南米軍管区司令部で基地司令官であり茂人の父、桐原茂政との話してから一夜。
ラウラ達は第29飛行小隊と共にフォークランドエリアに戻った。
何事もなく敵に襲撃される事なく、無事にフォークランドエリアに到着する。
到着したアンサーズはさっそく仕事に取り掛かる事になる。
桐原少佐「これより残りの期間、基地の警戒任務と現地部隊のアグレッサー(仮想敵)としての任務を遂行する。説明はない、以上。」
フォークランドエリアの警戒と現地部隊のアグレッサーとしての任務。
本来の任務を終了期間まで遂行する事。
アンサーズの本来の任務は、上記の事の通りである。
まだ自由アルゼンチン軍との戦闘の爪痕は癒えていないが、任務遂行上に問題はない。
しっかり、残りの期間の任務遂行して宇宙へ帰ろうと・・・・・
アンサーズやアルタミラの所属の面々はそう思った。
【新統合軍マウント・プレザント空軍基地】
数時間後、アンサーズに休ませる暇なく行動が始まる。
第29飛行小隊や第30飛行小隊の教育だけではなく、人手が足りない所に・・・
第1号警備として基地や官舎の警備をする事があった・・・・・
それは第4小隊だけであり・・・・
同じアンサーズの警備担当の第3小隊は基地周辺をバトロイド形態で警備している。
ラウラ「ふぅこれで今日の業務は終わりだね。肩こるよ。」
吉野大樹「南米軍管区司令部から休ませてくれないからしょうがねぇな。」
ラウラ達第1小隊と第2小隊は明日のスケジュールの作成を行っていた。
明日は模擬市街地で白兵戦を訓練する予定である。
既に模擬市街地に放置されていた残骸は撤去済みである。
模擬市街地が使える状態だと基地司令部から伝えられており・・・・
明日は模擬戦が出来そうである。
ラウラ「明日は模擬戦だから楽しみね。」
吉野大樹「お前はいっつもそれなんだな。」
ラウラ「ゼントラーディ人は戦いこそが正義、当たり前でしょ♪」
明日の模擬戦に関してラウラは楽しみにしていた。
いろいろと戦いを経験したメラルがどのくらい強くなっているのかを・・・・・・・
昔の軍人が言っていた事だが、苦難を経験した程名将になる。
それと同じでメラルもかなり成長したと、ラウラは勝手に推測している。
それが楽しみでラウラは上機嫌になる。
大樹からすればなんでそこまで戦いが好きなのか疑問に持たれているが。
吉野大樹「戦いが好きなのはいいが、決して殺す真似はするなよ。」
ラウラ「殺すわけないじゃん、同じ新統合軍の軍人だしむしろ可愛がってあげるわ。」
吉野大樹「可愛がるってどんな風にだよ、おいおい。」
明日の演習でやりすぎてメラル達を傷つけ、死傷させないか大樹は心配した。
時々ラウラは興奮しすぎてやりすぎる面もしばしば見られるから。
それが大樹の心配の種になっている。
が・・・・ラウラ曰く、可愛がるから殺すわけない・・・・同じ新統合軍の軍人だから。
とは言うものの、ラウラの可愛がる発言がなんとも意味深すぎる。
一体何を可愛がるのか・・・・・・・・・
大樹はラウラを疑うような目で見る。
疑うような目で見てくる大樹の反応を見たラウラはぎょっとする・・・・
なんでそのような目で見てくるのか・・・・・
ラウラ「さぁて少し小腹が空いたからPXに行ってくる。」
吉野大樹「誤魔化したな!!腹が減ったからって。」
ラウラ「腹が減ったのは本当の事よ、それにこれ以上私に聞く事ないんじゃない。」
吉野大樹「あのな・・・・・・」
ラウラ「じゃあね~」
正直めんどくさくなったので、この案件は放置した。
大樹はもっと可愛がるの意味を追求しようと思ったが、ラウラがどんどん誤魔化し・・・・
そのままPXに向かったため、追求する事を断念した。
それにしても可愛がるの意味はなんだろうか?
あの自信は一体何処からくるのだろうか?
