ただ、衆院規則には育児に伴う休暇の規定はなく、育児を理由に男性議員が一定期間の休みを取った例はないとみられる。宮崎氏は育休規定の創設を関係者に働き掛けることを検討しており、国会議員の子育ての在り方をめぐり議論を呼びそうだ。
宮崎氏は、出産から1カ月程度の休暇を取得したい考え。本会議ごとに欠席届を出して対応するが、重要法案の採決などには出席するとしている。
ただ、衆院規則には育児に伴う休暇の規定はなく、育児を理由に男性議員が一定期間の休みを取った例はないとみられる。宮崎氏は育休規定の創設を関係者に働き掛けることを検討しており、国会議員の子育ての在り方をめぐり議論を呼びそうだ。
宮崎氏は、出産から1カ月程度の休暇を取得したい考え。本会議ごとに欠席届を出して対応するが、重要法案の採決などには出席するとしている。
マイナンバー(共通番号)の個人番号カード交付申請書に記載された名前のフリガナが間違っているとの苦情や問い合わせが全国の市区町村で相次いでいる。
基となった住民基本台帳のデータが正確なものではなかったためだ。「不愉快だ」などと数千件寄せられた市もあり、総務省は今月、希望者に申請書を再交付するよう各自治体に求めた。
「間違えられて気分が悪い。直してほしい」。京都市では連日100件以上、苦情電話が殺到する。「高田たかだ」なのに「たかた」と濁点がなかったり、「浩司こうじ」なのに「ひろし」と訓読みになっていたりで、11月上旬以降、計2000〜3000件に上る。
読売新聞が今月中旬、全国の政令市、県庁所在市計51市と東京23区に取材したところ、苦情は大阪市や名古屋市、熊本市など8割に当たる62市区で寄せられていた。件数を数えていない自治体が多いが、数万件以上になるとみられる。
【AFP=時事】天文学者チームは22日、地球に天体が衝突するリスクは、広く考えられているより高い可能性があるとの研究結果を発表した。チームは、遠方の巨大彗星(すいせい)に対する監視の強化を提唱している。
英バッキンガム大学(University of Buckingham)などの研究チームによると、地球に衝突する可能性のある天体に関する研究の大半は、小惑星帯の天体に重点を置くものだという。
小惑星帯は、地球の隣の外惑星である火星の軌道から、外側は木星軌道までの範囲にほぼ分布する。
だが、これよりはるかに大きな軌道を持つ「ケンタウルス族(Centaur)」と呼ばれる巨大彗星が過去20年間で数百個発見されたことで、潜在的な地球衝突危険天体のリストを拡大する必要に迫られていると研究チームは指摘した。
通常は直径が50~100キロの氷と塵(ちり)の塊である巨大彗星は、太陽から最も遠い惑星の海王星をはるかに越えたところを始点とする不安定な楕円(だえん)軌道を持つ。
彗星の軌道は、木星、土星、天王星、海王星などの巨大惑星の軌道を横切るため、惑星の重力場によって彗星の進路が地球の方向に曲げられる場合がある。これは、約4万年~10万年に1回の頻度で発生する。
巨大彗星は、太陽に近づくにつれて徐々に崩壊する。彗星の破片による特徴的な尾を発生させるこの現象によって「地球への衝突は避けられなくなる」という。
研究チームは、英王立天文学会(RAS)の学術誌「アストロノミー&ジオフィジックス(Astronomy and Geophysics)」に掲載された研究論文に「これほどの巨大彗星が崩壊すると、最大で10万年間に及ぶ長期間にわたって破片が断続的に地球に降り注ぐと思われる」と記している。
さらに研究チームは「地球近傍の小惑星の計数観測だけに基づく地球外天体衝突リスクの評価では、その性質と規模が過小評価される」と主張する。
ケンタウルス族天体1個の質量は、これまでに発見されている、地球に衝突する可能性がある小惑星(地球横断小惑星)全部の合計を上回る」と研究チームは指摘している。
論文の共同執筆者、バッキンガム大学のビル・ネイピア(Bill Napier)氏は「ケンタウルス族天体を見つけるためには、地球周辺の近傍領域を越えて、木星軌道の先にまで監視を広げる必要があることを、今回の研究は示唆している」と話した。
研究チームは論文で、核戦争で起きる火災旋風で放出されると考えられる煤煙が気候に及ぼす影響に関する仮説に言及、「ケンタウルス族天体が地球に到達すると、『核の冬』の研究で推測されている規模に匹敵する大量の塵と煙が大気中に放出される恐れがある」と記している。
「したがって規模という点からみると、ケンタウルス族天体の衝突は、自然に実在するリスクの中で上位に格付けされると思われる」と研究チームは述べている。【翻訳編集】 AFPBB News
