元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

自殺を考える鬱(ウツ)の日々から抜け出して

2016-06-01 21:22:08 | 日記

自殺を考える鬱(ウツ)の日々から抜け出して

 どうしても起き上がれない、生きていたくない……。ある朝、突然ウツになり、ひきこもるようになった私。7年にわたる泥沼の苦しみに沈んでいた私の心にある日、”奇跡”が起きました。

この世で一番不幸なのは私

 私はこれまでの人生の大半を、「この世で一番不幸なのは私だ……」そう思って生きてきました。20代後半でウツ病になってからは特に、体は鉛を流しこまれたように重く、心は家族や周囲への恨みでいっぱい。死ぬことばかり考えていました。

 そんな私を救ってくれたのは、幸福の科学の方々でした。皆さんの愛にふれて初めて、自分が今までたくさんの愛を与えられてきたことに気づき、ウツから立ち直ることができたのです。

雨漏りのする家

 私が育った家は、雨が降るたびに何カ所も雨漏りがするような借家でした。私が生まれて間もない頃、父が営む金融会社が、知人にお金を持ち逃げされたことから借金を抱えて倒産。一家は、親戚の助けを得ながらやっと暮らしていたのです。

 父は工場勤務に加え、早朝の新聞配達もしていました。幼な心に、私は父の体が心配で、「新聞配達やめればええのに」と言うと、父は笑って私の頭をなでてくれたものでした。

「心配せんでもええ。新聞配達は健康のためにしとるんや」

 いつも優しいこの父が、私は大好きでした。

私はいらん子?

 一方、母はいつも不機嫌でした。腎臓が悪かった母は、いつも眉間に皺を寄せていました。私は母に優しくしてほしくて、母の気を引こうと必死でした。

「お母さん、抱っこして」

 両手を伸ばす私に、母は決まってこう言います。

「甘えやんの(甘えないで)」

 また、具合の悪い母のために皿洗いを手伝おうとしても、いつも冷たく追い払われました。

「さわらんといて!」

 次第に私は、「お母さんは私が嫌いなんや。いらへんのや」と思うようになりました。

生きていたくない

 中学生になると、わが家と友達の家を比べるようになりました。雨漏りもせずお風呂のある家、流行りの服やラジカセ、優しい母親――。

「なんで私だけ、こんな不幸なんやろ?」

 しかし、そんな惨めな状態を、人には知られまいと私は必死でした。小中高と成績は常に上位を保ち、「優等生」で通したのです。ところがふとした時に、いつも同じ思いがこみあげてきます。

「生きていたくないなぁ……」

 死んで灰になって、自分を消滅させたいということが、いつしか私の唯一の願いとなっていきました。

父の死・母の病

 苦難は続きました。高校3年の時には、父がガンで他界。悲しみを心に抱えながら、私は高校卒業後、生命保険会社に就職。ほどなくして母がパーキンソン病を発病したのです。

 当時、同居の兄は昼も夜も仕事を持っていたので、母の世話は私が引き受けるしかありませんでした。母は銭湯に行くにも病院に行くにも、私の助けを求めます。その度に子供の頃の辛かった思い出が甦りました。

「抱っこもしてくれなかったくせに! なんであんたの世話なんかせなあかんの!」

 そう思う反面、母を見ていると、放っておけません。頼まれる前に世話をし、「文句はないでしょ」とばかりに、夜は繁華街に出かけました。心にも体にも、やり場のない怒りと疲労を充満させながら―― 。

体が動かない

 あれは、27歳のある朝のことでした。体が重くて全く起き上がれなくなってしまったのです。家事は兄と母がやるようになりました。

「2人でできるんやんか。今まで私に押しつけとったんやな。お母さんの面倒は、私より可愛がられとった兄ちゃんが見るべきなんや!」

 閉め切った暗い部屋で布団にくるまっていると、昔の嫌な思い出が頭を駆け巡ります。舌打ちをして私を見る母の冷たい視線。兄は新品の学習机を買ってもらったのに、私にはボロボロの事務机が与えられたこと……。体も心も、何倍もの重力で押しつぶされるようでした。

「死ぬな!」

「結局、こんな自分から逃れるには死ぬしかないんや」

 とうとう私は、死を決意しました。自宅で餓死すれば、母と兄への復讐になるし、自分を消すこともできる。その一念で食べ物を断って一週間。簡単には起き上がれない状態になりました。そんな時、ふいに心の中に、ある考えが浮かんだのです。

