奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

原点回帰という訳ではありませんが住宅設計と暮らしの趣に和風住宅の存在と過ごし方のイメージ、旅館のように暮らす過ごし方も和の設計デザインで満たされる空間に。

2023年11月08日 | 和モダン 思想

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・母屋・門屋・車庫外観

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・母屋

 

設計実例でホームページに

掲載中の和風住宅に関して、

ご相談やご質問を

頂戴する事も多いので

ここでも少し書いておこうと思います。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・夜景外観

 

昔ながらの安心感と温かみのある

日本風・純和風の家は、

旅館のようにも安らげる空間。

日本の気候や風土に適していることで

和をモチーフにした家を建てたい

考える方も多くいらっしゃいます。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・母屋夜景

事実、

おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家は

雑誌社からのお問い合わせも

よくいただきます。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・夜景軒下外観

 

色々ご興味を持たれている方も

お問い合わせをいただきますので

数寄屋の家・和風の家に関する

計画のポイント等。

 

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・門屋・外観

 

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・外観

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・夜景外観

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・夜景中庭

 

純和風、高級住宅で

格調の高い家を目指すのであれば、

屋根の形状、屋根瓦の選定、

軒樋(のきどい)と軒受金物(というけかなもの)の

選定に気を配る事。

 

屋根の形状からも

和の雰囲気を醸し出す。

出来る限りシンプルにそして重厚に。

次に屋根瓦の選定。

和風や純和風の家に欠かせないのが、

和風の装いを

より一層際立たせてくれる和瓦。

 

中でも、鬼瓦という

鬼の顔の装飾が施された瓦。

 

鬼瓦には、鬼を見方に付けて

厄を払うという魔除けの意味の他にも、

建物を雨水から守るという

実用的な役割もあります。

 

また和瓦は、瓦職人の熟練した技術により

末永く持ついわれる

建築材料です。

末永く家を守ってくれる屋根にする為にも、

瓦選びや業者選びは

慎重に行うことをおすすめします。

 

軒樋と樋受金物。

和風の家を計画するには、

軒樋(のきどい)と

樋受金物(というけかなもの)の

品質やデザインにも気を配るべきです。

 

軒樋とは屋根の軒下に設置された

長い建材で、

屋根に降り注いだ雨水を集めて

スムーズに排水するための、

雨水の通り道です。

 

そしてその軒樋を受ける金物のことを

樋受金物と呼びます。

 

軒樋と樋受金物は

建物の見た目を左右する部材ですが

大量の雨水や酸性雨にも

耐えられる耐久性の高い素材を

選ぶように・・・・・。

 

外壁について。

木造の家をつくるときの

軸組み工法では

「真壁(しんかべ)工法」と

「大壁(おおかべ)工法」の

2タイプの壁の納め方があります。

 

真壁工法は、

意図的に柱や梁を露出させるので

重厚な和の雰囲気が

強く出せますが、

壁の厚みが薄くなるため

耐久性や気密断熱性が

低くなるというデメリットがあります。

 

大壁工法は、

柱や梁などの構造体を

壁や天井の中に隠す工法であり、

近年の高気密・高断熱住宅は

大壁工法にすることによって

耐久性や気密断熱性を

高く保っています。

 

和風の家づくりでは、

真壁工法で外壁を計画するのが

風情を生みますが、

真壁工法では

気密性能や断熱性能の

確保が困難なため、

大壁工法で計画するか

又は大壁工法の上から

真壁工法に見えるような

付け柱を設けるという

手法を考慮する事もあります。

 

そうすることで、

重厚な和風の外観を生み出しつつも、

気密断熱性能を確保した

住宅をつくる事が可能です。

 

日本風・純和風の住宅で

次のポイントとして内壁と天井。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・和室・客間

 

内壁については

外壁の項目でもお話させていただきましたが、

内装においても大壁工法で

内壁をつくり、

耐久性や気密断熱性能を確保しつつ、

付け柱で真壁工法のような

和風に見せるという工夫も

一つだと思います。

 

