社会こそ、健全に国が発展してきます。

世界はまだまだ発展してきます(ピケティは発展は止まったと感じているようです)。大きなビックプロジェクトに取組み、未来産業を打ち立てねばなりません。

資本の収益率が大きいことは良いことです。そのことによって国民の所得も向上していきます。

かつてのアメリカン・ドリーム、そしてジャパニーズ・ドリームを目指して、成功者を多く出すことが国民全体を豊かにしていきます。

成功者に罰則(課税強化)を与えるような、社会システムにしてはいけません。さらに、成功者は倫理的・宗教的な騎士道精神をもって、社会に富を還元するように努力する使命があります。

成功者であるからこそ、お金を有効に使うことができるのです。そこに成功者(大富豪)の修行の道があるのです。

ピケティは「貧しい人にも教育を受ける権利を平等に」と訴えていますが、それに対して異存はありません。だからと言って、短絡的に課税強化をすべきではありません。

貧しい人に対する教育については、成功者が奨学金などを充実させるなど、慈善事業の奨励をすべきでしょう。
もし、成功者が我利我利亡者のようになったら、いずれその成功は終わるでしょう。

やはり、国民に倫理・宗教心をしっかりと根付かせ、その上で「小さな政府」「機会の平等」「安い税金」を目指せば、国民を幸福にすることができると確信します。


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「考える道徳」でいじめは減らない 新学習指導要領案を公表

2015-02-06 20:47:15 | 日記


◆「考える道徳」でいじめは減らない 新学習指導要領案を公表
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9166

文部科学省は、小中学校の「道徳」が2018年から教科に格上げされることに伴い、新しい「学習指導要領案」を文部科学省の公式サイトで公表した。3月5日までこの案に対する国民の意見(パブリックコメント)を募集した後、修正して3月下旬に告示する。

今回の指導要領案では、「愛国心」に関する教育の開始を現行の小学校3年から1年に繰り上げて実施する。また、道徳教育見直しの大きなきっかけとなった「いじめ」防止の観点から、各学年の指導方針には「自分の好き嫌いにとらわれないで接すること」(小1、小2)といった新たな項目も盛り込まれている。

これまで道徳科目に対しては「評価になじまない」とされて成績評価がされなかった。そのため、現場の判断で授業が別の教科に振り替えられることが全国的に問題になっていた。教科化されることで記述式での評価が行われる予定であるため、確実に授業が行われることが期待できる。

しかし、文科省は「教員が価値観を押し付けることを防ぎたい」として、子供同士の議論を通じた「問題解決学習」などを推奨し、「考える道徳」を目指すという。教員の「価値判断」を避けるという姿勢は変わらない。

基準なしに話し合いをすれば、何が「善」で何が「悪」かが議論次第で変わりかねない。「多数決」が正義となれば、大勢による少人数へのいじめを防ぐことはできないだろう。

道徳の授業では「皆と仲良くしなければならない」「人をいじめてはいけない」「人を傷つけてはいけない」という原則が教えられるが、それが「なぜか」については教えられていない。道徳の根源である、「なぜか」という部分を教えるのは宗教の役割だ。

全ての人の本体は魂であり、その魂は神仏に創造されたこと。人は皆、魂を磨くために、時代や場所を変えて転生輪廻していること。良いことをした人は死んだ後天国に行き、悪いことをしたら地獄に行くこと——。ある行為が善か悪かを考えるには、こうした宗教的な真実を知ることが前提になるだろう。

悪質ないじめや被害者の自殺、児童生徒による凶悪犯罪を防ぐためにも、第二次世界大戦後の日本の教育から徹底的に排除された「宗教」の意義について見直す必要がある。(晴)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『教育の法』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=49

幸福の科学出版 『自由を守る国へ』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1348

【関連記事】
2014年11月8日付本欄 【大学不認可問題】幸福の科学大学をめぐり、宗教を理解しない下村文科相は道徳教育を語れるのか?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8702 

2014年10月22日付本欄 中教審が道徳を教科に格上げすべきと答申 今必要なのは宗教教育
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8633


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福音書? 黙示録? 今さら聞けない『新約聖書』の中身【3分で学ぶ世界の教養】