「このまま死んではいけない」

 どうしてそんなことを思ったのかは分かりません。でも、心に浮かんだその言葉は、「死ぬな、死ぬな」と訴えかけてきます。

「……救急車……」

 私は何かにせっつかれるように、泥のように重たい体を引きずりながら受話器に辿り着くと、自分で救急車を呼びました。

そして、精神病院へ

 私はウツ病と診断され、精神病院に収容されました。ベッドで点滴を受けていると、兄と、交際相手のMさんという女性が病室のドアを開けました。

 Mさんは、まっすぐ駆け寄ってきて、初対面の私を、ぎゅうっと抱きしめたのです。私は何カ月もお風呂に入っておらず、垢と臭いにまみれた状態だったはずです。けれどもMさんは、そんなこと気にもせず、何も言わずに抱きしめ続けてくれました。

「こんな人がいるんや……」

 それからもMさんは、通ってきてくれるようになりました。Mさんが来ると、病室がぱっと明るくなります。幸福の科学の会員であるMさんは、人生の意味や苦悩の意味を、少しずつ教えてくれました。

「Cちゃん、魂は永遠だから、自殺したって自分を消すことはできないのよ」

 うそやろ? そんなん最悪や――。 魂は永遠と聞いて、当時の私は落胆しました。一方で、「自殺者は成仏できない」と教えられると、「あの時死ななんで良かった」と、心底ホッとしたのを覚えています。

心に響いた一言

 2カ月後、私はたくさんの薬を持たされて退院しました。兄は私がひきこもらないようにと、サービスエリアでの販売の仕事を見つけてきました。しかし私はその仕事が合わず、半年後、またひきこもってしまったのです。

 真っ暗な部屋で、過去の事をぐるぐる思い出しては、ブツブツと恨み言をつぶやく日々……。そのうち母は老人施設に入所していきました。

 兄とMさんは、その後結婚。Mさんは度々家に来ては、 仏法真理の話をしてくれました。

「本当の『愛』はね、自分から与えるものなの。幸せになりたかったら、自分から人を愛することが大切なのよ」

 ある時Mさんが言った言葉が心に響きました。私は時折、その意味を考えるようになりました。

外に出てみたものの……

「外に出る練習と思って、支部でボランティアさせてもらったら?」

 ひきこもって6年。自分でもどうにかしなければ、と思い始めていた矢先、Mさんの勧めに従って、幸福の科学の支部に通うことにしました。掃除や備品の整理をしながら、緊張してぎこちなくふるまう私に、皆さんが優しく接してくれます。

「Cちゃん、こんなんできたん? すぐにお嫁に行けるやんか」

 しかし、褒められる度に、「私は褒められるような人間じゃない」と、強い違和感を覚えました。いたたまれなくなった私は、半年後、パタッと支部に行かなくなりました。仕事を投げ出してしまって、皆、怒っとるやろな――。心の中は罪悪感でいっぱいです。

こんな私でも、愛されていた

「Cちゃん、本当にこのままでいいの? 皆、あなたを待っとるよ」

 ある日、いつになく強い口調のMさんに連れられて、2カ月ぶりに支部の門をくぐりました。すると――。

「あっCちゃん! 元気やったん?」

「よかったー、会いたかったんよー!」

 満面の笑みと歓声が、私を迎えてくれたのです。呆然としてしまいました。皆が次々と抱きしめてくれます。泣いておられる人もいました。皆の温かさが心にしみてきて、自然と涙がこぼれました。

「私、こんなに中途半端やのに、受け入れてくれるんやな……」

 私はそれまで、完璧にしないと嫌われると思いこんでいました。でも、支部の皆さんは、未熟な私を受け入れ、こんなにも愛してくれていたのだと分かったのです。

「私、アホやったわ」

 急に心が軽くなりました。長年身に付けていた鎧を脱いだようなさっぱりとした気分です。たった今、これまでの自分と訣別できたのだと実感しました。すると、今まで一度も考えたことのない思いが、湧き上がってきたのです。

「生きていこう!」

新しい人生の出発

 私はその日のうちに「いつかこれを飲んで死のう」と貯めていた大量の安定剤を捨てました。また、支部行事に参加しては仏法真理を学びました。また、支部行事に参加しては仏法真理を学びました。