そうすることで、

和風の雰囲気を壊さないで、

冬暖かく夏涼しい

現代の環境に応じつつも

暮らしに違和感の無い住宅を

手に入れる事ができます。

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・和室

 

天井について。

純和風の家にするのであれば、

折上格天井(おりあげごうてんじょう)や

竿縁天井(さおぶちてんじょう)といった

格式高い和風デザインの

天井を取り入れることも

視野に入れてみてください。

 

折上格天井とは

碁盤目に組んだ角材の上に

裏板を張った天井で、

中央部が一段高くなっている

重厚なつくりの天井です。

竿縁天井とは、壁面の上端に沿って

備えつけた回り縁に「竿縁」と呼ばれる

細い横木を等間隔で平行に通し、

その上に天井板を乗せた天井であり、

日本建築で一般的に用いられる

伝統的な和室天井です。

 

間取りについて。

日本風・純和風の住宅として

家をつくる間取りのポイントとして、

洋風の空間を計画する場合と

縁側や茶室について・。

 

洋風の空間を計画する場合、

外観が和風の家でも、

内装に洋風テイストを

取り入れることはよくあります。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・LDK

 

例えば、

和のテイストをメインとした上で

洋風テイストや

現代的なイメージを取り入れる

和モダンな部屋では、

フローリングに

ソファーやダイニングテーブルを

設置するといったような、

洋風のインテリアを

おしゃれに楽しむことも可能です。

 

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・LDK+L

 

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・L(LDKから続くメインリビング)

 

洋風の空間を取り入れたい場合は、

完全に和風にする空間と、

洋風テイストを取り入れる空間の

エリアをどのように分けて、

雰囲気を愉しむのかも

計画的に間取りの設計を行うように。

 

縁側や広縁の存在。

和風の家屋の多くには

昔から「縁側」や「広縁(ひろえん)」といった

日本家屋独特の空間が設けられていますよね。

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・回廊型広縁

 

一般的な縁側は

幅が約90㎝程度のもので、

幅が120㎝ほどになる縁側を

広縁と呼びます。

 

縁側には部屋と部屋を

行き来する廊下の役割や、

現代的に言うと「ダブルスキン」のような

温度を調節する

機能がありますが、

その他にもイスや

テーブルを置いて

和の空間で

テラスのような空間として

利用することもできます。

 

日本風・純和風の住宅を

計画する為に大事な玄関の趣。

 

引き違いの格子戸、

飾り棚、奥行きについて。

 

引き違いの格子戸。

純和風の玄関扉といえば、

伝統的な和風のデザインである

引き違いの格子戸を

取り入れる事で

全体の雰囲気も・・・・・。

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・玄関+玄関ホール

 

大きな引き違い、

又は引き分け格子戸を

設置するには、

玄関の幅は1間半〜2間(約2.7m〜3.6m)

程度必要となります。

引き違いの格子戸は

その雰囲気が

和風住宅にマッチして見栄えも良く、

通気性も優れている反面、

防犯面が心配な方も

多いかと思います。

 

そういった場合は、

二重扉にするなど

工夫をすることで防犯性を確保しつつ、

格子戸を閉めたままでも

風を通すことができます。

※もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家・玄関+玄関ホール

 

飾り棚の雰囲気。

玄関の壁は、

和風のインテリアを演出するのに

最も効果的な場所です。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・玄関+玄関ホール

 

玄関やホールの壁に

飾り棚を設置することで、

季節の花を飾ったり

焼き物や和装を飾る等

日々変化のある玄関の装いを

楽しむことができます。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・玄関+玄関ホール

 

あまり多くをという事でなくて

余白を引き算でデザインして

凛とした演出を

楽しんでみてください。

 

ライフスタイルにあわせて

空間の比率を

どのように考えるべきなのか?

 

それによって和の趣も

居心地も随分変わります。

 

日常にどのような和の世界観を

表現し暮らしを愉しむのか?

