元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

中国の100年計画 毛沢東はいまだに生きている!?

2015-02-14 20:27:16 | 日記

◆中国の100年計画 毛沢東はいまだに生きている!?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9192

アメリカの主要紙がこのほど、元米軍の中国専門家で、現在ハドソン・インスティチュートというシンクタンクに所属するマイケル・ピルズベリー氏が執筆した『The Hundred Year Marathon』(100年マラソン)という書籍を紹介している。

同書では、中国が毛沢東政権の下で、1955年に始めた覇権国家を目指すための「100年の計」によって、過去40年間、アメリカの政権が延々とだまされ続けてきことを指摘。逆にその間、中国は、発展途上国であることを強調して、アメリカを刺激せずに経済的・技術的支援を引き出すことに専念してきたという。

その目的は、いずれ経済的にも軍事的にもアメリカを超え、戦後アメリカが築き上げてきた国際システムを、中国共産党が支配する政治・経済システムに、そのまま入れ替えることにある。

こうした見方は、すでに2012年末に発刊されている『実践・私の中国分析』(平松茂雄著、幸福の科学出版刊)でも指摘されており、中国の国家戦略に関する分析も重なる。

今回、ピルズベリー氏が発刊した同書では、アメリカ政府内では機密とされてきた大統領指令や、中国側のタカ派の言論などが調査対象になっている。過去40年もの間、アメリカが中国を支援してきた理由として、「途上国である中国を支援することで、覇権主義を目指さず、民主的で平和な中国が台頭するだろう」という考えがあったことを指摘。実際、同氏も、以前は親中派の一人であったという。

同氏がこうした中国の見方について、「希望的観測に過ぎない」と理解したのは、1989年の天安門事件の後だった。事件後、アメリカに制裁を受けたにもかかわらず、アメリカ国内における中国ロビーの影響力で、米中は数年後に自由貿易協定の締結にまでこぎ着けている。そこには、アメリカ側の見解の甘さと、中国側の老獪さがあると指摘する。

また、中国のタカ派が提唱する覇権が実現した世界は、「自由より規律を、法律より倫理を、そして民主主義や人権よりもエリートによる政治」を重視するという。これは、まさにタカ派の急先鋒とも言うべき習近平・中国国家主席がやろうとしていることだ。毛沢東主義を信奉している習氏は、中国が60年前に始めた事業を推し進め、ここ数年で、その集大成を内外に見せつけようと動いているようにも見える。

確かに、ここ数十年の間、アメリカは中国への支援を続け、その台頭に貢献してきた。しかし、それは長年ODAを送り続けてきた日本にも言えることだ。日米は、中国が平和に発展してくれることを願って支援を続けてきた。しかし、現在東アジアが中国によって脅かされている状況の根底には、中国の真意を見抜けなかった洞察力の不足がある。

もし日本やアメリカが、戦後70年の間、つちかってきた繁栄を守ろうと思うのであれば、急速に軍事大国化する中国に対抗する準備を、早急に進める必要がある。(中)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『実践・私の中国分析』 平松茂雄著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=877

【関連記事】
2015年3月号記事 国内回帰の企業に減税を - 政財界の「親中路線」の転換期 - The Liberty Opinion 4
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9087

2015年1月1日付本欄 戦後70年 歴史の見直しが世界を救う
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9000

2014年12月29日本欄 米軍の対中国「エア・シー・バトル」構想はサイバー攻撃で撃沈される?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8993


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人間関係を向上させ、幸福になるための5つの考え方

2015-02-14 20:02:37 | 日記

人間関係を向上させ、幸福になるための5つの考え方
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9158


あなたは今、人間関係でストレスを感じていませんか? 家庭、学校、職場……。人生の悩みのほとんどは「人間関係」にあると言えます。

 

しかし、幸福感もまた、人と人との間に生まれるものです。自分一人ならば、不幸ではないかもしれませんが、決して幸福にもならないでしょう。

 

今回は、人間関係を向上させ、人生を輝かせる方法について、5つの考え方を紹介します。

 

