市街地戦の戦闘から6時間経った・・・・・
お昼時なので、各チームは軽いレーションを食べながら相手の動向を探っていた。
いつ襲ってくるか・・・・・分からない・・・・・・
お昼時とは言え、戦闘を行わないとは限らない・・・・・
下手に相手の監視を怠り食事に集中していれば負ける・・・・・
両陣営はそれを意識に戦う・・・・・・・・
アリサ「まだ来ないわね・・・・」
エラ「そうね・・・・」
第2小隊は先鋒として第29飛行小隊を警戒している。
今回ばかりは精鋭部隊として負けたくない意地があるので
エラとアリサは多少の焦りを感じている。
隊長の本多が一歩前にいて、多少は安心できるが・・・・・・・
・・何か不安・・・・・
臨時編成とは言えロザと同じ第3小隊に一時的にたアリサはロザもいたら
安心できたのにと思った。
ガンポッドを構えて待ち構えて第29飛行小隊を待ち構えるが・・・・・・・
本多義輝「なんだ・・・・・・・・!!」
第2小隊長本多は前方にある物を確認する・・・・・・
一体何なのか確認しようとし、ガンポッドを構えながら隠れている建物から出る。
その時・・・・・・・
本多義輝「ぐわっ!?」
本多のバルキリーにペイント弾が付着する。
その様子を見ていたエラとアリサは驚く、一体何が起きたのか・・・・・
把握しきれていないまま、どんどんペイント弾の嵐がどんどんやってきて・・・
次々に隠れている建物に付着していった。
アリサ「なんなのよ!!」
エラ「第29飛行小隊だわ・・・・至急・・・・・本隊に連絡して!!対応の指示を仰ぐのよ!!」
アリサ「分かったわ。」
突然発生した異常事態にすぐさま対応する。
早く対応しなければ取り返しのつかない事態になってしまう。
アリサはエラの要請でラウラ達のいる本隊に連絡する・・・・・
第29飛行小隊接近と・・・・・・・
アリサは戦闘をエラに任せ本隊と連絡を試みた。
ラウラ「あっエラどうしたの?」
アリサ『敵、接近・・・・本多小隊長がやられ・・・・今エラと応戦している・・・・・応援を・・・・』
ラウラ「分かったわ、隊長に報告するね。」
アリサからの救援要請を受けたのはラウラであった。
ラウラはアリサの救援要請を確認し、茂人に報告・・・・・
すぐさま、ラウラが戦線へ派遣・・・・・
茂人・大樹・神楽は敵の側面を突くため、ガウォーク形態で別の道へ進む。
エラ「くそ・・・すばやい、相手はロングレンジ攻撃をしていると言う事なの?」
エラは第29飛行小隊の誰かと戦っていた。
一進一退の攻防のように見えるが、実際はエラの方が押されていた。
相手はロングレンジの特性を生かし、接近戦をしてこないし・・・・
むしろ、エラの神経をどんどんすり減らしていく。
アリサ「終わったわ・・・・」
エラ「よし・・・・援軍到着まで何とか持ち堪えよう。」
救難要請を本隊に連絡したアリサが合流、エラは士気を上昇させ戦闘を行う。
二人の連携は凄まじく押されていた戦線を立て直した。
エラとアリサの反撃に押されたのか・・・・・・・・・・
「やってくれんじゃないか、ならばやらせてもらうよ。」
突撃するかのように第29飛行小隊のコマンチが1機飛び出してくる。
エラとアリサは一瞬驚く素振りを見せるが、すぐさま戦闘態勢を取り待ち構える。
二人はガンポッドを向けて構えてコマンチを迎え撃とうとするが・・・・
エラ「なっ!?」
アリサ「消えた・・・・いや・・・・・・・・・上か!!退避!!」
エラ「無理・・・回避は・・・・・きゃぁぁぁぁぁ」
コマンチが突然消えた・・・・・そう思っていたが、実はコマンチは上に移動しており・・・・・
両手をクロスさせる構えをとって、バルカン砲を発砲した。
バルカン砲の攻撃は真っ先に二人に向かっていき・・・・・
エラを蜂の巣にするかのようにペイント弾を付着させた・・・・・・・
アリサは回避に成功しコマンチを攻撃する。
が・・・・・・・・・・
アリサ「なっ・・・・・・・・」