 

和風の家での

過ごし方の質的な向上に

つながると思いますよ。

 

暮らしの空間を丁寧に考えてみませんか?

 

住まいの設計・デザイン

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暮らしを味わう和の趣を丁寧に提案、過ごし方のシーンに和から感じ取る心地よさを意識して暮らす家の在り方も過ごし方の多様性に、四季の移ろいと共に優雅な暮らしの風景を。

2023年10月10日 | 和モダン 思想

 

和をモダンに味わいながら

優雅に佇まいを愉しむ暮らしのカタチ。

※和をモチーフに数寄屋を意識した

 タイル張りの和風住宅設計デザイン事例

 

※越前和紙を採用して陰翳礼讃の暮らしを提案

 

※越前和紙を採用して陰翳礼讃の暮らしを提案

 

特別な越前和紙の

障子が醸し出す

優雅な和の趣を感じながら

暮らす家。

※洋間であるリビングと和室を繋ぐ

 障子としての越前和紙の趣

 

襖や障子で

緩く部屋と部屋を繋ぎ、

奥にいる人を

気遣う心を大切にしながら、

ひとつなぎの空間で

暮らす間取り。

 

間取りの特徴は

人と人とのつながりの再構築、

家族の居心地の良い

繋がりとなるように

デザインを考えています。

 

私たちは

より多くの個室を

求めてしまいがちですが、

大きな空間の中でも

家族それぞれが

自分にとっての居場所を感じ、

ある意味それで

十分に足りると思える

豊かさを実感できる

心が豊かになる空間。

 

住まい手さんに応じた

家族の暮らしを

提案しています。

※障子の日本間(和室)から続く縁側に

    季節と時間で変化する中庭の趣を愉しむ暮らし

※夜の時間に浮かび上がる中庭の風情

 

回遊性があり

ぐるっと回る事が出来る

散策路のように、

移動の途中にも

窓の外側に景色を感じたり

暮らしを構成する

素材感の愉しみを

味わう住まいの在り方。

 

季節を通じて

新しい景色や光の陰影に

出会うことが出来る、

そんな間取りが

ある意味で

風通しの良い暮らしを

生み出すと考えています。

 

和の趣から

暮らしを心地よく

感じてみませんか?。

 

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和モダンの家と和の情緒ある暮らしの空間提案を丁寧に、障子から繊細に感じる和の趣を心地よく感じる住まいのカタチ。

2023年10月07日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※障子を介して繋がる玄関ホールとリビングへの出入口提案

 

和の趣ある空間の提案。

 

障子は日本の繊細な美意識と

空間の可変的な広がりを

身近に感じます。

 

※和の情緒を愉しむ仕掛けを味わう玄関ホールの粋

 

※障子を開けると畳を中心に配置した和モダンのリビング空間へ

 

※和の心地を感じる畳リビングのある家提案デザイン

 

※モダンな和の趣を持たせた畳の間(日本間)和室も情緒ある暮らしの空間に提案

 

和紙は強い日差しを拡散し、

柔らかく室内へ取込み、

しなやかな空気を

生み出します。

Japanese-styled sliding doors

with washi paper allow guests to immerse

themselves in the most

exquisite and sophisticated

aesthetic traditions.

 

Direct sunlight diffused

through the washi paper

creates a tender and cozy atmosphere.

 

居心地の良さと

繊細な和の空間を心地に。

 

Cozy and Enjoy

the comfort of a delicate Japanese space.