 

人間関係を向上する5つの方法

(1)他の人との価値観や考え方の違いを理解し、寛容さを磨く

物事の見方や感じ方は、本当に人それぞれです。この「価値観や考え方の違い」から、人間関係の問題のすべてが始まっていると言っても過言ではありません。「自分の考え方が絶対正しい」と、相手に押し付けるのではなく、他の人と自分の価値観の違いを受け入れることで、寛容さを磨くことが、人間関係の調和につながります。

 

(2)相手の立場に立ち、自分からささやかな好意を示す

人間関係に不調和が起きる時は、大抵、自分が「相手から与えられていないこと」ばかりを考えている時です。必要なのは、自分の心の態度を変えること。実は、一円のお金も、汗水垂らして努力する必要もありません。相手から与えられていないことよりも、自分が「相手に与えていないこと」を見つめ、自分からささやかな好意を言葉や行動で示すことです。

 

(3)適切な距離を保ち、自立した関係を築く

良い人間関係には、「適度な距離感」が必要です。片方が依存する関係は、長続きしません。お互いを独立した人間として認め合いながら、一定の距離を保ちつつ、関係を築いていくことが大事です。特に女性は、相手と完全に密着するか、離れるか、のどちらかにかたよりがちです。嫌な相手でも、完全に離れるのでなく、適度な距離を保つことで、より良い人間関係が築けるでしょう。

 

(4)徹底的に人生を振り返り、反省してみる

人間関係で悩んでいる人は、一度、徹底的に自分の人生を振り返ってみることも有効です。「自分の生き方、考え方、性格などに何か問題はないか」「人間関係を上手に築いている人と、自分との違いは何か」を、点検します。この時、幼いときから現在まで、年代を区切ると、振り返りやすくなります。例えば、生まれてから3、4歳、5、6歳まで、小学校の低学年・高学年、中学、高校、大学、そして社会に出てからのこと。「自分の性格が、どのようにでき上がったのか」を見つめることで、現在の人間関係で見直すべき点を発見し、改善するヒントが見つかるかもしれません。

 

(5)人間関係も、諸行無常-そこから何を学びとれるか

人間関係も、川の水のように流れていきます。過去に悩んでいたことも、現在は当時ほど悩んでいないことが多いように、現在の人間関係の悩みも、未来にはやがて消えてなくなります。この世で起きるあらゆる苦しみは、すべて自分の魂を磨くための砥石です。この苦しみや困難を乗り越える経験をするために、私たちはこの世で生活しているのです。この霊的真実を信じることで、あらゆる人間関係の苦しみから解放されるだけでなく、魂修行の機会に感謝することができます。

 

人間関係の様々な葛藤や問題解決を通して、多様な価値観を学び、人間として成長することができます。それこそが、この世の中に生まれてきた理由でもあるのです。人間関係に悩んで不幸になるのではなく、人間関係を通して幸福を感じる人生を歩んでいきましょう。(真)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『心を癒す ストレス・フリーの幸福論』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=774

 

幸福の科学出版 『感化力 スキルの先にあるリーダーシップ』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=129

 

幸福の科学出版 『「幸福になれない」症候群』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=149

 

【関連記事】

2011年12月号記事 職場の嫌いな人と付き合う15のヒント(1)

http://the-liberty.com/article.php?item_id=3154

 

2011年12月号記事 職場の嫌いな人と付き合う15のヒント(2)

http://the-liberty.com/article.php?item_id=3153



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STAP問題は、いよいよ本格的に魔女狩りの様相を呈してきた。

2015-02-14 19:53:02 | 日記

◆STAP細胞が何かを解明すべき 小保方氏に「懲戒解雇相当」と理研発表
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9190

STAP問題は、いよいよ本格的に魔女狩りの様相を呈してきた。

理化学研究所の元研究員である小保方晴子氏のSTAP細胞論文の捏造疑惑に関し、理研の懲戒委員会は小保方氏を懲戒解雇に相当すると発表した。小保方氏は既に理研を退職しているため、処分は行われない。ただ、10日の記者会見で理研広報室長の加賀屋悟氏は、小保方氏らへの刑事告訴や、研究費の返還請求も検討していると答えた。

