マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第240話 マリトラーン軍からの派遣者

2019-01-10 15:16:20 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラはカフェで、大樹を巻き込みながら昨日の北部地区の戦闘について調べていた。
マリトラーン解放軍の事や首謀者の事について調べるも・・・・
どれもブラックボックス扱いであり、有益な情報は見つからなかった。

そんな中で昨日の戦闘報告と書かれた動画ファイルを見つけた。
開いて見て、その様子を見ると。

吉野大樹「ティモシー・ダルダントン中尉・・・・」

ラウラ「話は本当だったのね。」

吉野大樹「あのな軍の情報は正確が一番なんだ、たりめぇだろ。」

ラウラ「あはははは、そりゃそうだよね~じゃあ続き見るよ。」

ティモシーがいた。
ラウラはティモシーが惑星エデンにいる事を疑っており。
その事を漏らすと軍の情報は正確だから当たり前だと、大樹から少し怒られる。

とは言え・・・・・

怒られる事が一番の目的ではない。
北部地区の戦闘の様子を知る事が一番の目的だ。

動画を続きを視聴し、何があったのか・・・確認する。

その動画の内容とは・・・・・それは・・・・

時はラウラ達が惑星マリトラーンに降り立った頃に遡る。

【惑星マリトラーン.新統合政府領土北部の街.ニューバンコク】
【新統合軍統合運用軍バーミリアン航空基地】

この日惑星エデンから派遣されたエデン防衛軍部隊はバーミリアン基地に到着した。
その中にティモシー・ダルダントン中尉率いる中隊も含まれており。
到着するや否や、防衛の準備を始めた。

クレア「隊長、今から準備ですか?」
新統合宇宙軍准尉.クレア・マンストレー

ティモシー「既にこの街は幾度か反統合組織マリトラーン解放軍が襲っている。それに備えてだ。」

クレア「しかし、早すぎます。これから議員候補達と・・・・・・」

ティモシー「くだらん。俺はあの政党は悪だ、自分は正義の政党だと・・・利権でしか争えん・・政治屋は嫌いだ。」

ティモシーは政治家を嫌っていた。
国のため.国民のためと言いながら・・も・・・
己の私利私欲のために動いており。

その政治家の言葉にティモシーは大きな不満を持つ。
自分を正義と言い相手の思想が違う人間を排除するなど・・・

本来政治家が果たすべき事を優先していない。
あの大統領はダメだ、辞めるべきなどと。

政治家のダメな姿をニュースとかで見ていたティモシーを始め・・・
政治の事を全く知らないゼントラーディ人達に不信を募らせた。

ティモシー「そう言えば、別の選挙区のゼントラーディ人候補の様子はどうだ?」

クレア「フェアリ・ラカジーラ議員候補ですね、隊長も気になるんですか?」

ティモシー「まぁな。」

政治家嫌いのティモシーであるが、今回の目玉である自由共和党候補のフェアリが気になる。
ゼントラーディ人から議員を目指している事は、同胞として応援したくなるし。
地方の政治とは言え、それに関わるのは自分の事のように誇らしい。