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◻︎住宅相談など
各種お問い合わせは
HPお問い合わせより
受け付けています。

※すでにご予約が入っている
日時がありますが
ご希望の日時がございましたら
当社HPお問い合わせ
又は
インスタグラムのDM
よりご連絡下さい。
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和の趣を丁寧に感じるモダンな空間の提案から居心地のデザインへ、住まい手さんの価値観を設計しながら満たされる時間を生み出す空間の存在感をイメージするように間取りの付加価値と工夫をカタチに。

2023年07月10日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※和の粋を凝らした数寄屋の家玄関

 

※和の粋を凝らした数寄屋の家玄関

 

 

日本の気候には四季があり、

それぞれの「彩り(いろどり)」が存在します。

 

単純な見た目だけど和のデザイン、

という事ではなく、

四季を通じた快適性と

暮らしの趣を目指した

空間デザインやパッシブデザイン、

飽きのこない設えや「つくり」、

経年変化を楽しむ事が出来る

暮らしをご提案しています。

 

※広い庭を眺めるリビングからも玄関ホールと共有した坪庭を眺めることが出来る間取り

 

 

※風景を様々な角度から愉しむことが出来るLDKの奥行きのある幅構成

 

庭の「つくり」となる

一体感を「コの字型」の配置で

窓に近い距離で美しく

優雅に風景を感じる

和とモダンが融合した家。

 

※風景を様々な角度から愉しむことが出来るLDKの奥行きのある幅構成

※LDK空間・キッチンから眺める風景の彩も間取りに溶け込むように提案

 

時間と空間に風情を纏うような和の趣。

 

時間を満喫するという

考え方の中に

風景と室内のつくりを

バランスよく楽しむことが出来る

佇まいと風景のデザインの提案。

 

※前庭に面した「セカンドリビング」から繋がる洋室化した畳の間、隙間を利用した和の情緒ある裏庭を眺める空間提案

 

※本格的な日本間(和室)で風情を楽しむ空間構成の提案をLDKと廊下を挟み提案・庭は回遊する裏庭+廊下を挟んだ坪庭を眺める工夫を提案

※座面から雪見障子を介して眺めるセカンドリビングと繋がる裏庭の風景

 

過ごし方をどのような角度から

イメージするのかによって

建築と共に

庭の在り方も存在そのもの

意味の成し方が変わります。

 

そういった暮らしを

実現する為のプロセスを

デザインする事も

建築家や設計者の仕事です。

 

ですので家造りについても

暮らしの事についても

小さな相談ごとでも

大切に丁寧に対応させていただいています。

 

知りたいこと、

分からないこと

まずは疑問を解消することが

あなたの家づくりを楽しくスタートさせる第一歩です。

 

よく考えた住まいは

暮しが楽しくなる。

 

【相談予約方法】

オフィシャルホームページの

問合わせフォームからご連絡ください。

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和モダンの思考と暮らしの品位、過ごし方の風景に中間領域という場の価値観、設計デザインの趣に「軒下の空間」を過ごし方の魅力の場として暮らしに取り入れる魅力。

2023年05月01日 | 和モダン 思想

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなる。

 

※軒下空間を中間領域として中庭テラスとつながる和モダンの家・設計事例

 

※軒下空間を中間領域として中庭テラスとつながる和モダンの家・設計事例

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※軒下空間を中間領域として中庭テラスとつながる和モダンの家・設計事例

 

心地よいと思える場所を創出するように。

建築で問われることの多い

中間領域という考え方。

 

※軒下空間を中間領域として中庭テラスとつながる和モダンの家・設計事例

 

 

字面はいかにも専門的で

難しそうな印象ですが、

外のような中、

中のような外、

総じて「境界が曖昧な空間」のことを指します。

 

※軒下空間を中間領域として中庭テラスとつながる和モダンの家・設計事例

 

 

例えば、日本建築における軒下の空間。

 

風が通り外の緑に近づくことができるけど、

守られているような場所。

 

壁に囲まれたではなく

屋根に覆われた感覚的な安心感と居住性。

 

住宅において、

その要素をどのように取り入れて具現化するべきか?