会見ではこの他、共著者の若山照彦山梨大学教授を出勤停止相当とし、客員研究員の委嘱を解除した。若山氏はこれを受けて、現在所属する山梨大学発生工学研究センター長の辞任を表明した。また、理研は論文に関する特許も取り下げる方向で、共同出願者であるハーバード大学側と協議中だ。

ただ、「STAP細胞はES細胞だった」という理研の調査結果についての詳細は、まだ謎のままである。ES細胞を混入されていたとしても、なぜ混入したのか、誰が混入したのか、また、どのように混入したのかなど、分かっていないことだらけだ。

また、実験についても「STAP細胞はなかった」と言い切ることはできない。昨年11月末まで続いた検証実験では、小保方氏は厳重な監視下に置かれ、論文に書いていなければ溶液の調整も許されないという条件で実験を行った。STAP細胞を作るための最適条件がまだ発見されていない中で、そうした限定をかければ細胞の作成に成功するのは極めて難しいと考えられる。様々な条件下の実験を経て、存在が否定された訳ではない。

検証実験を受けて、昨年12月に開かれた記者会見では、理研の相澤慎一顧問が「このような犯罪人扱いしたような形で、科学の行為を検証することは、科学にあってはならないこと」と発言。検証実験としては異例の対応が取られたことが分かる。

やはり、本来力を入れるべきなのは、STAP細胞とされたものが何だったのか解明することだ。まだ分かっていないことばかりなのに小保方氏を断罪しても、科学的成果が生み出されることはない。未知なるものを探究していく科学の世界において、ミスや失敗を断罪したり、断罪のために調査をしたりすることこそ、税金の無駄づかいになるだろう。(晴)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『小保方晴子さん守護霊インタビュー それでも「STAP細胞」は存在する』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1144

幸福の科学出版 『「嫉妬・老害・ノーベル賞の三角関数」守護霊を認めない理研・野依良治理事長の守護霊による、STAP細胞潰し霊言』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1145

【関連記事】
2015年3月号記事 STAP細胞は否定されていない - 小保方氏の検証実験終了
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9086

2015年1月27日付本欄 理研OBが小保方氏を刑事告発 犯罪者扱いは不当である
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9132


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かわいいのは名前だけ?ピケティの問題は何か

2015-02-14 17:39:17 | 日記

かわいいのは名前だけ?ピケティの問題は何か[HRPニュースファイル1276]

http://hrp-newsfile.jp/2015/2027/

 文/HS政経塾スタッフ 赤塚一範

先月来日したピケティが人気です。まずピケティがこれ程ブームになる理由の一つが資本主義の矛盾を突いたからだと言われています。

クズネッツが1913年〜1948年の資本主義が所得格差を縮めたと実証したのに対し、ピケティはより広い範囲でデータを集め、資本主義が格差を縮めたのは一時のことで、基本的に格差を拡大するのが資本主義だと実証したことにあります。

 ◆ピケティ理論とは

ピケティの理論の根幹は資本収益率rが経済成長率gよりも常に高くなり格差が拡大するというものです。そして特に、少子高齢化が進展し、低成長にあえぐ先進諸国では格差の影響はより甚大になるというのです。

ピケティは次のように言います。「ほとんど停滞した社会では、過去に蓄積された富が、異様なほどの重要性を持つようになる」「だから成長—特に人口増加—の鈍化こそが、資本が復活をとげた原因だ」(『21世紀の資本』〈ピケティ著〉より)

日本を例に出せば、GDPはこの20年間、変わらずだいたい500兆円です。しかし国民の金融資産は1994年度末にだいたい1200兆円弱であったのが、2014年には1600兆円以上に成長しています。GDPの成長率は0%に対し、資産の成長率は30%です。

