『Bob Dylan Japan Tour 2023』
その『東京公演最終日(4/16)』は
『現在迄の日本公演の集大成的ライブ』
だったね!
オーディエンスも前日に次いで多く
『会場全体が準備ok!』
という感じで
公演前から盛り上がる兆候あり!
とは言えこの日も
『アリーナ席』
は、埋まれど
『スタンド(バルコニー1)席』
『スタンド(バルコニー2)席』
の中央部分だけを埋めて
両サイドの
『せり出し席』
にお客様はゼロ!
いつも通り
『スタンド(バルコニー3)席』もゼロ!
こちらのチケットを持っている人は東京最終日も
『スタンド(バルコニー2)席』
への振替え!
この日は余談だが
本紙でもお馴染み
「スターマン☆アル(写真)」
と一緒だ!
ロックな彼が
『どう評価するのか』
も楽しみなところ!
そうそう、前日の土曜日公演レビューで俺はこう書いた
『事もあろうに開演時間より約3分ほど早くボブ達は現れて、ショーをスタートさせちまった!』
お陰でトイレに麦茶を入れた水筒を忘れてね…。
大変悔やまれるぞ。
どうしてくれる?ボブ(笑)!
ご心配の声も頂いたので
念の為に書いておきますと
水筒は『忘れ物コーナー』で保管され
無事に手元に戻り、今回のショーは
『時間キッカリに開始』されました!
前置きが長くなりましたが(笑)
最終日は結論から言えば
『日本公演の集大成ライブ』
であり、
演奏もボブも会場の雰囲気も実に良く
「名古屋への期待が大いに高まる公演」
となったんだ!
バンドは完成系に近く
強弱もバランスも進化!
そこにリラックス感も加わって
『やっとバンドらしくなった!』
ホントひと安心ですよ!
何より新ドラマーを中心に添える事が出来、
グッとパワーupしましたね!
それに伴い
『ボブの声も益々自由自在になっている』
し、ピアノも弾きやすそうだった!
今回ツアーでは初参戦の
『スターマン(彼はピアニストでもある)』
曰く
「今まで見たボブ公演でもベスト!」
とのこと!
まさに『円熟味溢れる公演』となった!
昨夜のチェックポイントと言えば
オープニング曲
「Watching the River Flow」
では、すぐに歌い出した前日とは違い
『1分ほどのブルースイントロ』
によるスタート!
ブリッジ部を長めのピアノソロが引っ張り
『ボブのピアノも調子が良さそう!』
と期待が高まるゾ!
「I Contain Multitudes」
にはYesterday tooの歌詞から
ずっとエコーが入った!
深かったり浅かったり…と常に変化有り!
良い効果だったと思うな。
ちなみに、このエコーは
「Black Rider」
「I've Made Up My Mind to Give Myself to You」でも聴けて、この日は多目だったね!
ショー自体は緊張感もリラックス感も有り
『ボブもバンドも会場も、全てが良い感じ』
で進み、日替り?と思われていた
14曲目を待つも
「That Old Black Magic」
にセットは逆戻り。
しかし、コレ
『ボブも演奏も抜群にキレがイイ!』
素晴らしい黒魔術に魅せられたんだ!
これで一件落着!
と思いながら聴く次曲
「Mother of Muses」
はボブの歌もピアノも美しく
会場全体が酔いしれる…
ボブの
「サンキュー」
と共にボブから笑い声が聞こえる。
「さあ、ジミーリードだ!」
と待ち構える俺に
『全く異なるピアノとアコギ音が届く』
そして予想外にココで出た!
リベンジのデッド曲
『Brokedown Palace』!
しかし、この日はボブ自身の自滅か?
歌の途中でマイクから離れ
ピアノで1人違うキーを弾き出してしまう!
しばらくバンドは元のキーでプレイし
ボブのズレズレ状態によるJAMが続く!
そして
『バンドがボブのキーに合わせた』
かと思うと、アンプラグドな感じで
「Goodbye Jimmy Reed」
へと流れ込んだのだ!
『思わぬ展開に大満足している会場』
に響く、ラスト
「Every Grain of Sand」
は、俺にとって
『この東京5公演を思い出させるエンドロール』
のバック音楽に聴こえてね…。
やっぱり感傷的になっちゃうもんよ。
だって、もしかしたら
『俺にとってのファイナル・ボブになってしまう』
かもしれないから…。
勿論まだJapanツアーは続き
『名古屋での3公演』
を残してはいる!
しかし諸事情により俺自身
名古屋へは行けない。
だからこそ『胸に迫るもの』が有ったんだ。
読書諸君には、
そんな俺に代わって
『ぜひともボブを見届けて欲しい!』
そう思ってならない。
間違いなく
『ボブもバンドも好調さを維持する』
であろうし、最終日にはリベンジの
『Brokedown Palace』
を
『最高の形で完成させる』
はずだ!
そんな予感が、俺にはする!
このツアーは
『ロックコンサートではなく、最高に美しい…そんな極上のアメリカンミュージックを聴く集い』
である。
『本物の良い音楽を生で味わい、泣きたい!』
そんな夜を必要としている
『あなた』!
名古屋でもボブは優しく語りかけてくれるよ!
『もう迷わなくていい!』
ってこと。
俺は言い切れるよ!
《Mash 筆》