 

暮らしの環境や価値観

生活のスタイルにより様々なアプローチがあるかと思います

 

暮しに取り入れる場のイメージ。

 

今の季節、新緑を感じつつ

清々しい気分を味わえるような場所。

 

四季によって「移ろう」風景としての庭を愉しんだり。

上品な季節の風景を

愛でる事で生まれる感覚。

 

時間の変化で陰影が生み出す情緒。

 

暮らしの中に

どのような情景が見えるでしょうか?。

 

安心感と開放感。

 

建築を体感することで知る事の出来る

空間から生まれる優位性。

 

大切なのは、

なぜその場所が気持ち良いか紐解き、

現代の住環境に活かすことです。

 

その根底にあるものを思考することで、

建築の設計とデザインは

そこから広がる枝葉のように、

暮らしの可能性は広がるのだと思います。

 

住まい手のみなさまの暮らしが

より良い価値ある「時間を過ごす場」となるように

暮らしの質感を丁寧に。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

◼️設計デザインの問い合わせ
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暮らしのふとした時間に心地よさを感じる「体感」と「五感」を丁寧に設計するデザインと過ごし方の提案、間取りや素材とどうように目で見たり耳で聞いたり香りを感じる空間の意味。

2023年04月27日 | 和モダン 思想

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなる。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※設計デザインのイメージCG実例

 

空間と質感に囲まれる暮しに一工夫という丁寧な過ごし方。

 

夏が近づいたり暑い日が続くと

エアコンをつけて暑さ対策をすることが

ほとんどかと思います。

 

勿論「それ」も過ごし方を快適に考える事です。

 

でも、例えばですが

家の窓に風鈴をつけ、

窓を開けると

風がスーと流れ

部屋の中に風鈴の音がやんわりと響く時間。

 

風を肌で感じるだけでなく、

音から風が通ったことを教えられます。

 

「耳から涼しさ」を感じるという時間。

 

夏になると無性に透き通った食器を

使いたくなります。

 

普段白やその他の色でカラーリングされた

食器で食事の時間を過ごしているものを

料理にもよりますが、

透明のお皿にのせてみてください。

 

「目から涼しさ」を感じます。

 

飲み物でも

グラスに注がれた液体の中で

ゆれる氷からも

涼しさを感じることがあります。

 

見慣れた光景であっても、

日によってはすごく素敵に思えるものです。

 

「窓に風鈴をつける」、

「透き通った食器を使う」。

これだけではありませんが

だけど・・・このように何気ない生活に「ひと工夫」をすることから

生まれる感覚があると思います。

 

小さなことでも

暮らしを豊かにしてくれるものが

身の周りにはあふれていると思います。

 

風景を眺めて感動する事ありますよね。

香りを感じて優しい気持ちになったり。

 

建築の空間に付随するそれぞれの感じ方。

僕はデザインの中に

そういった感性の部分をキチンと

住まい手さんの価値観に応じて

程よく提案するように「配慮の設計」も

大切だと思っています。

 

人それぞれにある感覚に目を向け

暮らしの提案を丁寧に。

 

場所の持つ意味を

丁寧に仕上げるように。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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家を計画するという事、間取りの構成要素だけに目を向けるのではなくて、暮らしそのものに着目して暮らしの環境を丁寧に、設計デザインを通じて価値観を反映する住まいに。

2023年04月13日 | 和モダン 思想

よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※中庭のある家の提案、外側に向かって開くのではなくて家本体が周辺を囲い内側に広さを生み出す提案事例

 

住宅設計にとって

本当に大切なこと。

 

単純に住宅という器を設計するだけでは、

住まい手さんご家族にとって

本当に気持ちの良い住まいにはなりません。

 

ライフスタイルをプランとして、

デザインする

それこそ本当に大切なことだと思います。

 

暮らしそのもののコンサルティング。

 

その地域の特性、

敷地自体のもっている様々な条件を読み取り、

敷地全体を活かしきった

デザインを施すこと。

 

そして、素材、色、形を伴った空間は

人の心や身体に対して

とても大きな影響を及ぼすということに

配慮しながら、

光の入り方、風の抜け方を考え、

空間にその家族の価値観にそって

心地よい広がりをもたせるよう、

外部と内部の空間、

そしてそれを繋ぐ空間を

デザインしていくように。

 

その空間で繰り広げられる人々の生活が、

より豊かで充実したものとなるよう、

暮らしを基本テーマに、

「家に居るときが 一番楽しくて、憩える」と

感じていただけるような

魅力の創出を丁寧に考えています。

 