GDPは国民に給料や利子、配当などを通して国民や企業に分配されますが、GDPに対して資産の割合が大きくなりすぎている場合、富は資産を持っている人には多く分配され、労働者には少ししか分配されないという状況になります。

そして、資産が蓄積されればされるほど格差は拡大するのです。つまりピザは毎年10枚しか焼かれないのに、年を経るごとに、資産を持たない人の取り分が小さくなっていくイメージです。資産家は6枚、7枚と年を経るごとに多くとれるのに、労働者は4枚、3枚と減っていくといった感じでしょうか。

 ◆金持ちの財産は侵害しても良いのか

この分析自体はある意味正しい側面もあるでしょう。このようなゼロ成長でのパイの取り合いの世界観において、ピケティの言うように持たざる者はより貧しくなるしかない世界ならば、資産や相続財産に高い累進度の課税をすることは、正統化されてしまいます。

それも一国だけで課税すると、金持ちは海外へ逃避してしまうので、ピケティは国家同士で協調して課税することを提案しています。ピケティ自身はこれを非現実的であるとしているものの、近年、国際的に強調して課税する動きが強まってきていることは事実です。

しかし、平等な分配が実現する世界は幸福なのでしょうか。資産や相続財産に対する課税を強化するということは、国民の私有財産に対して国家が介入する度合いが増すと言うことを意味します。

文明社会では、財産が無ければ何もできないと言う意味で、私有財産は自由の根幹です。確かに、貧しい人たちからすると、豊かな一部の金持ちの私有財産を侵害しても何も問題ないように思うかもしれません。

しかし、近代文明は、国家の権力をいかに制限するかという歴史です。一部の金持ちの権力よりも国家による権力の方がはるかに大きく恐ろしいのです。

国家が自由にお金持ちを迫害できる社会は、誰も国家に逆らうことのできない社会となるでしょう。お金持ちの資産を守ることが貧しきものの自由を守ることに繋がる、このことを忘れてはいけないのです。

 ◆統計学では未来はわからない

ではどうすれば貧しきものも豊かになれるのでしょうか。問題はピケティがゼロ成長を当然としている点です。

ピケティは次のように語ります。「たとえ成長が維持できるとしても、年率1〜1.5%を上回ることはもうないということだ。ヨーロッパが謳歌した「栄光の30年」(1945年〜75年)のような年4〜5%の高度成長は、もはや望むべくもない。」(トマ・ピケティの新・資本論)

ピケティのこの発言を見て、私は何と夢も希望もない考え方だろうと思います。ピケティの問題は統計学を重視しすぎ、現状の延長で考えることを当然としている点にあります。

ピケティは過去300年間、20か国にわたる資料を集めて分析をしていますが、結論は現在の低成長が将来にわたって続くということです。マルクスの時代には統計学はそれほど発達していませんでしたが彼も同じ間違いをしています。

マルクスが生きた時代は、綿織物などの軽工業、製鉄所などの重工業を中心とした社会で、綿畑で綿を摘んだり、工場で糸を紡いだり、鉱山で穴を掘る労働者を見て、その延長で資本主義の暗い未来を想像しました。

しかし、その後の世界で起こったことは、重化学工業の発展、サービス産業など第三次産業の発展、生産性の劇的な向上です。その過程で単なる作業的労働が価値を生んだ時代から知識や智慧が価値を生む時代への変化し、労働者の待遇は劇的に改善しました。

ピケティはマルクスと同じように現在の産業構造が将来も続くと考えているのでしょう。ピケティにはきっと、鉄腕アトムのような世界、ドラえもんに出てくる22世紀のような世界は想像できないのです。

しかし、私たちが目指すべきはそのような夢のある方向にあるのです。そのような社会に向かって現在ある資産を投資していくことでお金は循環し、経済は成長路線に向かいます。

そして現在、世界が求めているのはそのような未来ビジョンを持ち、実現していく気概のあるリーダーです。幸福実現党は、夢の未来を目指して邁進して参ります


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オバマ氏 イスラム国に地上兵 信仰への理解も必要

2015-02-14 17:39:01 | 日記

オバマ氏 イスラム国に地上兵 信仰への理解も必要
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9193