2015-02-06 20:37:20 | 日記

◆福音書? 黙示録? 今さら聞けない『新約聖書』の中身【3分で学ぶ世界の教養】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9165

邦人人質事件で、日本人にとって遠い国の話ではなくなった「イスラム国」問題。その背景には、イスラム教とキリスト教の対立があります。この対立の原因を理解するには、それぞれの教義を知らなければなりません。

 

そこで本欄では、主にキリスト教の聖典である『新約聖書』の中身を覗いていきます。「福音書」「使徒言行録」「ヨハネ黙示録」などの言葉を聞いたことはあっても、その内容は知らない人も多いのではないでしょうか。

 

新約聖書は27の書から成り立っており、イエス死後1世紀のキリスト教について書かれています。内容は、大きく分けて、「福音書」「使徒言行録」「弟子たちの手紙」の4つです。

 

 

(1)「福音書」

「福音書」は、イエスの生涯、教え、死、そして復活を描いた4つの説話で構成されています。 

 

その内容についてキリスト教徒は、「十字架にかかったイエスが人類の罪を背負って処刑された救世主であることを伝える"イイシラセ"」だと考えています。

 

これが、キリスト教と、ユダヤ教・イスラム教の宗教的解釈が大きく異なる点です。キリスト教がイエスを「神の子」「救世主」だと信仰していることに対して、ユダヤ教・イスラム教は、イエスを「預言者」の一人にすぎないとして扱っています。

 

 

(2)「使徒言行録」

イエスの弟子や、初期の教会の様子を描写したものが「使徒言行録」です。これは、イエスの生涯や死の説明から始まり、復活の後、教会で祈っていた信者120人の前に聖霊が降り立ったという「ペンテコステ」と呼ばれるエピソードなどが書かれています。

 

イエスの死後、エルサレムで広がったキリスト教は、ユダヤ教によって排斥されるようになります。しかし、使徒ペテロやパウロの働きによって、キリスト教はユダヤ人以外の民族やローマ帝国へと広がりました。「使徒言行録」では、そんな様子がよくわかります。

 

 

(3)「弟子たちの手紙」

『新約聖書』には、イエスの弟子たちが書いた21の手紙も紹介されています。これらは、神の意思が込められており、聖なる手紙であるとされています。

 

これらの手紙は、地域の教会や、キリスト教徒たちが直面している問題に対する助言、ユダヤ教や他の民族との関係、教会の教義や指導方針などに関するやりとりを記すものです。

 

 

(4)「ヨハネ黙示録」

数多い教義の中でも、特に謎に包まれているのが「ヨハネ黙示録」です。そもそもヨハネが一体誰なのかさえ分かっておらず、現在も議論の対象となっています。

 

黙示録の内容でも、「大淫婦バビロンや赤い竜などの悪が競いたった後、イエスが再臨する」といった記述が存在しており、これに対する解釈も多種多様です。「歴史の大きな流れを描写している」と言う者、「まだ起こっていない未来を予言している」と言う者、そして、「信仰の道を歩む者の中における善と悪の戦いだ」と解釈する者もいます。

 

以上、駆け足で新約聖書の内容を見てきました。

 

中東の紛争に特に関係があるのは、イエスに対する各教の見解です。ユダヤ教やイスラム教はイエスを救世主とは認めておらず、キリスト教やユダヤ教も、イスラム教を認めていません。

 

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の対立を鎮めるには、それぞれの預言者や救世主が聞いた神の声に、今一度耳を傾ける必要があります。(中)



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天才、神田昌典の錬金術 マーケティングテクニック活用法 DVD 2枚組をヤフオクで発売中!

