2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 斎藤貴男著 「分断される日本」(角川文庫)

2009-07-14 00:14:14 | 読書
雑誌等の記事や講演録を1冊の本にまとめたもの。

(刈谷剛彦東大教授の言葉)「行政の人たちは、“格差”とは言っても、絶対に“不平等”という言葉は使いませんね。なるほど“格差”はどこまでも、客観的な現実を表す表現でしかありません。ところが、“不平等”と言ってしまったら、そこは行政の失敗のイメージが生まれます」(12~13ページ)

「自分たちも差別される側になった」にもかかわらず、「自分よりも弱い立場の人たちを見下すことで自分の心のバランスを保とうとするようになってきた」(29ページ)※この言葉は本書で何度も繰り返されている。

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