大樹はそれが不思議に思う・・・・・・
ラウラがゼントラーディ軍直衛艦隊所属で、エースパイロットで・・・・軍歴が長く・・・・
数々の死闘を潜り抜けてきたのは知っている・・・・・・
経験から自信を持っているのか・・・・
いや・・・・ラウラの趣味は地球の戦史を読んだり軍人の事を学ぶ事・・・・
結構いろいろと自分の力にしているから、そこから自信を持つようになったのか・・・・・
ラウラの自信に関する事に大樹はいろいろと考える・・・・・・・
ラウラ「大樹の奴、私の可愛がってやるに突っかかって、なんさのさ・・・・」
PXに向かったラウラは大樹の愚痴を言っていた。
先ほどの追求の件で、そうそう腹がたっていた。
それに加え連日の神経を物凄く使う戦闘に関するストレスもあり。
ラウラの精神状態はかなり厳しい状態になっていた。
そのストレスを発散するためにPXで美味しい物を食べてストレスを発散しよう。
ラウラはそう心に誓いPXに来ていた。
ラウラ「やった!!戦闘の影響で物資不足だと聞いていたけど、PXの食材は豊富なのね。ラッキー♪」
物資不足で大した物がないと踏んで来ていたラウラであるが・・・・
実際にPXに行ってみたらかなりの品揃えであり・・・・・
驚きと嬉しさのあまり少しジャンプして喜んだ。
ラウラ「さぁて何を買いますか、おっ・・・アルゼンチンビーフのカツサンドだ!!・・・・・・・美味しそう。これに決めた。」
ラウラが注目したのはアルゼンチンの再生農場で飼育されている
アルゼンチンビーフを使用したカツサンド。
PXに行く途中に基地に所属している兵士達が
アルゼンチンビーフカツサンドの話をしており、ぜひとも食べてみたいと思った。
そして、現在・・・目の前に1個のアルゼンチンビーフカツサンドが1個置かれている。
誰もいないなら自分が買ってもいいはず・・・・
ラウラは唾を飲み込みアルゼンチンビーフカツサンドを手に取ろうとする。
後悔はしない
あるのはこのアルゼンチンビーフカツサンドを食べたいと言う願望だけ・・・・
さっそくビーフカツサンドに手を出す・・・・
ロザ「あっ・・・・」
メラル「あっ・・・・」
ラウラ「はっ!?」
ラウラがビーフカツサンドに手を出した瞬間
いつの間にかロザ・メラルの手がビーフカツサンドを掴もうとしていた。
お互いあまりにも突然の事で、目の瞳が死んだ人かのようになり
・・・数分固まる・・・・・・
数分固まったうち沈黙はロザが破る。
ロザ「ちょっと、このビーフカツサンドは私が先に一番見つけたから私のよ!!」
ラウラ「ロザちゃん、今回の件は捨て置く事できないわね。」
ロザ「何よ!!ラウラなんか、大樹と言う立派な恋人がいるくせに食べもんぐらいよこせ!!」
ラウラ「私と大樹の関係は恋人同士ではないし、むしろこのビーフカツサンドは私のよ。」
メラル「私にも喋らせろ!!ビーフカツサンドは私の物だ!!」
一度発言でどんどん炎上・・・・・・・・・3人の感情はヤバい状態になり
カツサンドを目の前に恐ろしくもくだらない戦いが始まろうとする。
ラウラとロザは部隊も違うが、二人の部隊を纏めるのはラプラミズ艦隊であり
・・・・お互い敵視しておらず仲のいい関係であったが・・・・
今回のビーフカツサンドの件で仲はなんとも言えない程悪くなっている。
更に言えば別の直衛艦隊のメラルなんかは・・・・・・・
メラル「ここはあたしの地元なのよ、宇宙軍と言う余所物なんかが食べていい物じゃないわ。」
ラウラ「職業差別するなんて酷いわね。」
ロザ「宇宙軍が食べてはいけない理由はないでしょ!!万年二軍の陸軍さんよ!!」
メラル「誰が万年二軍の陸軍さんよ!!歴史と伝統は古いわ!!」
お互い揉める食べ物のために・・・・・・・
ラウラとロザは共闘しメラルと戦うが、これは一時的な話であり・・・・
メラルがビーフカツサンドを諦めたら、ラウラとロザの一騎討ちになるだけの話になる。
とは言えメラルがビーフカツサンドを諦める兆しは全然ない。