オタンゴ「ゲームセット・・・・・」
ハルト「だな・・・・・・・・」
オードリー「ねっ・・・・」
アリサ「なっ・・・・・・・・・・・・・・」
既に3機のコマンチに包囲されていた・・・・・・
一体何故・・・・・こうなる前に気がつく事ができなかったのか・・・・・・・アリサは顔面蒼白になり・・・頭の中が真っ白になりそうになった。
とはいえ直ぐに正気を取り戻し、なんとか回避しなければならないと言う意識を持つ・・・・・・
アリサはすぐさま行動に移し、ラウラ達と合流し戦線の建て直しを図ろうと離脱しようとするが・・・・・・・・
メラル「遅い!!」
アリサ「ぐっあ・・・・・」
メラル「・・・・あっけないな・・・・」
背後からメラルに攻撃され撃墜されてしまう。
あのコマンチはメラルが搭乗していた・・・・・・・・
メラルはハラスメント攻撃をエラに仕掛け、行動を封じ精神的ストレスを溜めさせた。
そして仲間が密かに接近している事を悟られずに戦い続け・・・・
最終的には二人を自滅に追い込んだ・・・・・・・
ラウラ「第2小隊が全滅した・・・・・・・遅かったか・・・・・・・・」
ようやく戦線にラウラが到着する・・・・・
第2小隊が全滅している光景を見て絶句・・・・・
自分が到着するのが、遅かったと後悔する・・・・・・・・
と言ってもいつまでも後悔していられるわけではない、まだ敵は残っている・・・・・・・まずは片付けるを最優先にしなければならない。
メラル「ようやく決着をつける事が出来るねラウラ・・・・・」
ラウラ「決着をつけると言っても、4対1では卑怯じゃないの?数的不利でさ・・・・」
メラル「だから言ったでしょ、戦場では卑怯は正義だと!!平時は悪でさ!!」
ラウラ「平時は悪でさ・・・・・・・・・・・までは言っていない!!」
メラルはラウラと決着をつけられると思い闘志を燃やしていた・・・・
いろいろと自分の為になる事は言ってくれたが
やはり自分にはゼントラーディ人として退けない物がある・・・・・
今は数的にも有利だし、ラウラを降す事が出来る・・・・・・
本来ならば一対一で決着をつけたい所であるが・・・・・
オードリー「やっ!?」
ハルト「何!?」
突然、オードリーのコマンチにガンポッドの銃弾が命中した。
周りはオードリーが撃墜され、何が起きたのか把握するため周囲を確認する。
周囲を確認した先には・・・・・・・・・・
桐原少佐「流石は副隊長、やるな。」
吉野大樹「この角度の散弾なら、確実に撃墜できます・・・予測通りです。」
桐原少佐「副隊長に抜擢されるだけの価値のある男だね、改めて感激するよ。」
吉野大樹「そんなのは大げさです、隊長。」
大樹と茂人がいた。
今の攻撃を行ったのは茂人で、上手く逃げられないようガンポッドを撃つ角度を・・・
撃つたんびに変え逃げられないような散弾を撃った。
その結果、オードリーは気がついたけど結局逃げられずに撃墜された。
元々大樹はこのような戦術が得意な人間である。
マーズウォーズ事件などの数々の実戦で散弾式銃撃をやっており。
様々なバリエーションの銃撃スタイルを生み出しては実践している。
ハルト「オタンゴ、こいつらは集中してやらないと対処できん。」
オタンゴ「そうですね・・・・・」
ハルト「お望み通り、メラル・・・・・そっちは任せたぞ!!」
メラル「エスケスタ、お任せください!!」
大樹と茂人の登場による奇襲攻撃で、第29飛行小隊は冷静に対処した。
ハルトとオタンゴが大樹と茂人に対処し、メラルがラウラに対処する。
それぞれ決められた担当で戦い、どちらかを崩せば数的有利になる・・・・・・・
とは言え、正直・・・・・・・・
どちらが勝つか分からない。
どちらも既に大被害を受けており、残機はもう既に少ない。
最後に残っていた者勝ちと言うような戦いになる・・・・・・・
ラウラ「メラル、ようやく決着をつける時期が来たね。」