 そうするうち、Hさんという会員の方と知り合いました。一緒にいると心が安らぎます。自然におつきあいが始まりました。やがて、私達は、たくさんの方の祝福の中、結婚式を挙げました。

辛かったんやね、お母さん

 ある時私は、法友のIさんが母親との葛藤に苦しんでいることを知りました。私は、彼女が人生にどう向き合えばいいのかを、主人と考えていきました。人は魂修行のための人生計画を立てて生まれるといいます。

「彼女は何を学ぶために、その人を母に選んできたんだろう?」

「Iさんは、自分を愛してくれない母親を持つことで、かえって愛の大切さを知ったんや。そして、そんな母親を恨むんじゃなくて、本当は与えられていたことに気づいて、心から感謝できるようになることを、人生の問題集として設定してきたんやろなぁ」

 自分でそう言った瞬間、ハッとしました。彼女への結論は、そのまま自分への解答でもあったのです。

「私は自分の気持ちを分かってほしいばかりで、お母さんの心なんて考えてなかった。それは「奪う愛」や。だからずっと苦しかったんや……」

 私は母の生い立ちを辿っていきました。以前聞いた話では、幼い頃に実母を亡くし、父親の後妻に子供が生まれてからは邪魔者扱いされていたとか。母もまた、愛に飢えていたのです。やがて結婚してこれから幸せになれるという時の父の会社の倒産。どんなに辛かったか――。

 母は私を毛嫌いしていたのではない、優しく抱きしめられた経験がないから、私にどう接していいのか分からなかったのでは。そう思い至った時、急に胸が熱くなり、母が不憫で涙がどっとあふれました。また、母との葛藤があったからこそ、信仰の道にいざなわれたのだと気づきました。 「私は不幸だったんじゃない。本当は全てを与えられてたんや……」

ウツは必ず治る

 それからは、母の入所先の施設をよく訪ねるようになりました。認知症の症状が出始めた母は、私に気づかないこともありますが、母の手をとって感謝を伝えると、母は微笑んでくれます。

 私がウツになったのは、自分がいかに不幸かということばかり考え、与えられているものから目をそらしていたことが原因でした。でも、生きている限り、本当はたくさんのものを与えられています。そのことに素直に感謝した時、憎しみや悲しみは消え、心に喜びが生まれるのだと、今は実感できます。

 私は今、同じ苦しみの中にある人に、仏がいつも見守ってくださっていること、「奪う愛」をやめて「与える愛」を始めることで、必ず苦しみから解放されるのだという真理をお伝えしています。

 それが、私を苦しみの泥沼から救いあげてくれた幸福の科学の友人や、どんな時も傍らにあって、愛と慈悲を注ぎ続けてくださった仏へのご恩返しになると思うからです。

義姉のMさんより

 初めてCさんに会った時、「絶対にこの子を助けたい」と思いました。信仰に出会って心の持ち方が変わることで、ウツを克服できた人はたくさんいます。Cさんも必ず治ると信じていました。彼女の良さが見えてくると、「あなたには良いところがたくさんあるのよ。本来のあなたになろうね」と、よく語りかけていましたね。

ご主人のHさんより

 妻は、支部の皆さんの温かさにふれて、ウツ病から立ち直ることができ、彼女本来の長所を発揮できるようになりました。妻の長所は、人の好き嫌いがなく、誰とでも仲良くなれること。今は苦しんでいる人の心の支えになりたいと頑張っているんです。


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昨年の自殺者 2.5万人を下回る。霊的真実を知ることが、自殺を減らす根本的な解決策

2016-06-01 15:07:21 | 日記

昨年の自殺者 2.5万人を下回る

政府は31日の閣議で、自殺対策白書を決定した。白書によると、昨年の自殺者は18年ぶりに2.5万人を下回り、2万4025人だった。

自殺した人は、年代別にみると、40代が4069人(16.9%)、50代が3979人(16.6%)、60代が3973人(16.5%)。自殺の原因は、健康問題、経済問題、家庭問題の順に多いという。

白書は、身近な地域で、それぞれの実情に応じた、きめ細やかな対応が必要だと指摘した。

⇒政府が指摘するように、身近に相談に乗ってくれる人がいれば、自殺を思いとどまる場合も多いだろう。ただ、それだけでは根本的な解決にはならない。
 
「人間はあの世からこの世に生まれ、人生修行をしている」という霊的真実を知ることが、自殺を減らす根本的な解決策だ。人生の苦難や困難は、魂を磨くためのものと、見方が変わるからだ。自殺をしても、あの世があり、魂も生き続けるため、自殺した時の苦しみが何十年も続いてしまう。そうした苦しみを味わう人を増やさないためにも重要な視点だ。

【関連記事】
2014年4月号 「自殺を減らそう!キャンペーン」11周年 - Happy Science News - The Liberty 2014年4月
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7404


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【参院選】年金問題って何が問題だっけ?