【ワシントン時事】米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所は22日、北朝鮮が10月の軍事パレードで公開した改良型の移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)KN08に関し、信頼性が大幅に高まり「より確実な脅威」になったと警告する報告書を公表した。
報告書は改良型について、3段式から2段式への変更に伴い全長が短くなり、弾頭部分も先細り型から丸形になったと指摘。構造が簡素化され、より軽量の弾頭用だと分析した。北朝鮮は改良に必要な技術を、ウクライナから違法な手段で入手した可能性があるという。
報告書は、改良型の射程を米西海岸に届く約9000キロと推定。ただ、配備時期は2020年以降にずれ込むと予測した。
時事通信 【ソウル時事】韓国憲法裁判所は23日、日本統治時代の朝鮮半島からの徴用に対する請求権問題が完全かつ最終的に解決されたと規定した日韓請求権協定について「審判対象にならない」と結論付け、訴えを却下した。
協定に関する憲法判断を回避したことで、日韓間の外交問題化は避けられた形だ。
憲法裁の判断は、戦時中の徴用被害者遺族が「請求権協定は個人の財産権を主張する権利を侵害し、違憲だ」と訴えていたのに対して示された。
もともと徴用被害者らに対する韓国政府からの支援金の支給決定をめぐり争われた訴訟だった。憲法裁は「(日韓請求権)協定の条項は、支給の根拠規定ではなく、この件に適用される法律とみるのは困難だ」と指摘した。
1965年締結の日韓請求権協定は、第2条1項で、両国および両国民間の請求権問題が「完全かつ最終的に解決された」と明記している。第2条3項は、請求権に関し「締結以前に生じた事由に基づくいかなる主張もできない」と規定した。
【ワシントン時事】米キニピアック大学が22日発表した2016年大統領選に関する世論調査によると、奔放な発言で物議を醸す共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)を大統領に選出するのは「恥ずかしい」と答えた有権者が全体の50%に上り、「誇らしい」の23%を上回った。
共和党支持層に限れば「恥ずかしい」は20%で、「誇らしい」は44%。党指名争いでは支持率トップを維持しているトランプ氏だが、民主党候補と一騎打ちの本選挙になれば苦しい戦いを迫られる可能性があることがうかがえる。
一方、トランプ氏は21日の集会でも、女性を蔑視するような表現で民主党最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)をやゆ。民主党などから「性差別主義者だ」と厳しい批判を浴びている。
トランプ氏は、クリントン氏が先の民主党討論会でトイレ休憩から戻るのが遅れたことを取り上げ、「どこへ行っていたかは知っている。うんざりする」と発言。また、08年大統領選でクリントン氏が敗れたことを、下品な言葉を使って表現した。
スポーツ報知 2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会の森喜朗会長が22日、新国立競技場の事業者が決定したことを受け、コメントを発表した。以下、全文。
「今回選定された新国立競技場の事業者提案には、コーツ委員長をはじめIOC及び東京2020組織委員会がこれまで強く要望してきた竣工時期の前倒しが反映されており、政府をはじめ、関係者のご尽力に感謝申し上げます。
関係者の英知を結集して建設される新国立競技場を東京2020大会のメインスタジアムとして使用させていただけることを大変うれしく思います。東京2020大会で新国立競技場がアスリートにとっても観客にとっても最高の舞台なるよう心より期待しています」
森会長は14日に「外観だけならB案の方がいい」と語り、15日には講演で「A案はお墓のよう」などと酷評し物議を醸していた。推したB案が却下されたこの日午後、森会長は都内の組織委事務所に現れたが、報道陣には無言で足早に所内へ入っていった。
産経新聞 【ソウル=藤本欣也】韓国検察当局は22日、朴槿恵(パク・クネ)大統領への名誉毀損(きそん)で在宅起訴された、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)に対する17日の無罪判決について、控訴しない方針を決めた。加藤前支局長の無罪判決が確定する。