間取りの計画は「ひととなり」です。

 

場所の持つ意味を

丁寧に仕上げるように。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

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和の趣が生み出す繊細なイメージと佇まいが生み出す風景から静かな時間への設計デザインが生み出す言葉遣いのような綺麗を生み出すシーン、考えるよりも感じる建築の空間美を和から提案。

2023年03月25日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

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※設計デザイン事例・おらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

分かりやすく表現すると

世の中は二項対立という構図に

あふれていると思います。

 

※設計デザイン事例・おらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

分割した二つの領域の視点から語ることは、

ある意味世界を分かりやすくするようなイメージ。

 

善と悪とか昼と夜とか

色々あると思いますが・・・・・・。

 

ですが、

本当に大切な事柄は

その「間」にこそ存在していると思います。

 

住まいはおそらく、

そういう範疇に存在する・・・・・。

 

 

※設計デザイン事例・おらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

そして「沈黙」は無ではない

というところ。

語ることは大切だけど

でも・・・語らないことが

より多くを伝える場合もあります。

 

 

※設計デザイン事例・おらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

静かな夜に近づくことで感じる「何か」も

存在するように・・・・・。

 

そして夜の灯りは

空間と時間を切り取り、

活動している「昼の時間」と

それを異化するように。

 

 

※設計デザイン事例・おらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

人も物も、

ふとした瞬間に垣間見えるものが、

えてしてその「本質」を

語ることがありますよね。

 

きれいな言葉づかいは

基本的に人の心を落ち着かせます。

空間もそういう意味での「綺麗」な

存在であるように・・・・・。

 

※設計デザイン事例・おらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

見た目も大切

でも見た目だけではなくて

心の範疇へ。

 

和の数寄屋から生まれる趣と

雨に濡れた佇まいが生み出す風景。

 

抽象的な思考や概念も、

ビジュアルな構成が

カタチや表情を生み出します。

 

多様性と複雑な変化の様態が

空間に存在することで

それらは満たされると思いますよ。

 

意味を紐解き

丁寧な暮らしが出来るように。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

◼️設計デザインの問い合わせ
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過ごすことで生まれる時間と意識、空間が持つ効能から派生する未来像をカタチとして設計デザインしつつ暮らす事の「ソフト」と「ハード」を連動するように。

2023年03月19日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

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※二階セカンドリビングに庭のある夜の和モダンを感じる空間提案デザイン設計CG

 

その家での生活が、

豊かになるような設計やデザインを

心がけています。

 

それぞれの価値観や暮らしの文化によって

美しいと感じる「意識」は異なりますが

美しい風景、

光や風といった自然、

庭の緑など、

その場所で得られる魅力的な特徴を生かし、

生活に取り込むことによって、

より「気持ち」という角度からの考え方が

快適でありながら

安らぎのある生活ができると考えています。

 

計画するときに考える事。

 

出来る限り単純であることを旨とし、

だけど意味のある「無駄」、「余白」が

程よく存在する構成、

飽きることなく時間に流されない普遍的な空間に、

おおらかさや伸びやかさをもたらすため、

開口部(窓)や吹き抜け、

廊下やホールといった「接続」などの空間の

つながり方にも工夫を施しています。

 

魅力と効能をより引き立てるために、

細かい納まりを考える時も

わざとらしく誇張することなく、

住まい手さんの価値観と

照らし合わせつつ

ある意味ではシンプルでさりげないものと

なるように心掛けています。

 

また、素材は経年変化を許容できるような、

古くから変わらず

使われている木や土や石といった

自然素材を出来るだけ

用いたいと思っています。

 

だけど、それだけではなくて

手入れや過ごしやすさの安心感

綺麗がどれくらい持続するべきか?