メラル「若干小柄巨乳のロザ・べサーズ・・・」
ロザ「何よ・・・・」
メラル「ぷふふふふふ」
ロザ「何を笑っているのよ!教えなさいよ!!」
メラル「ぷふふふ・・・教えな~い~♪ぷふふふふふ」
ロザ「笑うなんて酷い、私の型は確かに記録参謀よりは大きいけど・・・・小柄だけどさ・・・・笑う事はないでしょ・・・・・うっ・・・・もういやぁぁぁぁ」
ラウラ「ロザ!!」
メラルの精神的攻撃
ロザはクァドラン・ロー空士長で若干小柄である事を気にしており・・・・・
そこをメラルに突かれ、涙目になって自分の部屋に行ってしまう。
ラウラはメラルの精神的攻撃にうわ~とドン引きしてしまう・・・・・・
やり方がずるい・・・・・・・・
ラウラ「メラル卑怯よ!!」
メラル「あら卑怯は戦争では正義になるのよ、ゼントラーディ人であるラウラが忘れるとはね。」
ラウラ「忘れてない!!(明日本当にじっくり可愛がってあげよう。)」
本当にメラルはどうしようもないので可愛がってお仕置きしてやろうと思うが・・・・
第1攻撃目標はビーフカツサンドのため・・・・
可愛がる行為は明日なので実行できず・・・・・
行動しようにもビーフカツサンドの事を考えると・・・・・・容易には動けない・・・
一体どうすればいいのか・・・・・・・・ラウラは真剣に考える・・・・・・
そう思っていた時・・・・・・・・・
アリサ「カツサンド、よろしく。」
「はい1ギャランですね。」
『あ”~!!』
いつの間にか来ていたアリサがビーフカツサンドを購入していた。
自分達が争っている間に
アリサがビーフカツサンドを取って・・・・買った・・・・・・・・
二人はショックのあまり声が出せなくなる・・・・・・・
なんでこうなってしまったんだと・・・・・・・・
なんとも言えない・・・・・・・・・・
ラウラ「しょうがない、別の商品を買うか・・・・・・」
メラル「ロザには悪い事をしたから何か買わないと・・・・・」
二人はビーフカツサンドを失った事で争う意義を失い
そのまま何かを買ってPXを後にした。
あの戦いは一体なんだったんだろうと・・・・・・・・・・
【マウント・プレザント空軍基地・隣接市街地演習場】
翌日になったマウント・プレザント空軍基地の隣の市街地演習場では・・・・
アンサーズ2個小隊がバトロイド形態で展開していた。
既に早朝から演習が始まっており・・・・・
アンサーズと第29・第30飛行小隊が一進一退の攻防を繰り広げていた。
既に神楽少尉が落とされ、第2小隊では半分やられている。
相手側も同じで第30飛行小隊は全滅・・・・
ガブリエルが落とされるなど、厳しい状態に陥っていた。
ハルト「流石、アンサーズ・・・第30飛行小隊も頑張ってくれたけど・・・相手も能力強化して全然結果が変わらないよ。」
オードリー「そうそう、教官らの腕前が進化しないのはありえないからね。」
ハルト「そう言う事・・・・・・・」
第29飛行小隊は中々アンサーズに決定的な打撃を与えられなくて焦っていた。
自分たちもかなりの死線を潜り抜け、腕前も上がったと言う自信を持っていたが・・・・
アンサーズの腕前も上がっており、対して差を縮める事ができなかった。
それに隊員の一人であるロザが猛烈に強くなった事は知っている・・・・・・
結局は自分たちは倍以上の努力をしないと追いつけない・・・・
永遠に越えて行く事ができない・・・・・
一同はその事実に落胆する・・・・・・・・
しかし・・・・・
メラル「私達はまだ負けてないわ・・・・・そんな弱気でどうするんですか隊長・・・・」
ハルト「・・・・・」
オードリー「言うわね。」
オタンゴ「まさにその通りだな。」
メラルの闘志は燃え尽きていない。
まだ反撃する心意気はまだ生きている・・・・
闘志に燃えるメラルの発言を聞いて第29飛行小隊の隊員達は奮起する・・・・
ラウラ「メラルが厄介だな・・・・アイツ・・・・」
ラウラはメラルを一番警戒していた。
ゼントラーディ人の特徴として一気に才能が開花する事があり・・・・・・