イスラム教スンニ派の過激組織「イスラム国」の問題について、オバマ米大統領は11日、限定的な地上兵投入を求める決議案を米議会に送った。

オバマ氏は、その理由として「イスラム国を野放しにしておけば、中東全域やアメリカ本土に対して深刻な脅威となり得る」と説明した。

しかし、オバマ氏の提案に慎重論を唱える声も多い。下院のジョン・ベイナー共和党議員は、「大統領が示した戦略が、目的を達するに足るものか分からない」とし、ティム・ケイン民主党議員は、「地上兵の使用を求める提案は漠然としており、不明瞭なので、説明を必要とする」とした。

今回の地上兵投入は、オバマ政権の大局観のなさを露呈しているように見える。イスラム国が生まれた経緯をたどると、アメリカが2003年に始めたイラク戦争で、スンニ派のサダム・フセイン政権を打倒し、イラクに新しくシーア派の政権を誕生させたことに行き着く。

その後、アメリカは、イラクが混乱している最中に米軍を撤退させた上、隣国シリアの内戦で数万単位で死者が出る状況に何も手を打たなかった。スンニ派がつくるイスラム国は、イラクのシーア派による圧迫に対抗するために、シリア国内の混乱に乗じて台頭したのだ。

確かに、イスラム国のような武装集団が中東地域に広がれば、さらに多くの不幸が生まれるだろう。イスラム国の武力闘争を押しとどめることは重要だ。しかし一方で、武力のみでは根本的な解決に至らないという現実も忘れてはならない。

仮に、イスラム国に集った民間人を含む数万人を殺害・殲滅したとしても、イラク国内におけるスンニ派への弾圧状況が改善されない限り、新たな「イスラム国」が誕生するだろう。実際、イスラム国は、元アルカイダ系の過激派集団と、イラクの新政権に排斥されたバアス党(フセイン元大統領が率いていたスンニ派政党)の、二大集団が基礎となっている。

オバマ政権は、イスラム国の武力闘争を押しとどめつつ、スンニ派の人々の声を政治に反映させるように、シーア派のイラク政権に働きかけるべきだろう。

そもそもイラクなどの中東は、さまざまな民族や宗派、言語が異なる人々が混在していた地域で、ヨーロッパ諸国の勝手な都合で国境線を引いて、無理やり「国」としてまとめた歴史がある。

ここまでもつれた糸をほぐすには、武力だけでなく、中東の人々の信仰への理解を前提にした政治的・外交的な努力が不可欠だ。人質などを殺害されている日本や欧米は頭に血が上っている状態だが、これ以上の混乱を避けるためにも、冷静な対応が必要である。(中)

【関連記事】
Web限定記事 テロをなくすための考え方 「イスラム国」は悪魔なのか?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9183

2015年2月7日付本欄 霊言を読み解く イスラム国をヒロシマ・ナガサキにしてはならない
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9176

2015年2月4日付本欄 ヨルダンのパイロット殺害の映像公開 イスラム国への空爆強化は中東平和につながるか
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9163


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ギリシャとEUが資金援助交渉 根本解決は「EU離脱」しかない!?

2015-02-14 17:38:41 | 日記


◆ギリシャとEUが資金援助交渉 根本解決は「EU離脱」しかない!?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9196

ギリシャと欧州連合(EU)との間で、資金援助を巡る交渉が続いている。

ギリシャは現在、EU、欧州中央銀行(ECB)、そして国際通貨基金(IMF)からの資金援助で財政を支えている。しかし、1月下旬のギリシャ総選挙で首相となったアレクシス・ツィプラス氏は、資金援助の条件だった「緊縮政策」などを終わらせたいと、EUに主張している。

ギリシャ危機の、これまでの経緯を要約すると以下のようになる。

●2008年の金融危機で、世界的に景気が低迷し始めると、ギリシャ政府の税収が減り、外国への借金を返すことができなくなった。 

●2010年、ギリシャがデフォルト(債務不履行)する可能性が高くなる。その影響がEU全体に広がる懸念が高まったため、EU諸国、ECB、そしてIMFが、ギリシャに1100億ユーロの資金援助をする。2013年には、さらに1300億ユーロの追加援助をした。 

