東鳩会第百回月例会は平成25年9月19日(木)、奇しくも中秋の名月と重なり‘みちのく亭’で百回記念を月見の宴と洒落ました。
〈月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月〉 よみ人知らず
平成16年4月19日月例会を開催して以来、9年5カ月をもって百回を迎えます。「この9年間この暖簾に元気を貰ったな~」と感謝の半面、年々参加者の減少に多少とも危惧の念を抱きます。
「オカダ!おまえ忙しくないの?明日彼岸の入りだよ」ヤッさんの元気な声が飛び交います。「明日からは忙しいの。だから今夜ゆっくりと英気を養うの!」と諭すような口ぶりで相対するのはオカダくんです。
「チバちゃん、孫できた?」ハチヤくんが声を掛けます。「うん、1歳と〇ヶ月なるはー」「めんごいべー」「めんご~い」「おらえの孫もめんごい~女の子はまだめんごい!」孫を礼賛する好々爺です。「今年のキノコの出来はマアマアのようだが、あけびは悪いなータカオちゃん処のあけびどうだよ?」今年の山菜の出来柄をヤッさんが解説します。
「母校創立130周年の寄付金募集したべした。目標額達成したのは年寄りOBで若いOBから集まらないのっだなー愛着心ちゅうものないんだべがー」と口説くのは評議員役のコイチロちゃんです。「女子学生が多くなったから?」「名物先生がいなくなったから?」ヤノくんとオカダくんが怪訝な顔で尋ねます。ハチヤくんが「昔みたい各学年各クラスの中にリーダーがいなくなったってことよ!」と決めてくれます。
今夜の締めは‘カレーうどん’です。芋煮を食べた後にカレーのルーを入れて作るカレーうどんがトレンディーなのです。全国的に名月へのお供え物に里いも類の芋類が多く見られます。月見の宴にはピッタシの料理です。イカと天麩羅も食べているんです。「メタボ大丈夫!」
「これこれよー芋煮の後はこれっだな~」とヤッさん。「ヤッサン!しあわせ!」ノリちゃんが合いの手を入れます。「し・あ・わ・せ~」
「いや~満足満足。腹いっぱいなると眠くなるな~」「そうだね~」「まだあるぞ!明日眼覚めてから悔しくならないように食べろよ」
〈かんがへて飲みはじめたる一合の 二合の酒の夏のゆふぐれ〉 牧水
東鳩会月例会第百回を記念して「ハイ!チーズ」健康が故に参加できる喜びをこれからも継続したいものです。
[出席者]蜂屋会長、中山副会長、千葉事務局長、伊藤(光)事務局次長、田中、岡田、矢野の諸君と私
宴はしたけど‘中秋の名月’を観るのを忘れ就床します。未明に思い出し飛び起きます。月を見ながら「旨い酒だったな~」月見の宴の余韻に浸ります。今夜のように中秋の名月が満月になるのは珍しいんだそうです。次に中秋の名月が満月になるのは8年後の平成33年だそうです。その月も元気で観たいものです。
〈山の端に出づるも入るも秋の月 うれしくつらき人の心か〉 西行