一連の戦闘でかなり経験を積んでいる事を知っているから・・・・・
メラルを警戒するラウラの額から汗が流れる・・・・・
それに昨日の件も・・・・・・
ガンポッドを構えながら緊張し、メラルの攻撃する時を待つ・・・・・・
一歩間違えたら敗北必至の事を・・・・・・・
ラウラ達は第29飛行小隊と共にフォークランドエリアに戻った。
何事もなく敵に襲撃される事なく、無事にフォークランドエリアに到着する。
到着したアンサーズはさっそく仕事に取り掛かる事になる。
桐原少佐「これより残りの期間、基地の警戒任務と現地部隊のアグレッサー(仮想敵)としての任務を遂行する。説明はない、以上。」
フォークランドエリアの警戒と現地部隊のアグレッサーとしての任務。
本来の任務を終了期間まで遂行する事。
アンサーズの本来の任務は、上記の事の通りである。
まだ自由アルゼンチン軍との戦闘の爪痕は癒えていないが、任務遂行上に問題はない。
しっかり、残りの期間の任務遂行して宇宙へ帰ろうと・・・・・
アンサーズやアルタミラの所属の面々はそう思った。
【新統合軍マウント・プレザント空軍基地】
数時間後、アンサーズに休ませる暇なく行動が始まる。
第29飛行小隊や第30飛行小隊の教育だけではなく、人手が足りない所に・・・
第1号警備として基地や官舎の警備をする事があった・・・・・
それは第4小隊だけであり・・・・
同じアンサーズの警備担当の第3小隊は基地周辺をバトロイド形態で警備している。
ラウラ「ふぅこれで今日の業務は終わりだね。肩こるよ。」
吉野大樹「南米軍管区司令部から休ませてくれないからしょうがねぇな。」
ラウラ達第1小隊と第2小隊は明日のスケジュールの作成を行っていた。
明日は模擬市街地で白兵戦を訓練する予定である。
既に模擬市街地に放置されていた残骸は撤去済みである。
模擬市街地が使える状態だと基地司令部から伝えられており・・・・
明日は模擬戦が出来そうである。
ラウラ「明日は模擬戦だから楽しみね。」
吉野大樹「お前はいっつもそれなんだな。」
ラウラ「ゼントラーディ人は戦いこそが正義、当たり前でしょ♪」
明日の模擬戦に関してラウラは楽しみにしていた。
いろいろと戦いを経験したメラルがどのくらい強くなっているのかを・・・・・・・
昔の軍人が言っていた事だが、苦難を経験した程名将になる。
それと同じでメラルもかなり成長したと、ラウラは勝手に推測している。
それが楽しみでラウラは上機嫌になる。
大樹からすればなんでそこまで戦いが好きなのか疑問に持たれているが。
吉野大樹「戦いが好きなのはいいが、決して殺す真似はするなよ。」
ラウラ「殺すわけないじゃん、同じ新統合軍の軍人だしむしろ可愛がってあげるわ。」
吉野大樹「可愛がるってどんな風にだよ、おいおい。」
明日の演習でやりすぎてメラル達を傷つけ、死傷させないか大樹は心配した。
時々ラウラは興奮しすぎてやりすぎる面もしばしば見られるから。
それが大樹の心配の種になっている。
が・・・・ラウラ曰く、可愛がるから殺すわけない・・・・同じ新統合軍の軍人だから。
とは言うものの、ラウラの可愛がる発言がなんとも意味深すぎる。
一体何を可愛がるのか・・・・・・・・・
大樹はラウラを疑うような目で見る。
疑うような目で見てくる大樹の反応を見たラウラはぎょっとする・・・・
なんでそのような目で見てくるのか・・・・・
ラウラ「さぁて少し小腹が空いたからPXに行ってくる。」
吉野大樹「誤魔化したな!!腹が減ったからって。」
ラウラ「腹が減ったのは本当の事よ、それにこれ以上私に聞く事ないんじゃない。」
吉野大樹「あのな・・・・・・」
ラウラ「じゃあね~」
正直めんどくさくなったので、この案件は放置した。
大樹はもっと可愛がるの意味を追求しようと思ったが、ラウラがどんどん誤魔化し・・・・
そのままPXに向かったため、追求する事を断念した。
それにしても可愛がるの意味はなんだろうか?
あの自信は一体何処からくるのだろうか?
