【参院選】よく見ると「自民」「民進」「幸福」の三つ巴! いまこそ「新しい選択」を
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夏の参院選を控え、新聞や雑誌には、立候補予定者の一覧などが掲載され始めている。
2日付産経新聞にも、選挙区の一覧が掲載された。「反自民」「反安倍」で利害を一致させた野党が、候補者を絞り込んで選挙協力しており、「民進、共産、社民、生活の野党4党は32の改選1人区の全てで『統一候補』を擁立し、反転攻勢を狙う」(同紙)。
見逃せないのが、その32の改選1人区のほとんどで、「自民党、民進党、幸福実現党」の三つ巴の構図になっていることだ。
◎自民党に入れると借金が増える 民進党に入れると国難が訪れる
保守層の多くが、「自民党に入れておけば安心」と考えているかもしれない。
だが、安倍自民党が騒いでいる「1000兆円の借金」をつくってきたのは、自民党政権であることを忘れてはいけない。
農業や建設業などさまざまな業界に、予算や補助金をバラまく見返りに、選挙で票を入れさせてきた。つまり、票を金で買う、「合法的な買収」である(本誌2016年7月号記事「自民党の正体 - 借金1000兆円になった理由とは?」に詳述)。
そもそも、2009年夏の衆院選で自民党が負けたのは、有権者の多くが、バラまきを重ねる自民党政治に限界を感じたから、ではなかったのか。
民主党(現・民進党)も、2009年の衆院選で、政権交代を果たしたが、外交も国防も分からず、いたずらに日米同盟に亀裂を入れたり、中国に朝貢外交を行い、尖閣沖の中国船衝突事件で中国人船長を帰国させるなどして、日本の主権や誇りを失わせ、国防や経済の危機を招いた。
◎幸福党の政策をパクる自民党 でもマスコミは報じない
現在も日本は、北朝鮮や中国の軍事的な脅威にさらされており、安全保障上の問題や安倍政権による増税路線で経済的にも厳しい状況が続いている。
本格的な宗教政党「幸福実現党」は、2009年の立党以来、一貫して、北朝鮮・中国の脅威から国民を守るために国防強化の必要性や、消費増税をやめて減税による景気回復などを訴え続けてきた。ところが、同党の政策をマスコミが詳しく報じないことをいいことに、自民党が、政策を「パクる」ことが常態化してきた。
金融緩和、インフラなどへの大規模投資、米軍基地の辺野古移転、原発の再稼働、TPPなどが主なものだ(本誌2016年6月号記事「立党7周年 日本と世界をリードした幸福実現党」に詳述)。
◎間違った政党は、正しかった政党に道を譲るべき
消費増税の再延期について、安倍首相は「再延期はこれまでの約束と違う新しい判断」と居直ったが、増税で経済成長できると思っていた自分の判断が間違っていたことを、正直に国民に謝罪すべきだろう。
自民党とは逆に、長年にわたって、「増税で経済成長はできない。減税すべきだ」と、ブレずに訴えてきた政党こそ、有権者に選ばれるべきではないか。
三つ巴の戦いの中で、自民党はダメ、民進党はもっとダメ。では、最後に残るのは、どの政党か。いま、有権者に「新しい選択」が示されている。(小林真由美)
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2016年7月号 幸福実現党の覚悟
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