検察は判決後、「判決内容を検討して控訴するか否かを決める」との立場を示していた。「主要事件で無罪判決が出た場合、検察は自動的に控訴してきた」(司法関係者)だけに、控訴断念は異例だ。控訴期限は24日だった。
http://voicee.jp/20131107844
私はダメな子なのかな――。物心ついたころから私は、自分のことをそんな風に思っていました。 なぜなら、母から私自身を「否定」されるような言葉を言われ続けて育ったからです。
「あなたはほんとにダメな子なんだから――」
私の両親は、父は新聞社の印刷工員、母も飲食店の店員をしていて共働きでした。そのため長女の私は、小学校の低学年の時から家の掃除をしたり、夕飯したくの支度の手伝いをしたりと家事をしなければなりませんでした。
私に少しでも落ち度があると、母は私を厳しく叱り、その度に「ダメな子」呼ばわりするのです。
父はそんな時、「言いすぎだ」と言って、私をかばってくれました。でも、父とは喧嘩が絶えなかった母は、父の言葉など聞く耳をもちません。
ある時など、ちょっとお使いが嫌だと言っただけで、突然の体罰。私には何が理由でそこまで怒っているのか分かりません。それ以後、いつ叱られるかとびくびくするようになりました。
「なんでそんなに怒るの? 私、そんなにダメな子なの?」
それでも私は、母に優しくしてほしい一心で、子どもながらにいろいろな努力をしました。お手伝いは、掃除でも料理でも、自分なりに工夫。だんだん、手早くやれるようになっていきました。
勉強の方は、通信簿が「2」ばかりでしたが、頑張った結果、高学年になると「4」や「5」をとれるようになりました。
運動も人一倍努力。生まれつき股関節に障害がある私は、他の子のようには走れません。
でも、毎日、夕方、家の周りを走りこむうち、マラソン大会で上位に入るようになったのです。そんな私を、母はほめてくれますが、至らないことがあれば、ものすごく叱責され、全人格を否定するようなことまで言われます。
「なんでそこまで私をひどく言うの?」。いつしか、私は母に反感を募らせていったのです。
中学生頃まではおとなしくしていた私も、高校生になると反抗するようになりました。
「いちいち、うるさいっ!」。そんな私に、母も怒りをぶつけてきます。私は高校を卒業し、一般企業に勤めた後、音楽教室の講師になり、子どもにピアノなどを教えるようになりました。
アパート暮らしも始め、ようやく家を出ることができたのです。
そして24歳の時に、中学の同級生だったTさんと結婚。夫は国家公務員ですが、海外任務も定期的にあります。
結婚してすぐアメリカに行くことになりました。長男が生まれると、母は英語も話せないのに、アメリカまで来て子育てを手伝ってくれました。でも、そんな母に私は、感謝の言葉も、労いの言葉も、かけたことすらなかったのです。
私は依然として、母に心のわだかまりを持ち続けていました。
結婚6年目に入ったころ、夫との関係が冷え切ってしまうということがありました。
苦しんでいる私に、子ども同士が同じ保育園ということで知り合ったSさんが、幸福の科学の『太陽の法』という本を勧めてくれたのです。
予想だにしなかった本の内容に私は引き込まれました。
「みかえりを求めることは、ほんとうの愛ではありません。
ほんとうの愛とは、与える愛です。与える愛とは、すなわち、無償の愛です」「にせものの自分の筆頭とは、他人から愛をもぎ取ることばかり考えている自分です」(『太陽の法』より)
私は夫との関係に思いを馳せました。夫は、優秀な人なのに入省の経緯から出世コースからはずれていたことを、心の中で責め続けていたのです。
夫にも伝わっていたに違いありません。私は、自分が「奪う愛」の塊だったこと、夫の愛情や優しさも見失っていたことに気づきました。
驚きはそれだけではありませんでした。
「人間の魂は、仏からわかれてきたものであり、仏の自己表現の芸術であると、言ってよいでしょう」(『太陽の法』より)
人間は「仏の子」であり、「魂の親である仏」を目指して無限に向上していけることが、理路整然と書かれていたのです。「私、間違ってた! 私、ダメな人間なんかじゃない!」。
私は、いつか「自分が素晴らしく変われる」という希望を胸に幸福の科学に入会したのです。
まず夫への反省をしました。夫の出世に執着していた自分。私は、幼いころから抱いていた劣等感を、夫の出世で埋めたかったのです。