是非とも当選して欲しいと思っている。

ティモシーはしばらく準備を続けていたが・・・・・・

「少尉、各部隊展開完了。時限爆弾各所展開完了。」

「よし各所の時限爆弾を起動させろ!混乱の隙を付き議員候補を殺害しろ!」

「ハッ起動させます。」

ズゴォォォン

謎の集団がニューバンコクの街の各所に仕掛けた時限爆弾を起動する。
起動した爆弾はどんどん爆発していき、市内は炎に包まれる。

攻撃対象は警察署や消防署.警務隊司令部の近くのゴミ箱が狙われ。

仕掛けられ爆発したゴミ箱付近の各施設にいた人々は混乱に陥った。

ティモシー「何事だ?」

アクレバ「隊長大変です、未確認集団より攻撃です。」
新統合軍中尉アクレバ・カーレット

ティモシー「謎の集団だと?」

警備体制の準備をしていたティモシーは副官アクレバの報告を聞いた。
既に警備体制の準備をしていたのか、ティモシーは落ち着いている。

話を聞いたならば・・・・・

ティモシー「いずれにせよ、やることは決まっている各員出撃だ!」

直ぐに部隊を展開させ鎮圧に乗り出す。

ティモシーの命令を聞いた部下達は機体に乗り込み出撃・・・・・
謎の集団との戦闘を繰り広げる事になる。

技量がいいせいか、謎の集団が作ったとされる人型兵器を撃破。
直ぐに鎮圧されるかと思ったが・・・・

「隊長、この街以外も爆発。謎の集団が現れました。」

ティモシー「くっ同時攻撃だと言うかのか?議員候補は?」

「はっ無事です。」

北部地区の各所で同様な事件が発生。
議員候補はなんとか助かったが、複数謎の集団が襲撃と言う最悪な事態であり。

手も足も出ない状態になっていた。

警備体制を整えていたティモシーであるが・・・・
北部地区各地で攻撃があるとは思わなかった。

ティモシー「全機に告ぐ、バトロイド形態で対処せよ!それの後、別地区に向かうぞ!」

ティモシーは部下にバトロイド形態に変形し敵に対処するように命令を下した。
命令が下されたティモシー隊は変形し、白兵戦を展開。
白兵戦に優れていたのかティモシー隊は未確認武装に対処し有利に戦闘を展開した。

その後も所属不明の武装集団を撃破し、数十分後に鎮圧は完了。

戦闘終了後、敵部隊掃討のためティモシー隊は警戒しながら、武装集団を調査する。

敵の残骸を見ながら調査するが、部下の一人が大慌てで・・・

「隊長、残骸からマリトラーン国防軍のマークがあります。」

ティモシー「何?」

「武装集団のマリトラーン解放軍のマークもあり、奴らマリトラーン正規軍と共に行動しています。」

残骸の中からマリトラーン国防正規軍のマークを見つけた。
マリトラーン国防軍の他に、マリトラーン解放軍のマークも装飾されており。
この二つのマークにより、国防軍が反統合組織を支援していた疑惑が浮上する。

ティモシーは事の重大さを理解し、上に直ぐに報告。
マリトラーン自治軍上層部は憤慨し、今後厳しい決断を下す事を決めたのであった。

ラウラ「マリトラーン解放軍が正規軍の支援?嘘でしょ?」

吉野大樹「いやあり得る、マリトラーン共和国内部では統合政府にマリトラーンから撤退させようと言う一派がある。前からその一派に近いマリトラーン国防軍内部のグループが支援してもおかしくない。」

ラウラ「どうなるの?」

吉野大樹「国家断交の危機になる。最悪、マリトラーン共和国は敵性国家として、統合軍の総攻撃があるぞ!」

ラウラ「そんな、どうにかならないの?」

吉野大樹「俺達ではなんとも言えんな、これは国際問題。むしろ、俺達軍人がどうこう言えるもんじゃない。」

国家断交・・・・国交断交・・・・
更に悪く言ってしまえば、マリトラーン共和国を敵性国家として新統合軍が攻めてくる。

反統合思想のあるマリトラーン解放軍が正規軍との関係あれば・・・・
完全に新統合軍の敵であり・・・・・

近隣の星系からの増援を含み、マリトラーンを討伐する戦争を始める口実になる。

大樹からすれば、とてつもない程の不安を抱える事案であり・・・
それを聞いたラウラもとてつもない、不安を感じた。

【惑星マリトラーン.新統合政府領.マリトラーン大使館】
新統合政府領にあるマリトラーン大使館。
この日、新統合軍の幹部やマリトラーン自治外交官がやってきてかなり厳しい通告した。
その内容とは・・・・・

今回の件の捜査し、マリトラーン軍の反統合分子を洗い出せと・・・・

この新統合政府の通告に大使館職員は驚いた。

ケルフ「チヒロよ、頼みがある。」
マリトラーン共和国大使.ケルフ・オトフサ

チヒロ「はっなんでしょう、叔父上。」
マリトラーン正規軍駐在武官.チヒロ・ベルトラーカ.准尉

ケルフ「新統合軍と新統合政府の話を聞いたであろう、正規軍の中にマリトラーン解放軍に協力する者が・・・・」

チヒロ「はい。それはまことに残念です。」

マリトラーン大使館は新統合軍幹部とマリトラーン外交官の話を聞いた後・・・
顔面蒼白になり、マリトラーン軍内部の反統合組織マリトラーン解放軍を支持する人間について語り始める。