2015-02-06 17:47:03 | 日記

商品説明ページ   http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/193601867

 

2013年に販売終了しているプレミアムな商品です。

現在は非売品です。新品同様にきれいです。
 

DVD2枚で冊子はありません。

定価 26250円(税込)を1800円で販売しています。

詳しくはhttp://www.kandamasanori.com/LP/alchemy/
 
神田昌典氏の言う「2015年からの異なった世の中」に対応できる知識を身につける事が出来ます。

(内容)


Disc1】第1
時代の変わり目ではお金が落ちている
2013年~2015年にかけて、古いお金が新しいお金に変わっていく

Disc1】第2
2013年からの練金術
今から2015年までが既存の事業で効率的に稼げる最後の2年間

Disc1】第3
Phase 乗り込む船を選ぶ
ネットハイウェイへ乗り込み、自由度の高いビジネスモデルへ

Disc2】第4
Phase 出帆そして加速する
2年間で新規顧客を一気に増やすための、マーケティングテクニック活用法

Disc2】第5
Phase 渦の中心になり、新大陸へ
世界観を持つ会社がコミュニティを創り、渦の中心になるための9ステップ

Disc2】第6
思い込みを越えて創造的破壊へ


このセミナー受講者の感想です。


ネット広告やマーケティングの会社を経営しているため、それなりの専門知識は持っているつもりでした。が、

「こうすればいいのか!」という驚きの連続でした。自社のサービスに合う手法で、教わった通りに広告を仕掛けると、従来とは何倍もの効果が見込めると確信した次第です。
 
盛りだくさんの内容でしたので、これで販促の引き出しが一気に増えました。明日からの仕事が楽しみで仕方がありません。
(広告制作会社経営・男性・41歳)

送料は落札者がお支払いください。ケースの厚さが3センチ以上ありますのでメール便では送れませんので、佐川便の着払いで発送します。

また、ケースは不要という方はDVDとジャケットだけをメール便で送りますから送料は180円になります。

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「週刊文春」が幸福の科学への謝罪広告を掲載

2015-02-06 17:46:31 | 日記

◆「週刊文春」が幸福の科学への謝罪広告を掲載
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9164

「週刊文春」が、「宗教法人幸福の科学の記事に関するお詫び」と題する1ページ全面の謝罪広告を、5日発売の同誌2月12日号に掲載した。

これは、事実無根の記事で名誉を傷つけられたとして、宗教法人幸福の科学が、「週刊文春」を発行する文藝春秋社と元信者(種村修氏)に対し、損害賠償などを求めていた訴訟で、最高裁第二小法廷が、同社の上告を受理しないことを先月23日付で決定。同社に400万円の損害賠償と「週刊文春」誌上1ページ全面の謝罪広告を命じた東京高裁の判決が確定したことを受けてのもの。

問題の記事は、「週刊文春」が2012年7月19日号に掲載した、種村氏の発言に基づく、教団内部で女性問題があったとする記事。

昨年3月の高裁判決では、この記事がまったくのねつ造であり、幸福の科学の社会的評価や名誉を毀損したことが認定されていた。文藝春秋社が、この記事を「週刊文春」に掲載して販売したことについて、「(記事が)真実であることの主張、立証をなんら行わない」「不法行為に該当することは明らか」などとして、損害賠償の支払いと謝罪広告の掲載を命じていた。

謝罪広告は、株式会社文藝春秋代表取締役社長 松井清人氏と、週刊文春編集長 新谷学氏の名前で、宗教法人幸福の科学に対し、「(記事は)いずれも事実に反しておりました」「同記事内容を取消したうえ、ここに謹んでお詫び申し上げます」としている。

【関連記事】
2015年1月26日付本欄 「週刊文春」は名誉毀損 幸福の科学勝訴確定 謝罪広告2週間以内に
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9130

2014年3月19日付本欄 「週刊文春」記事は名誉毀損 幸福の科学が勝訴
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7537

2013年8月30日付本欄 幸福の科学が文藝春秋社側に勝訴 週刊誌ジャーナリズムは真実を報じよ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6577

2012年7月27日付本欄 幸福の科学が文藝春秋社と元信者を名誉毀損で提訴
http://the-liberty.com/article.php?item_id=4649