家族のために身を粉にしている夫に、申し訳なさでいっぱいになりました。すると不思議なことが起こりました。夫が単身赴任先のイランから電話してきて、「二人で出直そう」と言ってくれたのです。
こんなにも心はつながっているのかと、驚くばかりでした。
さらには支部の皆さんと、総本山の精舎を巡り、研修にも参加するようになりました。精舎で瞑想していると、何ともいえないあたたかな光を心に感じ、魂が安らぎに満たされていったのです。
「私、仏と一体なんだ。仏とつながっているんだ――」
仏の偉大さ、教えの威力に感動していった私でしたが、一つだけ理解できないことがありました。それは、「生まれる前に親を選んでくる」という教えです。
あの母を、自分が親に選んだということに、私は納得がいきませんでした。
ある日、支部で先輩会員と話していると、ある方が何気なく口にした、「親子関係の改善は『感謝』がキーワードよね」という言葉に心が留まりました。
そこで私は、日中、家事をしながら、母がしてくれたことを一つひとつ思い出してみることにしました。最初は、いやな記憶ばかりよみがえりました。
幼いころ、わけも分からないまま髪を引っ張られたこと、足蹴にされたこと……。でも、「お母さんも仏の子。仏を信じるなら、お母さんの仏性を信じよう」と思い、1週間、2週間とトライし続けました。
すると、私が小学生の時の母の姿を思い出しました。
仕事から帰ってくると、私と妹をつかまえて、冗談を言ったリ、「ひょっとこ」みたいなおかしな顔をして、よく私たちを笑わせていた母。私は妹と二人、心から笑っていました。
そんな合間、母はよく「私にはおまえたちが宝物なんだよ」と言っていたことも思い出したのです。
競馬にお金をつぎ込んでいた父に泣かされていた母。「家計を支えるために、つらいことがあっても私たちのために、一生懸命働いてくれてたんだ。
私につらく当たったのは、きっと夫婦仲が悪くて、さみしさのあまりだったからに違いない……」。私はさらに、母とのことを思い出していきました。
ある日の昼下がり。居間でくつろいでいると、ふと、私の誕生について、母から聞いた話を思い出しました。「Mちゃんがお腹に宿る前、3度も流産してね。
もう子宝は授からないって諦めてたら、おまえを身ごもったんだよ」「それからは、心にいつも星が輝いているみたいな気がしてね。
だから、私は星を授かったんだ、この子は私のスターなんだ、と思ったよ」。母はおだやかな笑みを浮かべ語っていました。
しかし、そうして生まれてきた私には、股関節に障害がありました。「おまえの足は、私のせいだよ。ごめんね」と、ことあることに言っていた母。
障害のことを医者から告げられたとき、母はどんなにショックだったことでしょうか。
私も母親になった今では、その気持ちが痛いほど分かります。幼いころ、母は私をおんぶして病院を回りました。診察室で「先生、どうかこの子の足を治してやってください」と頼みこんでいた母の姿が思い出されました。
また、別の光景もよみがえってきました。小学校の高学年で、運動会の応援に母が来てくれた時のこと。私は長距離走で、一番でゴールしました。
「Mちゃんが一番で戻ってきた!」母はそう言って、大粒の涙を流しながら、子どものようにはしゃいで喜んでくれました。
その泣き顔を思い出した時、私が障害を持って生まれたことに母がどんなに負い目を感じ、どれだけ「ガンバレ、ガンバレ」と心で応援してくれていたか、心底分かりました。
厳しい母だったからこそ、私もここまで頑張ってこられたのだと――。母も私を信じてくれていたのだと今は思えます。
どんなにつらい境遇の中でも、明るくエネルギッシュだった母。そんな母から私は、「強さ」を学び、引き継がせてもらったのかもしれません。「そうだ!私はこの母のもとで、努力の喜びを知るため、親になってもらうよう、生まれる前にお願いしてきたんだ!」
ほどなくして、母が遊びに来てくれた日。私は心にあふれる感謝を、ありったけの気持ちをこめて伝えました。「お母さん、私を生んでくれて、ここまで育ててくれて、本当にありがとう。
今まで全然感謝もしないで、本当にごめんね」。突然の私の言葉に、あっけにとられていた母。
やがて、ポタポタと涙をこぼしはじめました。「私は、おまえから感謝してほしくて頑張ってきたわけじゃないんだよ。でも、そう思ってくれて本当にうれしいよ」。母と抱き合い、二人とも言葉もなく涙を流し続けました。
その日を境に、母とぶつかることはほとんどなくなりました。あれから数年。母は、孫の顔を見るのが何よりの楽しみ。二人の息子もおばあちゃんが大好きです。