メラル「案外乗り気なんだな。」
ラウラ「最初は乗り気っじゃないわよ、全てはチームの為・・・・勝つため・・・・・そう全ては・・・・・でも今は一対一で戦えるような状況になっている・・・・だから・・勝つためにはメラルを倒すしかないのよ!!」
メラル「そう言ってくれるのはありがたいわね、あの時とは違う・・・・その分・・・・私は・・・・・・強くなった・・あたしだって同じ第29飛行小隊のために勝ちたい・・だからあたしはラウラに勝つ!!」
ラウラとメラルはお互いの覚悟を伝えあう。
勝つ理由、勝つ理由があればこそ戦える・・・・・
誇り高き戦闘の民ゼントラーディ人である二人・・・・・・
ゼントラーディ人の誇り高き戦闘の血の名誉のため・・・・
もしくは自分が所属しているチームのため・・・・・
お互い退けない戦い・・・・・・
ラウラ「そろそろ行かせてもらう!!」
メラル「そっちから向かってくるか・・・・面白い!!」
二人はぶつかる・・・・機種が全く違う・・・・・激突が・・・・・
お互いミサイルやガンポッドを使い攻撃しあう。
一歩判断間違えば実戦であれば確実に死は免れない程の激戦だ・・・・・
ラウラはメラルの動きを見て判断・・・・以前よりもかなり腕前が上がっている。
モタモタしていたらあっという間に越えられてしまう。
そうすればミリアと戦っても不十分だと言う烙印を押されてしまう。
それだけは何としても防がねばならない・・・・・・
ラウラ「メラル・・・・私はだからこそ負けられないわ・・・・」
メラル「いきなり何よ?一歩間違えたら実戦であれば死んでしまう結果なのに・・・・」
ラウラ「独り言だよ・・・・気色悪いとか思われるけど・・・・」
ミリアとまともに戦うにはメラルに圧倒的な勝利を治めなくてはならない。
圧倒的な勝利を治め、勝たなくてはいけない。
今頃、ミリアも数々の任務地に訪れては能力を上げているだろう・・・・
メラルに腕前を追い抜かれるようではミリアに顔向けできない。
なんとしても堂々とミリアと戦えるようにしなければ恥・・・・・
ラウラ「ミサイルの雨を受けてみろ!!」
メラル「そんな誤魔化した戦い方で!!」
ラウラはミサイルをぶっ放した・・・・・・
取りあえず撃てばいいと言う考えではなく何か考えがあっての行動・・・・・
その行動はメラルからすれば適当な攻撃であり、誤魔化しているようにしか見えない。
だけど、そうした考えを持つ一方で・・・何かの不安を感じる・・・・・
何か考えがあって今の行動を取った・・・・・
案外ラウラもセコイ考えを持っている・・・・
取りあえず、ミサイルの雨を回避しながら上空に退避し
ラウラに対し攻撃する構えを取る・・・・
が・・・・・・・・・・
メラル「何・・・・・」
小型ミサイルが接近・・・・・・それに・・・・・
もう一方ではラウラがガンポッドを構えている。
やはり何か考えていたのか・・・・・・
やっぱりラウラはこうなる事を読んで行動をしていたのか・・・・・
メラルはコマンチの操縦桿を後ろへぐいと引き、後ろに倒れるように動く・・・・
ラウラ「ちっ・・・・だが・・・・・・」
メラル「なっ!?」
ラウラはメラルに向けて撃った囮用のミサイルを撃ち撃破すると・・・・
もう1個のミサイルを撃つ・・・・・・・
いきなりもう1個のミサイルの接近にメラルは驚く・・・・
まさか・・・・・もう1個のミサイルを撃つとは思ってもいなかったから・・・・
バルカン砲をもう1個のミサイルに向けて発砲・・・・
ミサイルを撃墜しようとする・・・・・・・
迎撃しミサイルは撃墜に成功するが・・・・・・
ラウラ「墜ちろ!!」
メラル「くそったれ!!」
その隙を突いてガンポッドを撃った・・・・・・
ラウラは全て計算した上でメラルを攻撃した・・・・・
単純に見せかけてそうではないように。
硫黄島の戦いのように・・・・・
大した事のない感じでも実は凄い特殊な戦術を用いる。