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「要注意“ピケティ”ブームに備えよ!」【前編】

2015-02-06 17:46:12 | 日記

「要注意“ピケティ”ブームに備えよ!」【前編】[HRPニュースファイル1268]

http://hrp-newsfile.jp/2015/2012/

※今注目されている経済学博士ピケティの「格差と貧困の新理論」について、全2回で、幸福実現党・政務調査会長の江夏正敏メルマガからお送り致します。

 文/幸福実現党・政務調査会長 江夏正敏

 ◆“ピケティ”ブーム

ピケティの『21世紀の資本』という本が売れています。そして、書店ではピケティコーナーが拡充され、マスコミでも、特に朝日系やNHKで持ち上げられています。

ピケティは何を主張し、世界にどのような影響を与えようとしているのでしょうか。私は経済学者ではないので、精緻な議論をするつもりはありません。

しかし、政治に携わる者として、国民・世界人類を幸福にするかどうかは大問題となります。

 ◆ピケティの主張

では、ピケティは何を訴えているのでしょうか。

簡単に言うと「資本主義には根本的に矛盾があり、貧富の差が拡大してしまう」、つまり「このままでは格差が広がる」と訴えています。

それで、格差を無くすためには、(1)累進課税の強化、(2)資産や相続税への課税強化、(3)世界各国の協力による「資本税」の創設を提唱しています。所得の再分配です。

そのためには「世界各国の政府が協調して、個人の“金融情報を共有”しなければならない」とも言っています。

 ◆マルクスと同じ!?

「ピケティは、マルクスには影響されていない」とか、「21世紀の資本主義を守るため」と言われていますが、単純に見れば、マルクスと同じ結論です。

もっと俗っぽく言えば「相続税をもっと取れ」「資本家からもっと収奪せよ」「金持ちが悪いんだ」となります。

 ◆ピケティ理論を実践すると

ということは、ピケティ理論を実践した国は貧乏になります。国は発展・繁栄しません。いかにマルクスとの関係性を否定しても、結論が同じなのですから。

マルクスの理論を実践したソ連、東欧などの東側は、すべて没落したので、歴史的に実証済みです。

さらに個人情報を全部把握し、資産を管理するために、巨大な徴税権を持つ官僚独裁国家への道に入ってしまう危険性があります。

 ◆ピケティの位置づけ

ということで、朝日系やNHKが持ち上げている段階で、ピケティの素性がわかってしまうのですが、フランス社会党の経済顧問をつとめているので、一般的には中道左派とされています。

つまりピケティ理論は、大きな政府を目指すので左翼が喜びます。さらに、増税理論なので財務省が喜びます。

ピケティ理論は、国を貧しくする危ない経済理論ということなのです。

 ◆ピケティ理論の問題点

ピケティ理論は、今まで学者が手を付けていなかった「各地方に残る古文書」を発掘し、20カ国以上の200年間のデータを駆使しているので、反対派も決定打が出せず、各方面で賛否両論が巻き起こっています。

少し雑にはなるかもしれませんが、ピケティ理論、もしくはピケティ理論から導き出される今後の政治的動きを予想して、問題点を指摘していきたいと思います。

 ◆資本主義で豊かになった

資本主義では格差が広がると言っているのですが、もっと大きな時間で見ると、昔の単純な農耕社会では、一部の王侯貴族を除いて、多くの人は貧しかったはずです。

当時は、格差はあまりなかったでしょう。産業革命が起き、富を集中して工場などを造り、大規模・効率的に事業が回り始めて、膨大な富が創造されていくと、国全体が豊かになって行きました。

発展段階においては、劣悪な労働環境の問題などもあったかもしれませんが、資本主義のおかけで、国民が豊かになったのは事実です。

 ◆「大きな政府」は社会主義への道

資本主義は便利で効率的なシステムであって、善悪の問題ではありません。それは、資本(お金など)を集中して、大規模な事業を興し、多くの富を生み出すことができるのです。

その際、その便利で効率的なシステムを、正しく使うための倫理が必ず必要となります。

今の資本主義には倫理が必要なのであって、税金で吸い上げて再分配する「大きな政府」は、社会主義そのものとなり、人間を幸福にしません。

 ◆相続税、資産・資本課税、累進課税の強化は、大企業が弱まり雇用不安を生む

また、資本の集中によって、大きな事業が可能となり、多くの雇用を生むことができます。

社会保障の究極は、国民に職があるということです。大きな会社は、それだけ多くの人を雇うことができます。ありがたいことです。

しかし、ピケティ理論の結論からは、累進課税、相続税、資本課税を強化していくことですから、大きな事業を継続しにくくなり、小さなお店ばかりが生き残るようになってしまいます。

これでは、国の発展・繁栄は難しく、国民を養うことができなくなります。

(つづく)


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