孫たちと一緒に幸せそうな母の姿を見ていると、私もとても幸せな気持ちになります。この母の子として生まれることができたことを、今では誇りに思います。
そして、こんなに素晴らしい幸福を授けてくださった仏に、心からの感謝を捧げます。
◆信仰とがんの関係についての医学論文発表 積極的な思いはがんを癒す
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10045
信仰はがん患者にいい影響を与える——。精神的信念や信仰は、がん患者の肉体的、精神的な健康、社会活動にいい影響を与えるとの医学論文が発表された。雑誌「Cancer」の電子版にこのほど掲載された。
アメリカ・フロリダ州にあるモフィットがんセンターの研究者らは、4万4千人以上のがん患者のデータと、すでに発表された複数の研究のデータを収集。統計的な方法を用いて、精神や宗教ががん患者に与える影響の解析を行った。この研究で、3つのことが明らかになったという。
◎信仰心を持つ人は、肉体へのがんの影響が少ない
1つ目の結果は、肉体の健康についてだ。高いレベルの精神性や信仰心を持つ人は、肉体的な健康状態がよりよく、がんや治療による肉体的な影響も少なかったという。日常生活を送る能力も高かった。
「精神や信仰が肉体に与えるよい影響は、特に人生の意味や目的、自分を超えるものとの関係をつかんだというような、宗教や精神面での転機を経験している患者に強く見られた」と論文の共同執筆者の1人は述べている。
2つ目の結果は、精神面についてだ。当然ではあるが、精神的に幸福な人は、不安やウツ、苦悩が少なくなっていた。また、神や宗教コミュニティとの関係性が薄れているように感じると、精神的な苦悩が強まるか、幸福感が小さくなっていくという。
3つ目の結果は、社会活動についてだ。幸福感が強く、怒りの神でなく慈悲の神を信じている、または、神は助けに来てくれるという確信を持っている人は、社会との関係を維持できることが多いという。
この論文の共同執筆者(ラストオーサー)であるウェイクフォレスト医学学校のジョン・サルスマン准教授は、「もし医療チームがこれらを試せるなら、より患者中心の治療ができる」と述べている。
◎「免疫力は信仰の力を持つとかなり上がる」
このように、信仰やよき精神性を持つことは、病気の治療にいい影響を与える。大川隆法・幸福の科学グループ総裁は、信仰の力について以下のように語っている。
「免疫力は、実は、信仰の力、信じる力を持つと、かなり上がってきます。
それは本人の意志としての想念の力でもありますが、日々、『仏のため、神のために、菩薩として頑張ろう』と思っていると、強い積極的な善念が体全体に満ちてきて、全細胞にじわじわと行き渡るため、免疫力が高まるのです。
そうすると、初期のガンぐらいであれば、すぐに治ってしまいます。免疫力が高まれば、自分でガンと闘って、治してしまうことができるのです」(『心と体のほんとうの関係。』所収)
信仰によってがんが消えたという事例もある。私たちの「心の力」は、現在考えられているよりもずっと強いのかもしれない。(泉)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『心と体のほんとうの関係。』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=124
幸福の科学出版 『ザ・ヒーリングパワー』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1224
【関連記事】
2015年4月6日付本欄 腰痛日記をつけると治りにくい 「病気の自分」は忘れる方が早く治る
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9448
2014年12月15日付本欄 ストレス、疲れ、病気に悩むあなたへ 潜在意識を使って、心と体をリフレッシュ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8900
【ロンドン時事】2020年東京五輪・パラリンピックでメーン会場となる新国立競技場の整備で、大成建設や建築家の隈研吾氏らによるA案に決まったことについて、当初採用されたデザイン案が白紙撤回されたザハ・ハディド氏の建築事務所(ロンドン)は22日、A案が同事務所の当初案と「顕著な類似が見られる」と批判した。
同事務所は声明で、ハディド事務所の当初案とA案の間に見られる「競技場のレイアウトや座席配置における顕著な類似により、われわれが2年かけた詳細なデザインとコスト削減策の正しさが確認された」と指摘した。