有効な戦いをするにはそうするしかない。
お昼時なので、各チームは軽いレーションを食べながら相手の動向を探っていた。
いつ襲ってくるか・・・・・分からない・・・・・・
お昼時とは言え、戦闘を行わないとは限らない・・・・・
下手に相手の監視を怠り食事に集中していれば負ける・・・・・
両陣営はそれを意識に戦う・・・・・・・・
アリサ「まだ来ないわね・・・・」
エラ「そうね・・・・」
第2小隊は先鋒として第29飛行小隊を警戒している。
今回ばかりは精鋭部隊として負けたくない意地があるので
エラとアリサは多少の焦りを感じている。
隊長の本多が一歩前にいて、多少は安心できるが・・・・・・・
・・何か不安・・・・・
臨時編成とは言えロザと同じ第3小隊に一時的にたアリサはロザもいたら
安心できたのにと思った。
ガンポッドを構えて待ち構えて第29飛行小隊を待ち構えるが・・・・・・・
本多義輝「なんだ・・・・・・・・!!」
第2小隊長本多は前方にある物を確認する・・・・・・
一体何なのか確認しようとし、ガンポッドを構えながら隠れている建物から出る。
その時・・・・・・・
本多義輝「ぐわっ!?」
本多のバルキリーにペイント弾が付着する。
その様子を見ていたエラとアリサは驚く、一体何が起きたのか・・・・・
把握しきれていないまま、どんどんペイント弾の嵐がどんどんやってきて・・・
次々に隠れている建物に付着していった。
アリサ「なんなのよ!!」
エラ「第29飛行小隊だわ・・・・至急・・・・・本隊に連絡して!!対応の指示を仰ぐのよ!!」
アリサ「分かったわ。」
突然発生した異常事態にすぐさま対応する。
早く対応しなければ取り返しのつかない事態になってしまう。
アリサはエラの要請でラウラ達のいる本隊に連絡する・・・・・
第29飛行小隊接近と・・・・・・・
アリサは戦闘をエラに任せ本隊と連絡を試みた。
ラウラ「あっエラどうしたの?」
アリサ『敵、接近・・・・本多小隊長がやられ・・・・今エラと応戦している・・・・・応援を・・・・』
ラウラ「分かったわ、隊長に報告するね。」
アリサからの救援要請を受けたのはラウラであった。
ラウラはアリサの救援要請を確認し、茂人に報告・・・・・
すぐさま、ラウラが戦線へ派遣・・・・・
茂人・大樹・神楽は敵の側面を突くため、ガウォーク形態で別の道へ進む。
エラ「くそ・・・すばやい、相手はロングレンジ攻撃をしていると言う事なの?」
エラは第29飛行小隊の誰かと戦っていた。
一進一退の攻防のように見えるが、実際はエラの方が押されていた。
相手はロングレンジの特性を生かし、接近戦をしてこないし・・・・
むしろ、エラの神経をどんどんすり減らしていく。
アリサ「終わったわ・・・・」
エラ「よし・・・・援軍到着まで何とか持ち堪えよう。」
救難要請を本隊に連絡したアリサが合流、エラは士気を上昇させ戦闘を行う。
二人の連携は凄まじく押されていた戦線を立て直した。
エラとアリサの反撃に押されたのか・・・・・・・・・・
「やってくれんじゃないか、ならばやらせてもらうよ。」
突撃するかのように第29飛行小隊のコマンチが1機飛び出してくる。
エラとアリサは一瞬驚く素振りを見せるが、すぐさま戦闘態勢を取り待ち構える。
二人はガンポッドを向けて構えてコマンチを迎え撃とうとするが・・・・
エラ「なっ!?」
アリサ「消えた・・・・いや・・・・・・・・・上か!!退避!!」
エラ「無理・・・回避は・・・・・きゃぁぁぁぁぁ」
コマンチが突然消えた・・・・・そう思っていたが、実はコマンチは上に移動しており・・・・・
両手をクロスさせる構えをとって、バルカン砲を発砲した。
バルカン砲の攻撃は真っ先に二人に向かっていき・・・・・
エラを蜂の巣にするかのようにペイント弾を付着させた・・・・・・・
アリサは回避に成功しコマンチを攻撃する。
が・・・・・・・・・・
アリサ「なっ・・・・・・・・」
