令和5年5月26日(金)晴れ。
高校三年生の孫のユニホーム姿を見たくて、応援を所望したところ快諾していただいたので、「孫のサッカー応援ツアー」を企画し嬶様と朝早く旅発ちます。
東京駅を前にしてビルの合間に微かに富士山の綺麗な姿を見つけ、幸先の好い吉兆と喜びます。(註:看板の学校の文字の上に)
明日の試合の前に必勝祈願の提案が嬶様からあり、直ぐに同意して鎌倉まで脚を伸ばします。9年ぶりの来訪ですが相変わらず賑やかです。
平日でも賑わう小町通りを一瞥して先を急ぎます。
建長寺の境内に漸く立ちます。実は9年前時間がなくて隣の名月院まで来て、建長寺まで脚を伸ばせなかった苦い経験があります。
総門(巨福門)。初代住職は蘭渓道隆、日本史で教わったようです。
建長寺は正式名称を「巨福山建長興国禅寺」と言うのだそうです。鎌倉幕府5代執権北条時頼によって創建されたそうです。
三門は三解脱門の略で、楼上に五百羅漢などを安置し、その下を通ると心が清浄になると言われているそうです。
鐘楼、梵鐘は建長7年(1255)鋳造。創建当時から残る貴重な鐘だそうです。
柏槇は蘭渓道隆のお手植えだそうです。
地蔵菩薩に先ず必勝祈願をします。
由緒書きです。
法堂の釈迦苦行像、千手観音菩薩にも必勝をお願いします。
法堂は木造建築では関東最大級のものだそうです。天井には日本画家小泉順作画伯が描いた水墨画の雲龍図だそうです。
由緒書きです。
唐門は方丈(龍王殿)の正門です。
石垣に可憐な花が群生してたので思わずパチリ、イワタバコの名を教わります。
龍王殿ともよばれ宝冠釈迦如来が祀られています。
蘭渓道隆の作庭だそうです。
建長寺の必勝祈願を終え喉の渇きを覚え、冷たい甘酒をいただきます。冷たい甘酒は初めて口にしますが、暑くなったせいもあって美味しくいただきます。
願掛けの梯子をします。鶴岡八幡宮へ詣でます。
相変わらず修学旅行で混雑しています。ここからと言うときに歩行不如意になります。
この石段を登れそうもないので嬶様に願掛けをお願いし、ここから遥拝します。
60余年前修学旅行で500余名の生徒が、石段一杯に整列し写真撮影した記憶がオーバーラップします。必勝祈願に手応えを覚え明日が楽しみです。
漸く八王子のホテルへ帰り、祈願の手応えと暑さに生ビールを美味しく御馳走になります。
明日の孫の活躍を期待しながら話が踊ります。「ヨーシ、明日は応援頑張るぞ!」