テレビ朝日系(ANN)
現場では7人の遺体が見つかりましたが、依然、70人以上が行方不明のままです。地元当局は救助活動にあたる人数を1000人以上増やし、5000人態勢にして全力で活動を続けていると強調しています。
生存者は、23日に1人が救助された後は新たに見つかっていません。生存率が急激に下がるといわれる72時間はすでに過ぎました。周辺では、救助された人をすぐに病院に運ぶことができるよう多くの救急車が待機しています。
そんななか、地元メディアは24日、行方不明者の数が新たに5人増えたと発表しました。住民のなかには「もっと行方不明者はいるはずだ。政府は本当のことを隠している」と話す人もいました。
23日は、行方不明者の家族が現場近くで「救助活動をもっと急いでくれ。そして、私の家族を返してくれ」という横断幕を掲げるなど不満が高まっています。
ただ、この横断幕はすぐに撤去されてしまいました。
また、地元政府は、行方不明者の家族の現場への立ち入りを制限しています。
ネット上では、政府の対応を批判する書き込みが連日、相次いでいますが、次々と削除されるなど当局が締め付けを強めています。
現場周辺では「多くの生存者は望めないだろう」といった悲観的なムードと疲労感が漂っています。