2016-06-01 15:02:35 | 日記

【参院選】年金問題って何が問題だっけ?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11424

毎日新聞がこのほど行った全国世論調査(18歳以上のいる1887世帯から1033人が回答)によると、7月の参院選で最も重視する争点として、「年金・医療」が挙げられています。参院選を迎えるに当たり、本欄では、年金を取り巻く現状や問題について振り返ってみます。


◎少子高齢化で年金制度は崩壊

そもそも年金とは、老後に生活費が枯渇しないように現役時代から積み立て、退職後に受け取ることで成り立ちます。

ただ、現行の日本の年金制度では、自分が積み立てたお金がそのまま戻ってくるわけではありません。現役で働く世代が払った年金保険料が、そのまま高齢者に支払われる仕組みになっているからです。これを年金の「賦課方式」と呼びます。 

その結果、高齢層は自分が積み立てたよりも多くのお金をもらえますが、現在働く世代は積み立てた分のお金すらもらえず、損をします。賦課方式は、若者人口が増え続けているのであれば、維持できたかもしれません。しかし、現在の日本は少子高齢化の真っただ中です。

2015年時点で、15〜64歳の人たち2.3人で65歳以上の高齢者1人を支えている状況です。この割合は、2060年には1.3人になると見込まれています。1950年には12.1人だったことを考えると、現在の15〜64歳の負担は並大抵ではありません。

日本の人口構成上、現状の年金制度はとっくに破綻しているのです。


◎グリーンピアの閉鎖やGPIFによる運用の失敗

さらにこれまでに集められた積立金の運用にも問題があります。厚生労働省の試算によると、2014年度末に本来あるべきはずの厚生年金と国民年金を合わせた積立金が、1千兆円も失われています。

その一例が、1980年代に各地に建設されたグリーンピアです。 

グリーンピアは年金施設の中でも最大規模で、大規模保養基地と呼ばれていました。厚生労働省が約4千億円の積立金を使い、全国13カ所で建物をつくったのですが、利用者は少なく赤字続き。その後相次いで閉鎖され、地方自治体に安価で売却されてしまいました。

また、現在、年金積立金を管理・運用している、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も2015年度、計5兆円以上の損失を出す見通しです。

賦課方式という年金制度の崩壊、運用の失敗による積立金の不良債権化——。政府の年金政策は失敗の連続です。このまま年金制度の見直しがされなければ、今働いている世代が将来、年金をもらえなくなるという事態は避けられません。参院選では、年金制度の改革の議論の他、年金問題を作り上げたこれまでの政府の責任も追及されるべきでしょう。

年金は、今後、積み立て方式へと移行していくことが現実的です。また、政府が最低限のセーフティネットは確保するとしても、自分の子供や家族に面倒を見てもらったり、地域の人たちでいざという時に助け合うなど、人と人との結びつきを見直す必要もありそうです。政府頼みでは豊かな老後が送れない時代に突入しているのです。(冨野勝寛)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『夢のある国へ——幸福維新』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=107

【関連記事】
2012年6月月号 国民は「年金ネズミ講」の被害者だ - ナチス戦犯並みに官僚・政治家の責任追及を!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=4193

2010年6月号 年金問題の根本解決
http://the-liberty.com/article.php?item_id=803


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「1億総活躍」は統制経済? 賃金引き上げなど概要が判明。政府が賃金を決める。国家社会主義に突き進む

2016-06-01 11:18:38 | 日記

「1億総活躍」は統制経済? 賃金引き上げなど概要が判明。政府が賃金を決める。これって共産主義?国家社会主義に突き進む自民党政権。


政府が策定する中長期計画「ニッポン1億総活躍プラン」の概要が判明し、「経験を積んだ保育士の賃金の月約4万円引き上げ」「同一労働同一賃金」「介護職の月給約1万円引き上げ」などが盛り込まれていることを、14日付読売新聞などが報じた。