大樹はそれが不思議に思う・・・・・・
ラウラがゼントラーディ軍直衛艦隊所属で、エースパイロットで・・・・軍歴が長く・・・・
数々の死闘を潜り抜けてきたのは知っている・・・・・・
経験から自信を持っているのか・・・・
いや・・・・ラウラの趣味は地球の戦史を読んだり軍人の事を学ぶ事・・・・
結構いろいろと自分の力にしているから、そこから自信を持つようになったのか・・・・・
ラウラの自信に関する事に大樹はいろいろと考える・・・・・・・
ラウラ「大樹の奴、私の可愛がってやるに突っかかって、なんさのさ・・・・」
PXに向かったラウラは大樹の愚痴を言っていた。
先ほどの追求の件で、そうそう腹がたっていた。
それに加え連日の神経を物凄く使う戦闘に関するストレスもあり。
ラウラの精神状態はかなり厳しい状態になっていた。
そのストレスを発散するためにPXで美味しい物を食べてストレスを発散しよう。
ラウラはそう心に誓いPXに来ていた。
ラウラ「やった!!戦闘の影響で物資不足だと聞いていたけど、PXの食材は豊富なのね。ラッキー♪」
物資不足で大した物がないと踏んで来ていたラウラであるが・・・・
実際にPXに行ってみたらかなりの品揃えであり・・・・・
驚きと嬉しさのあまり少しジャンプして喜んだ。
ラウラ「さぁて何を買いますか、おっ・・・アルゼンチンビーフのカツサンドだ!!・・・・・・・美味しそう。これに決めた。」
ラウラが注目したのはアルゼンチンの再生農場で飼育されている
アルゼンチンビーフを使用したカツサンド。
PXに行く途中に基地に所属している兵士達が
アルゼンチンビーフカツサンドの話をしており、ぜひとも食べてみたいと思った。
そして、現在・・・目の前に1個のアルゼンチンビーフカツサンドが1個置かれている。
誰もいないなら自分が買ってもいいはず・・・・
ラウラは唾を飲み込みアルゼンチンビーフカツサンドを手に取ろうとする。
後悔はしない
あるのはこのアルゼンチンビーフカツサンドを食べたいと言う願望だけ・・・・
さっそくビーフカツサンドに手を出す・・・・
ロザ「あっ・・・・」
メラル「あっ・・・・」
ラウラ「はっ!?」
ラウラがビーフカツサンドに手を出した瞬間
いつの間にかロザ・メラルの手がビーフカツサンドを掴もうとしていた。
お互いあまりにも突然の事で、目の瞳が死んだ人かのようになり
・・・数分固まる・・・・・・
数分固まったうち沈黙はロザが破る。
ロザ「ちょっと、このビーフカツサンドは私が先に一番見つけたから私のよ!!」
ラウラ「ロザちゃん、今回の件は捨て置く事できないわね。」
ロザ「何よ!!ラウラなんか、大樹と言う立派な恋人がいるくせに食べもんぐらいよこせ!!」
ラウラ「私と大樹の関係は恋人同士ではないし、むしろこのビーフカツサンドは私のよ。」
メラル「私にも喋らせろ!!ビーフカツサンドは私の物だ!!」
一度発言でどんどん炎上・・・・・・・・・3人の感情はヤバい状態になり
カツサンドを目の前に恐ろしくもくだらない戦いが始まろうとする。
ラウラとロザは部隊も違うが、二人の部隊を纏めるのはラプラミズ艦隊であり
・・・・お互い敵視しておらず仲のいい関係であったが・・・・
今回のビーフカツサンドの件で仲はなんとも言えない程悪くなっている。
更に言えば別の直衛艦隊のメラルなんかは・・・・・・・
メラル「ここはあたしの地元なのよ、宇宙軍と言う余所物なんかが食べていい物じゃないわ。」
ラウラ「職業差別するなんて酷いわね。」
ロザ「宇宙軍が食べてはいけない理由はないでしょ!!万年二軍の陸軍さんよ!!」
メラル「誰が万年二軍の陸軍さんよ!!歴史と伝統は古いわ!!」
お互い揉める食べ物のために・・・・・・・
ラウラとロザは共闘しメラルと戦うが、これは一時的な話であり・・・・
メラルがビーフカツサンドを諦めたら、ラウラとロザの一騎討ちになるだけの話になる。
とは言えメラルがビーフカツサンドを諦める兆しは全然ない。
メラル「若干小柄巨乳のロザ・べサーズ・・・」
ロザ「何よ・・・・」
メラル「ぷふふふふふ」
ロザ「何を笑っているのよ!教えなさいよ!!」