オタンゴ「ゲームセット・・・・・」
ハルト「だな・・・・・・・・」
オードリー「ねっ・・・・」
アリサ「なっ・・・・・・・・・・・・・・」
既に3機のコマンチに包囲されていた・・・・・・
一体何故・・・・・こうなる前に気がつく事ができなかったのか・・・・・・・アリサは顔面蒼白になり・・・頭の中が真っ白になりそうになった。
とはいえ直ぐに正気を取り戻し、なんとか回避しなければならないと言う意識を持つ・・・・・・
アリサはすぐさま行動に移し、ラウラ達と合流し戦線の建て直しを図ろうと離脱しようとするが・・・・・・・・
メラル「遅い!!」
アリサ「ぐっあ・・・・・」
メラル「・・・・あっけないな・・・・」
背後からメラルに攻撃され撃墜されてしまう。
あのコマンチはメラルが搭乗していた・・・・・・・・
メラルはハラスメント攻撃をエラに仕掛け、行動を封じ精神的ストレスを溜めさせた。
そして仲間が密かに接近している事を悟られずに戦い続け・・・・
最終的には二人を自滅に追い込んだ・・・・・・・
ラウラ「第2小隊が全滅した・・・・・・・遅かったか・・・・・・・・」
ようやく戦線にラウラが到着する・・・・・
第2小隊が全滅している光景を見て絶句・・・・・
自分が到着するのが、遅かったと後悔する・・・・・・・・
と言ってもいつまでも後悔していられるわけではない、まだ敵は残っている・・・・・・・まずは片付けるを最優先にしなければならない。
メラル「ようやく決着をつける事が出来るねラウラ・・・・・」
ラウラ「決着をつけると言っても、4対1では卑怯じゃないの?数的不利でさ・・・・」
メラル「だから言ったでしょ、戦場では卑怯は正義だと!!平時は悪でさ!!」
ラウラ「平時は悪でさ・・・・・・・・・・・までは言っていない!!」
メラルはラウラと決着をつけられると思い闘志を燃やしていた・・・・
いろいろと自分の為になる事は言ってくれたが
やはり自分にはゼントラーディ人として退けない物がある・・・・・
今は数的にも有利だし、ラウラを降す事が出来る・・・・・・
本来ならば一対一で決着をつけたい所であるが・・・・・
オードリー「やっ!?」
ハルト「何!?」
突然、オードリーのコマンチにガンポッドの銃弾が命中した。
周りはオードリーが撃墜され、何が起きたのか把握するため周囲を確認する。
周囲を確認した先には・・・・・・・・・・
桐原少佐「流石は副隊長、やるな。」
吉野大樹「この角度の散弾なら、確実に撃墜できます・・・予測通りです。」
桐原少佐「副隊長に抜擢されるだけの価値のある男だね、改めて感激するよ。」
吉野大樹「そんなのは大げさです、隊長。」
大樹と茂人がいた。
今の攻撃を行ったのは茂人で、上手く逃げられないようガンポッドを撃つ角度を・・・
撃つたんびに変え逃げられないような散弾を撃った。
その結果、オードリーは気がついたけど結局逃げられずに撃墜された。
元々大樹はこのような戦術が得意な人間である。
マーズウォーズ事件などの数々の実戦で散弾式銃撃をやっており。
様々なバリエーションの銃撃スタイルを生み出しては実践している。
ハルト「オタンゴ、こいつらは集中してやらないと対処できん。」
オタンゴ「そうですね・・・・・」
ハルト「お望み通り、メラル・・・・・そっちは任せたぞ!!」
メラル「エスケスタ、お任せください!!」
大樹と茂人の登場による奇襲攻撃で、第29飛行小隊は冷静に対処した。
ハルトとオタンゴが大樹と茂人に対処し、メラルがラウラに対処する。
それぞれ決められた担当で戦い、どちらかを崩せば数的有利になる・・・・・・・
とは言え、正直・・・・・・・・
どちらが勝つか分からない。
どちらも既に大被害を受けており、残機はもう既に少ない。
最後に残っていた者勝ちと言うような戦いになる・・・・・・・
ラウラ「メラル、ようやく決着をつける時期が来たね。」
メラル「案外乗り気なんだな。」