●これらの援助には、「政府が使うお金の量を減らすこと(緊縮政策)でギリシャの財政を再建せよ」という条件がついてきた。 

●しかし、緊縮政策はギリシャ経済の金回りを悪くし、経済を悪化させた。2008年から14年にかけて、GDPは22%も縮小。そのため、国が抱えている借金はかえってGDP比127%から175%まで上昇した。緊縮政策は、ギリシャ経済を悪化させただけで、財政の再建にはつながらなかった。

ツィプラス首相は、「緊縮政策」という資金援助の条件を止めて、財政資金を社会福祉に使いたいと考えている。これに対し、ユーロ圏で最も影響力を持っているドイツは、「ドイツ市民が出した資金が、ギリシャの福祉・バラマキ政策に使われる」と言って反対している。

ギリシャへの資金援助は28日に期限が切れる。もし「援助の延長」という合意が見られなければ、ギリシャはデフォルトを起こすと言われている。

しかし、たとえ追加援助が合意されたとしても、根本的な問題の解決にはならない。ギリシャは、財政資金を国の産業などに投資するためではなく、福祉の充実など、国民へのバラマキに使ってきた。そのためドイツなどからは「怠け者」との謗りを受けている。そのためギリシャ政府は財政危機に陥り、外国に依存することになったのだ。

たとえ緊縮政策を終らせても、またバラマキを行い、付加価値を創造するためにお金を使わないのであれば、経済は成長しないし、財政状況も改善しない。

EUに依存し続けても、ギリシャの状況は改善されないだろう。欧米各紙によると、元米国連邦準備銀行の議長だったアラン・グリーンスパン氏は、「ギリシャはユーロ圏を離脱するしかないだろう」と、最近発言した。確かにギリシャは、ユーロ圏から離脱し、自助努力の精神で一からやり直すべきなのかもしれない。(中)

【関連記事】
2015年2月号記事 「失われた25年」を克服する新・3本の矢(Webバージョン) - 編集長コラム
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9135

2015年1月24日付本欄 欧州中銀の量的緩和&ギリシャ総選挙の関係と行方
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9119

2015年1月6日付本欄 ギリシャ危機2.0 総選挙後にユーロ離脱はあり得るか
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9018


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道徳の教科化、まだ踏み込みが足りない(前編)

2015-02-14 17:37:45 | 日記


◆道徳の教科化、まだ踏み込みが足りない(前編)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9195

井澤一明
プロフィール
(いざわ・かずあき)1958年、静岡県生まれ。7年間で5000件以上のいじめ相談を受け、いじめ解決の専門家として各地の学校などでの講演やTV出演で活躍中。一般財団法人「いじめから子供を守ろうネットワーク」公式サイト http://mamoro.org


文部科学省は、2018年度から道徳を教科として位置づける。いじめ防止の視点から、現在進んでいる道徳教科化をどう見るか、いじめ解決の専門家である井澤一明氏の寄稿をお送りする。

     ◆     ◆     ◆

大津のいじめ自殺事件を契機に「道徳」の教科化が進んでいる。2月4日には、学習指導要領の改正案が公表された。重要項目は、以下のポイントである。

1.「道徳の時間」を教科に格上げし、「特別の教科 道徳(道徳科)」とする。
2.道徳の検定教科書を導入する。
3.生徒に対して数値などによる評価は行わないが「記述式の評価」は行う。
4.「読み物道徳」から「考え、議論する道徳」への転換を図る。
5.国や郷土を愛し他国を尊重すること。
6.いじめ問題への対応として「してはならないことはしない」ことと自尊感情を育む項目を追加した。