メラル「ぷふふふ・・・教えな~い~♪ぷふふふふふ」
ロザ「笑うなんて酷い、私の型は確かに記録参謀よりは大きいけど・・・・小柄だけどさ・・・・笑う事はないでしょ・・・・・うっ・・・・もういやぁぁぁぁ」
ラウラ「ロザ!!」
メラルの精神的攻撃
ロザはクァドラン・ロー空士長で若干小柄である事を気にしており・・・・・
そこをメラルに突かれ、涙目になって自分の部屋に行ってしまう。
ラウラはメラルの精神的攻撃にうわ~とドン引きしてしまう・・・・・・
やり方がずるい・・・・・・・・
ラウラ「メラル卑怯よ!!」
メラル「あら卑怯は戦争では正義になるのよ、ゼントラーディ人であるラウラが忘れるとはね。」
ラウラ「忘れてない!!(明日本当にじっくり可愛がってあげよう。)」
本当にメラルはどうしようもないので可愛がってお仕置きしてやろうと思うが・・・・
第1攻撃目標はビーフカツサンドのため・・・・
可愛がる行為は明日なので実行できず・・・・・
行動しようにもビーフカツサンドの事を考えると・・・・・・容易には動けない・・・
一体どうすればいいのか・・・・・・・・ラウラは真剣に考える・・・・・・
そう思っていた時・・・・・・・・・
アリサ「カツサンド、よろしく。」
「はい1ギャランですね。」
『あ”~!!』
いつの間にか来ていたアリサがビーフカツサンドを購入していた。
自分達が争っている間に
アリサがビーフカツサンドを取って・・・・買った・・・・・・・・
二人はショックのあまり声が出せなくなる・・・・・・・
なんでこうなってしまったんだと・・・・・・・・
なんとも言えない・・・・・・・・・・
ラウラ「しょうがない、別の商品を買うか・・・・・・」
メラル「ロザには悪い事をしたから何か買わないと・・・・・」
二人はビーフカツサンドを失った事で争う意義を失い
そのまま何かを買ってPXを後にした。
あの戦いは一体なんだったんだろうと・・・・・・・・・・
【マウント・プレザント空軍基地・隣接市街地演習場】
翌日になったマウント・プレザント空軍基地の隣の市街地演習場では・・・・
アンサーズ2個小隊がバトロイド形態で展開していた。
既に早朝から演習が始まっており・・・・・
アンサーズと第29・第30飛行小隊が一進一退の攻防を繰り広げていた。
既に神楽少尉が落とされ、第2小隊では半分やられている。
相手側も同じで第30飛行小隊は全滅・・・・
ガブリエルが落とされるなど、厳しい状態に陥っていた。
ハルト「流石、アンサーズ・・・第30飛行小隊も頑張ってくれたけど・・・相手も能力強化して全然結果が変わらないよ。」
オードリー「そうそう、教官らの腕前が進化しないのはありえないからね。」
ハルト「そう言う事・・・・・・・」
第29飛行小隊は中々アンサーズに決定的な打撃を与えられなくて焦っていた。
自分たちもかなりの死線を潜り抜け、腕前も上がったと言う自信を持っていたが・・・・
アンサーズの腕前も上がっており、対して差を縮める事ができなかった。
それに隊員の一人であるロザが猛烈に強くなった事は知っている・・・・・・
結局は自分たちは倍以上の努力をしないと追いつけない・・・・
永遠に越えて行く事ができない・・・・・
一同はその事実に落胆する・・・・・・・・
しかし・・・・・
メラル「私達はまだ負けてないわ・・・・・そんな弱気でどうするんですか隊長・・・・」
ハルト「・・・・・」
オードリー「言うわね。」
オタンゴ「まさにその通りだな。」
メラルの闘志は燃え尽きていない。
まだ反撃する心意気はまだ生きている・・・・
闘志に燃えるメラルの発言を聞いて第29飛行小隊の隊員達は奮起する・・・・
ラウラ「メラルが厄介だな・・・・アイツ・・・・」
ラウラはメラルを一番警戒していた。
ゼントラーディ人の特徴として一気に才能が開花する事があり・・・・・・
一連の戦闘でかなり経験を積んでいる事を知っているから・・・・・
メラルを警戒するラウラの額から汗が流れる・・・・・
それに昨日の件も・・・・・・
ガンポッドを構えながら緊張し、メラルの攻撃する時を待つ・・・・・・
一歩間違えたら敗北必至の事を・・・・・・・