令和5年10月24日(火)霜降、晴れ。
「暑い、暑い」とそうこうしているうちに、今日は二十四節気の‘霜降’です。朝の寒さを忘れさせる好天になりました。
出羽三山‘卯年御縁年’に参拝のため羽黒山へ出かけます。六十里越え街道は進むほどに緑の山々に赤みが増し、将に山装うです。
出羽三山三神合祭殿が‘月山卯年御縁年’の幟で迎えてくれます。合祭殿と鐘楼殿は萱葺き屋根の補修のため、大掛かりな足場が組まれています。
合祭殿へ詣で月山神社、湯殿山神社、出羽神社の三神へ参拝します。兎は月山神のお使い月の精とされ、悪運から逃れる力があるもので、この歳に参拝すると12年分のご利益があると伝えられます。三神なのでお願いことも三倍お願いします。
鏡池から合切殿を望みます。両脇を飾るのは昇り龍と降り龍です。
‘平和之塔’の上で羽ばたくのは三本脚の烏です。近年日本サッカー協会のエンブレム‘八咫烏’にあやかり、サッカー試合の必勝祈願に見えるチームもあるようです。
日本国歌「さざれ石」は古今和歌集が出典と思っていたら、このようないわれを記す石碑がありました。暫く無沙汰するといろんなものが建立されています。
重い思いを三神にお願いし、気持ちの軽くなったところで‘玉川寺’の庭園を眺めます。この時季はもみじには早く、花ひとつない寂しい風景です。
‘喫茶去’の間で抹茶を戴きます。お茶請け菓子はもみじを連想させるものです。小さい秋を見つけました!