一体何故・・・新統合軍を敵に回すような無謀な事をするのか・・・・

ケルフ駐新統合大使は、考えてしまう。
もしこれが原因で国が滅ぼされたらたまったもんじゃない。
ならば・・・・

ケルフ「今の現状を憂い、新統合軍と行動してくれないか?」

チヒロ「何故です?」

ケルフ「戦闘を通じ、マリトラーン解放軍の捕虜を捕まえ正規軍がいないか確認するためだ・・・」

チヒロ「確認ですか?つまり兵器を持ち出せと?」

ケルフ「その通りだ!下手したら仲間を殺すかも知れないが・・・・頼んだぞ。」

大使館武官であるチヒロを新統合軍に派遣する。
奴らが襲撃してきた場合に、新統合軍と協力してマリトラーン軍の兵士を捕虜にしようと考えた。

それで何か情報を掴めるかもしれない・・・・
ケルフはチヒロに期待を託し、新統合軍に派遣する。

その翌日

ラウラ「私たちは留守番か・・・・」

ロザ「後方支援と言う名の留守番、退屈~」

ラウラ「まぁどちらも退屈なんですけど~」

ラウラ達は基地のハンガーで、新統合軍の制服を着ながら待機していた。
今回、部隊の半数がフェアリの護衛に出ており・・・

その半分は基地で後方支援と言う名の留守番をしている。

ラウラ「て言うかミリアもお留守番なんだね、議員の護衛に部下の部隊が任せられるなんて~エースのミリアも等々地に堕ちたか・・・・」

ミリア「へぇ言うじゃない、ラウラ・ベルタリア・・・准尉。」

ミリアも同じように留守番しており・・・議員護衛は部下のモーアの部隊が担当している。

そのせいか、ラウラも弄っており・・・
ミリアも弄ってくるラウラに対し怒りを溜め始める。

ラウラ「なんだあれ?」

基地の滑走路に、空挺で降下する明らかに新統合軍じゃない人型兵器の姿があった。
この兵器はマリトラーン軍の機動兵器であるDGX-11クラッシュ・・・・・

マリトラーン軍の主力人型機動兵器である。

その機動兵器は降下した後、こっちに向かって歩いてくる。

ラウラ「今、外交問題で揺れているのに・・・なんでマリトラーン軍が?」

ロザ「えぇぇぇ!?」

ラウラ「何が目的なの?何でこっちに?」

ミリア「マリトラーン軍の主力兵器ねぇ、よくもまぁ今の時期に・・・・」

だんだんと近づいてくるクラッシュ。
一体何が目的で来たのだろうか・・・・・なんで・・・・

ラウラら多数派は、不安に考え・・・・・・・・・・ミリアは冷静な反応・・・

中には怒りを抱く者がいるなど、様々な反応をする。

そしてクラッシュはとまり、コックピットが開いた。

チヒロ「突然の訪問でごめんなさい・・・・私は駐地球マリトラーン大使館の要請で来ました、チヒロ・ベルトラーカ准尉です。」

ラウラ「・・・・・」

ミリア「正規軍ね、面倒な種が来たわ・・・下手したら敵かも・・・・・・」

中から出てきたのはチヒロだった・・・・

彼女はマリトラーン大使館の若き駐在武官であるが・・・・・
本職はマリトラーン軍のクラッシュ乗りであり・・・

中々の腕前を誇る女性士官である。

ラウラ達は言葉を失うが、ミリアは冷静に判断・・・
下手したらチヒロは自分達の敵かも知れないと思った。

そして本隊到着後・・・・

ラウラ「な事があったのよ?」

吉野大樹「マリトラーンの駐在武官が、この基地にねぇ・・・・何かありそうだな。」

ラウラ「大樹は分かるの?」

吉野大樹「いや・・・イレギュラー過ぎてわかんねぇよ。」

ラウラはチヒロの到着の事を大樹に話すも、分からないと言われてしまった。
とは言え、大樹も大使館から駐在武官が派遣されるのはただ事ではないと考える。

マリトラーン軍の駐在武官はマリトラーン軍の中で優秀かつ・・・・

親地球思想の持ち主に選定される・・・・
そんな士官の来訪・・・・・どう見るか大樹は分からないといいつつも予想する。

ラウラ「じゃあ帰るね。」

吉野大樹「気を付けて帰れよ。」

ラウラはこの場を後にする。
正直眠たい・・・・・・大樹の部屋から出ると、腕を伸ばし自分とロザの部屋に帰った。

だが

その後ろから誰が、ラウラを見ていた。
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