関係閣僚と有識者で構成する「1億総活躍国民会議」で18日に決定した後、31日に閣議決定する予定だという。

どうも政府の掲げる「1億総活躍」には、統制経済の影が見える。

ここで一つ例え話をしたい。起業家のタロウさんが飲食店を開こうとしている。人件費は月100万円として、月20万円でまずは5人雇うことにした。ところが、政府からの指示で賃金を上げなければならなくなり、月25万円にすることに。しかし、人件費を25万円×5人=125万円も払えないタロウさんは、やむをえず100万円÷25万円=4人を雇うことにした……。

実際はこんなに単純ではないが、本来企業が決めるべき賃金を政府が決めれば、これと同じようなことが起こりかねない。政府は国民の経済的自由を奪うべきではない。

【関連記事】
2016年4月9日付本欄 自民党が「同一労働同一賃金」中間提言案 善意からも全体主義が生まれる
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11176


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北朝鮮の核は"カード"から"現実"へ 日本は今こそ平和のための核保有の検討を

2016-06-01 07:21:14 | 日記

北朝鮮の核は"カード"から"現実"へ 日本は今こそ平和のための核保有の検討を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11426

北朝鮮による相次ぐ中距離弾道ミサイル(ムスダン)の発射実験をうけ、日本政府は30日、自衛隊に迎撃態勢をとらせる「破壊措置命令」を発令した。

中谷元防衛相は31日、今回の北朝鮮のミサイル実験を受けて、「被害を受けた事実はない。常にいかなる事態が起きても大丈夫なように対応している」と述べた(31日付ロイター電子版)。

北朝鮮は 2006 年、2009 年、2013 年に続く 4 回目の核実験を2016年初に実施。直近の核実験は、原爆よりもはるかに大きな被害をもたらす「水爆」であると公式発表されている。北朝鮮は4月15日、28日に計3発のムスダンを発射したが、いずれも空中で爆発するなどして失敗した。韓国軍は追加発射の可能性もあるとみて警戒を強めている。


◎ミサイルを100%撃ち落とすことは不可能

日本のミサイル防衛システムは、北朝鮮が1998年に弾道ミサイルを発射したことをきっかけに導入が決まった。日本周辺に配備されたイージス艦が海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を発射し、大気圏外で弾道ミサイルを迎撃する。撃ち漏らしたミサイルは、地上の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が狙い撃つという二段構えのシステムになっている。

一見、万全の態勢のように見えるが、SM3、PAC3とも実戦で発射したことがなく、射程もPAC3は数十キロしかない。「事前に部隊を配置する必要があり、北朝鮮が事前予告なく発射した場合、迎撃は簡単でない」(自衛隊関係者)との見方もある(3月16日北海道新聞)。

実験を経るごとに精度が増しているとみられる北朝鮮の核ミサイルを、100%の確率で迎え撃つことは不可能に近いだろう。


◎核装備の保有が最大の抑止力

隣接する韓国では、与党幹部から「自衛のために韓国も核を保有すべきだ」との意見も出始めている。

北朝鮮が核を持たない日本などを狙う可能性は大いにある。だからこそ、核を持つことは北朝鮮に対する抑止力となる。むしろ、核を持たずに丸腰で北朝鮮の暴走を許せば、数百万、数千万単位の人命が失われてしまう。

北朝鮮による核ミサイル発射の危機を食い止めるために、状況によっては、アメリカから核のレンタルを検討するなどの対策が必要だ。

6月3〜5日にシンガポールで開催されるアジア安全保障会議の中では、日米韓3カ国の防衛相会談が行われる。会談では、北朝鮮の核・ミサイル開発問題が主要論点になるとみられる。日米韓が具体的な行動を伴う議論を進めることを期待したい。(小林真由美)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『北朝鮮・金正恩はなぜ「水爆実験」をしたのか』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1612

【関連記事】
2016年3月16日月本欄 北朝鮮が大気圏再突入のミサイル試験に「成功」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11063

2016年3月10日付本欄 金正恩氏「核の小型化成功」に初言及 日本は核武装も視野に入れた国防体制の強化を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11041

2016年3月号 世界で最も核兵器に無防備な日本 - 中国、北朝鮮の核をなくす方法 - 編集長コラム 
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10830


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