エールが無ければただの酒飲み・・・山形東高サッカー部芋煮会

　山形東高サッカー部激励芋煮会は平成22年10月17日(日)、山形東高サッカーグランドそばの馬畔で野趣豊かに開かれました。全国高校サッカー選手権山形県大会の10月24日(日)の初戦を控え英気を養い必勝の激励をするため、保護者会が主催したものです。

　タダ保護者会長、イマノ顧問が開会を今や遅しと待っています。ＯＢ会からはセイノ会長、ゴトー報道局長と私が出席します。今年も里芋はヤマカワ前保護者会長の作品です。柔らかく粘りがあり上手に出来上がっています。

　生ビールと芋煮で腹の虫を落ち着かせたところで、イマノ顧問の勝つための教育的指導講話です。「今年の里芋軟くておいしい！」「味もよく出てるね！」お母さんたちの話が本当の旨い話です。これから「カレー芋煮」「カレー芋煮うどん」「カレー芋煮チーズ味うどん」があるのだそうです。練習中の南高選手が呟きます「匂いよこせよ芋煮鍋　主(アルジ)違えど　味忘れなそ」

　選手諸君の丼が空になったところで、腹こなしの‘一発芸’の競演です。芒を背景にいつもは見せない笑顔が広がります。清野会長は微笑み見つめますが、私には理解できません。時代を感じさせます。

　タダ主将が激励芋煮会に謝辞を述べます。サッカーのプレイの中にも相手を惑わす一発芸が欲しいものです。

　タケダ保護者会エール担当が身体全体を使い選手にエールを送ります。「フレーフレー山東！フレーフレーヤマト！」これは大事なイベントです。これが無いと子どもを出汁にした大人のただの酒飲みに終わるからです。「一番前で笑わないの！お父さん真剣なんだから～」何故かヤマトが頭を掻きながら照れています。

　「この頃子供に顧問の声が少なくなった！」と喜んでいいのか、悲しんでいいのかと悩むヌキのお父さんが会を締めます。「よ～し頑張って応援すっぞ～」今日の陽光は夏の名残りを思わせますが、傍らの芒の姿はもう秋です。