その上で「当初案のチームがそのまま継続してさえいれば、18カ月の遅れによるコスト増加や、20年の五輪に間に合わないかもしれないというリスクを取ることなく、建設は既に進行していただろう」と遺憾の意を示した。
[時事通信社]
【北京時事】インターネット上の書き込みが「騒動挑発」と「民族の恨みをあおった」罪に当たるとして起訴された中国の著名人権派弁護士・浦志強氏(50)に対し、北京市第2中級人民法院(地裁)は22日、懲役3年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
「法律問題ではなく、政治迫害」(複数の人権派弁護士)とされた浦氏の事件は、社会で影響力を高めた同氏への報復が狙いという見方が強かった。
徹底した言論弾圧を展開する習近平政権下で猶予判決は異例とも言えるが、「そもそも無罪だ」として法治なき長期捜査に批判が高まっている。
◇「英雄ではない」
「関心を持ち、支持してくれたあらゆる友人に感謝したい。しかし私は『英雄』ではない」。浦氏は判決言い渡しを終え、弁護人にこう語った。
22日夕、拘束から1年7カ月ぶりに拘置所を離れた。ただ自宅に帰らず、しばらくの間、当局に指定された場所で生活する。「妻と一緒で環境もいい。しばらく休息したい」と周辺に語ったが、完全な自由は実現していない。
浦氏の拘束を主導したのは北京市公安局だった。浦氏は弁護士として、「言論の自由」を推し進める訴訟案件を数多く手掛け、不当な拘束制度「労働教養」の廃止に貢献した。
内外メディアを巻き込んで世論のうねりを上げ、人気時事雑誌の表紙を飾るなど存在感を高めた。関係者によると、公安局は当初、「浦は調子づいている。この辺で逮捕する必要がある」と強気の意向だった。
拘束のきっかけは2014年5月、天安門事件を回顧する研究会出席だったが、「口実」にすぎなかった。
公安局は浦氏の経済犯罪や日本訪問の経緯なども徹底的に捜査。何も不正は見つからなかったにもかかわらず、11月には中国版ツイッター「微博」の書き込みに関して「国家分裂扇動」も含めて四つの罪で起訴するよう検察当局に求めた。
しかし、検察当局は何度も公安局に再捜査を命じた上、起訴したのは二つの罪のみ。当初問題視した書き込みも37件に上ったが、最終的な起訴対象は7件に減った。
改革派の法学者は「政治的に行動する公安局は法治を無視するが、検察官や裁判官は法律家として、(政治事件である)浦氏の処理に圧力を感じていたはずだ」と解説する。
◇内外の釈放要求
浦氏や弁護側は法廷で無罪主張を展開したが、微博での荒い言葉遣いなど「誤り」を認めた。
方、国営新華社通信は「(浦氏は)積極的に罪を認め、罪を悔やんだ」と報道。双方には食い違いがあるが、法院は浦氏が自白したため猶予判決になったと強調した。
法院が一定の配慮を示した背景には、起訴自体に無理がある政治事件だった上、「言論弾圧だ」と批判する米政府など国際社会や国内の改革派知識人が釈放要求を強めていたことがある。
浦氏の弁護人は「法院として、無罪以外で最良の選択を下した結果だ」と解説した。
体制の安定を最優先する習指導部は、共産党権力と対峙(たいじ)する民間勢力の台頭に危機感を強め、人権派弁護士や民主活動家らを相次ぎ拘束している。
今後も引き締めを弱めることはないとみられるが、浦氏の事件は、習指導部が掲げる「法治」が、中身の伴わないスローガンにすぎないことを改めて印象付けた。
[時事通信社]
読売新聞山梨県の中央道で2012年に起きた笹子ささごトンネル天井板崩落事故で死亡した男女5人の遺族12人が、トンネルを管理する中日本高速道路(名古屋市)と子会社に計約9億1000万円の損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁(市村弘裁判長)は22日、「点検方法ははなはだ不十分」などと両社の過失を認定し、計約4億4000万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決は、遺族側が「懲罰的な意味合い」を込めて上乗せしていた慰謝料を大幅に減額したものの、過失の有無に関しては遺族側の主張を全面的に認めた。
訴訟は、〈1〉中日本高速道路と子会社の中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京が事故を予見できたか〈2〉点検方法は適切だったか——を中心に争われた。