ラウラ「最初は乗り気っじゃないわよ、全てはチームの為・・・・勝つため・・・・・そう全ては・・・・・でも今は一対一で戦えるような状況になっている・・・・だから・・勝つためにはメラルを倒すしかないのよ!!」
メラル「そう言ってくれるのはありがたいわね、あの時とは違う・・・・その分・・・・私は・・・・・・強くなった・・あたしだって同じ第29飛行小隊のために勝ちたい・・だからあたしはラウラに勝つ!!」
ラウラとメラルはお互いの覚悟を伝えあう。
勝つ理由、勝つ理由があればこそ戦える・・・・・
誇り高き戦闘の民ゼントラーディ人である二人・・・・・・
ゼントラーディ人の誇り高き戦闘の血の名誉のため・・・・
もしくは自分が所属しているチームのため・・・・・
お互い退けない戦い・・・・・・
ラウラ「そろそろ行かせてもらう!!」
メラル「そっちから向かってくるか・・・・面白い!!」
二人はぶつかる・・・・機種が全く違う・・・・・激突が・・・・・
お互いミサイルやガンポッドを使い攻撃しあう。
一歩判断間違えば実戦であれば確実に死は免れない程の激戦だ・・・・・
ラウラはメラルの動きを見て判断・・・・以前よりもかなり腕前が上がっている。
モタモタしていたらあっという間に越えられてしまう。
そうすればミリアと戦っても不十分だと言う烙印を押されてしまう。
それだけは何としても防がねばならない・・・・・・
ラウラ「メラル・・・・私はだからこそ負けられないわ・・・・」
メラル「いきなり何よ?一歩間違えたら実戦であれば死んでしまう結果なのに・・・・」
ラウラ「独り言だよ・・・・気色悪いとか思われるけど・・・・」
ミリアとまともに戦うにはメラルに圧倒的な勝利を治めなくてはならない。
圧倒的な勝利を治め、勝たなくてはいけない。
今頃、ミリアも数々の任務地に訪れては能力を上げているだろう・・・・
メラルに腕前を追い抜かれるようではミリアに顔向けできない。
なんとしても堂々とミリアと戦えるようにしなければ恥・・・・・
ラウラ「ミサイルの雨を受けてみろ!!」
メラル「そんな誤魔化した戦い方で!!」
ラウラはミサイルをぶっ放した・・・・・・
取りあえず撃てばいいと言う考えではなく何か考えがあっての行動・・・・・
その行動はメラルからすれば適当な攻撃であり、誤魔化しているようにしか見えない。
だけど、そうした考えを持つ一方で・・・何かの不安を感じる・・・・・
何か考えがあって今の行動を取った・・・・・
案外ラウラもセコイ考えを持っている・・・・
取りあえず、ミサイルの雨を回避しながら上空に退避し
ラウラに対し攻撃する構えを取る・・・・
が・・・・・・・・・・
メラル「何・・・・・」
小型ミサイルが接近・・・・・・それに・・・・・
もう一方ではラウラがガンポッドを構えている。
やはり何か考えていたのか・・・・・・
やっぱりラウラはこうなる事を読んで行動をしていたのか・・・・・
メラルはコマンチの操縦桿を後ろへぐいと引き、後ろに倒れるように動く・・・・
ラウラ「ちっ・・・・だが・・・・・・」
メラル「なっ!?」
ラウラはメラルに向けて撃った囮用のミサイルを撃ち撃破すると・・・・
もう1個のミサイルを撃つ・・・・・・・
いきなりもう1個のミサイルの接近にメラルは驚く・・・・
まさか・・・・・もう1個のミサイルを撃つとは思ってもいなかったから・・・・
バルカン砲をもう1個のミサイルに向けて発砲・・・・
ミサイルを撃墜しようとする・・・・・・・
迎撃しミサイルは撃墜に成功するが・・・・・・
ラウラ「墜ちろ!!」
メラル「くそったれ!!」
その隙を突いてガンポッドを撃った・・・・・・
ラウラは全て計算した上でメラルを攻撃した・・・・・
単純に見せかけてそうではないように。
硫黄島の戦いのように・・・・・
大した事のない感じでも実は凄い特殊な戦術を用いる。
有効な戦いをするにはそうするしかない。