◎「考える」だけではいじめは減らない

まず、道徳教育を重要視するという姿勢は評価できる。現在の「道徳の時間」では、DVDやテレビを見せてお茶を濁すことも少なくない。一部では他の教科に振り替えられたりもしている。こうした現状を打破し、有意義な時間とするためにも、道徳を教科化する意味は大きいと言える。

ただ、子供たちは「いじめは悪い」ことだとは既に知っている。それでも、いじめをやめない。これが問題なのだ。自らを律する心が十分に成長、発達していないために、衝動的で動物的な行動を抑制できないでいる。

道徳教育は、行動に転化しなければ何の役にも立たない。単に「考える」だけでなく、腑に落とすところまで理解させ、知識と行動を一致させる「知行合一の道徳」を目指す。ここまで踏み込んだ道徳教育が望まれる。

学習指導要領は、会社で言えば経営理念にあたるものであり、日本の教育方針を宣するものである。しかし、改正案からは、重要な理念が伝わってこない。それどころか、解釈の仕方によっては、これまでと何も変わらないようにも読める。このままでは、単に「道徳の時間が確保される」だけに留まり、子供たちが「変わる」ところまで至らずに終わってしまうことも懸念される。


◎多様な意見が出ればそれでいいのか

現在の道徳では「価値観の押しつけ」に対する恐怖心からか、「善悪」の判断から逃げる授業が行われている。

例えば、「トイレに入っている時に外からはやし立てたり、ドアを蹴飛ばしたりすることをどう思うか」などという道徳授業をする教師がいる。その教師は、「ドアを蹴飛ばすのは悪い」という意見をほめ、「学校でトイレに行くのは悪い」という意見にもうなずく。最後まで結論を出すことなく授業を終え、生徒の発表が多いことをもって「良い授業ができた」と言う。

「モラルジレンマ」を取り扱い、白熱した授業を狙うことは、あまりに安直で情けない。

「多様な価値観を認める」とことを大義名分として掲げる一方で、「自分が良ければいじめをしてもいい」という自己中心的な価値観も浸透してしまう。「善悪」を峻別することと、多様な価値観を認めることを、同じ土俵で議論することは間違いである。

いじめを減らすためには、江戸時代の会津藩において藩士の子らが教えられていた「什の掟」にあるように 「ならぬことはならぬものです」を納得させる道徳教育が必要なのである。(後編へ続く)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『教育の法』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=49

幸福の科学出版 『子供たちの夢、母の願い』 大川咲也加著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1347

【関連記事】
2015年2月5日付本欄 「考える道徳」でいじめは減らない 新学習指導要領案を公表
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9166

2014年5月号記事 【最終回】いじめは必ず解決できる
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7551


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仏教、ヒンドゥー教、キリスト教の「転生輪廻」思想の中身【3分で学ぶ世界の教養】

2015-02-14 17:37:24 | 日記

仏教、ヒンドゥー教、キリスト教の「転生輪廻」思想の中身【3分で学ぶ世界の教養】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9194

「人は何度も生まれ変わっている」と言えば、疑う人が多いでしょう。しかし、古今東西に「転生輪廻」に関する話は存在します。それは単なる偶然なのでしょうか。

 

本欄では、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教の「転生輪廻」について書いてある経典と中身をまとめ、アメリカで最近話題になっている「過去世の記憶を持つ子供」の事例と合わせて紹介します。

 

「人はどこから来て、死んだらどこへ行くのか――」

 

この根源的な疑問に答えるために、世界各地の宗教では、「生まれ変わり」の思想について教えてきました。

 

 

仏教では『阿含経』が転生輪廻に詳しい

仏教の基本的な思想の中には「三世(前世、今世、来世)」という概念があります。

 

仏典をあたると、初期仏教の経典『阿含経』などに「輪廻」についての詳細な記述があります。釈迦が悟りを開き、「三明」を得て悟りの第一段階である阿羅漢となったことが歴史的事実として書かれています。

 

「三明」とは、「過去世を見通す目」と「現在を見通す目」と「未来を見通す目」の三つの霊能力のことです。

 

釈尊が過去世、未来世を見通す「観自在力」を持つことにより、仏教における転生輪廻思想は、明確な真理として確立しました。仏教が広まった東洋の多くの地域では、生まれ変わりの思想が常識となっています。

 

 

ヒンドゥー教では転生輪廻が教義の根幹

ヒンドゥー教では、「輪廻」を教義の根幹に据えています。人は永遠に生まれ変わり、来世は前世の行為によって決定されるという教えが、ヒンドゥー教の前身のバラモン教の聖典『ウパニシャッド』に、明確に書かれています。

 

この「因果応報の法則(善因善果・悪因悪果)」が輪廻の思想と結びつき、インド人をはじめとする東洋の死生観・世界観を形成してきました。

 

 

聖書が示唆する「生まれ変わり」

一方、西洋はどうでしょうか。キリスト教とイスラム教では、死後の世界があることは説かれていますが、生まれ変わりについては明確に説かれていないように見えます。

 

しかし、実は聖書には、生まれ変わりを示唆する箇所が複数あります。

 

新約聖書の「マタイによる福音書」では、イエスが、洗礼者ヨハネは数百年前に死んだ預言者エリヤだと述べています。

 

「ヨハネの黙示録」では、イエスが「人をとりこにしようとする者は、自らもとりこにされるであろう。人を剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない」と、生まれ変わりを前提とする思想について触れてあります。

 

初期のキリスト教では、生まれ変わりを信じていたと言えるでしょう。

 

このように、世界各地の宗教では生まれ変わりについて伝統的に教えられていて、世界の常識であることが分かります。

 

 

過去世の記憶のある子供の事例

現代でも過去世や生まれ変わりは人々の関心の高いテーマです。

 

米国では今、オハイオ州の幼い男の子が自分の前世を語り、その描写が1993年に起きた大火災と重なるとして、話題を呼んでいます。

(「Fox 6 Now」参照 http://bit.ly/1AiM2OG )

 

前世を語ったのは、2歳の白人の男の子であるルーク君。スティーヴィー・ワンダーの大ファンで、好きなおもちゃはピアノです。

 

彼が、テントウ虫型のクッションに"パム"と名付け、「いい名前でしょう? 僕、前はパムっていう名前だったの。イヤリングが好きな黒い髪、黒い肌色の女の子だったんだよ」とつぶやきました。

 

最初は軽く笑い飛ばしていた両親でしたが、次に続いた言葉が2人を驚かせます。

 

「でも死んじゃったんだ。電車に乗って大都会の背の高いビルに遊びに行ったら、すごい火事が起きて、高い所から飛び降りたの。うーん、シカゴだったかな」

 

「それで天国に行ったんだよ。でも、神様がまた戻りなさいと言って僕は突き落とされちゃった。目が覚めたら僕はママのところにいて、ルークっていう名前の赤ちゃんになっていたんだ」

 

両親は背筋が寒くなり、インターネットで調べてみると、1993年にシカゴで39名の死傷者を出した事件があることがわかりました。両親は、飛び降りて命を落とした犠牲者の中に「パム」と呼ばれていたと推測される、パメラ・ロビンソンさんという30代の黒人女性の名を見つけます。

 

ルーク君の前に偽物の写真を含めた何枚もの写真を広げ、「パムは?」と尋ねると、彼は的確に彼女を指さして「この写真が撮られた時のこと、覚えているよ」と言うのです。

 

パメラ・ロビンソンさんの遺族も「話を聞けば聞くほどパムにそっくり。彼女も小さい時にはおもちゃのピアノと、スティーヴィー・ワンダーが大好きでしたよ」と語っているといいます。

 

地域や時代を超えて、転生輪廻に関する教えやエピソードが存在するということは、実際に転生輪廻があるということを意味するのではないでしょうか。

 

このように、性別や肌の色を超えた輪廻が存在することを理解することは、人種差別や宗教対立の解決の糸口にもなるかもしれません。(真)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『永遠の法』 大川隆法著

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2014年3月号記事 人に過去世あり―なぜ人は生まれ変わるのか

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7268

 



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