考えるべき内容と事柄を整理整頓したうえでの選択肢。

 

時間のなかでより愛着が湧くことが、

大切にしようと思えることが

その家にとっても

結果的に長く使われることになります。

 

素朴で、饒舌すぎず、

住む人の背景としてふさわしい、

愛され満たされる暮らしが生まれる

そういう空間であることを、

その空間が生み出す未来のカタチを

丁寧に「暮らし」を通じて

設計とデザインという手法と工夫で

存在を生み出しています。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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暮らしの価値観を紐解きながら過ごす周辺に存在する暮らしの意図と程よく囲まれることで深く充実を感じる暮らし、馴染む事の大切さを設計デザインの感度から住まい手さんへの程よさを提案する意味。

2023年03月01日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 


※死角を活用して見える範囲と隠す範囲を間取りに組み込み居心地の良さを計画したLDK(家具提案選定含む)

 

僕の持論にはなるのですが

家具は、人と共に家で暮らす。

 

そのように思って、

そして考えています・・・・・。

 


※死角を活用して見える範囲と隠す範囲を間取りに組み込み居心地の良さを計画したLDK(家具提案選定含む)

 

暮らしの空間において

人に寄り添い、

時間を共有するのが

家具であり、

空間全体を含めてですが、

家具は使っていた人の気持ちを

静かに語ってくれる。

※死角を活用して見える範囲と隠す範囲を間取りに組み込み居心地の良さを計画したLDK(家具提案選定含む)

 

住む事、暮らす事で

住まいについて、

家具やインテリアについて

普段から何か感じるところはありませんか?

 

新築の状態での

真っ新の状態では価値観等

ある程度幅が狭いところかもしれませんが

暮らしが始まり

何年、何十年と経過した住まいや空間は

多くの物事を語りかけてくるように思います。

 

リフォームやリノベーション

建て替え等の際にも

そういうところは大切に考えています。

 

少し話はそれましたが

愛着を持ち使うことで、

物に心が宿るような感覚です。

 

車、自転車、服、時計、

文房具家具・・・家も同じように。

 

「為人」のような意味としての範囲。

 

自分の大切な場所として

事柄を生み出す分身として

気持ちを丁寧に持つと、

きっと「それら」は応えてくれる。

 

何か困ったときでも、

時間と共に、

それらは解決のきっかけを

与えてくれると思うんです。

 

そんな感覚を持ったことはありませんか?

 

場所を変え、過ごす時間を少し変えたら

何かしらの変化が生まれること。

 

悩みがなんとなく解決したり

閃いたり、

区分が落ち着いたり

逆に高揚したり・・・・・。

 

僕には設計やデザインでの

計算的なところも勿論あります。

でもそうではなくて

愛着や支え的な範囲として。

 

大切に・・・そして丁寧に向き合う。

そんな暮らし方が

存在している価値に

家具やそれらは寄り添うと思うんです。

 

家具だけに限った話しではありませんけど

空間やそこに存在する「それら」は

そういう意味で

人と共に家で暮らし

人と共に時間を歩むことで

何かしらの「意味」を暮らしに、

そして人に対して語り掛けると思いますよ。

 

暮らしに対しての価値観を

丁寧に紐解きながら

存在の意味を大切に。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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和モダンの思考・建築が持つ風景のカタチが生み出す心地に触れる意味を丁寧に・設計とデザインにできる限りの程よさと深みをいつも考えています、住まい手さんの価値観の周辺に。

2023年02月23日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

良し悪しの中にある

二項対立という構図による

二つの領域の視点から語ることは、

その話題での世界を分かりやすくすると思います。

 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

デザインにもそういうところはありますが

でも、本当に大切なことはその「間」での

どこかに存在している程よさにあると思います。

 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

そして静けさの中にある

沈黙から音色のような「風景」だったり「デザインの意味」が生まれるんです。

 

 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

デザインとして

意匠や構造・・・「設備」の「カタチ」が生み出す意味。

 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

カタチで語りすぎない事による

建築の奥深さが

よりより暮らしの「意味」を

適切に・・・・・。

 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

そして程よく

住まい手さんや

家族を包み込む「暮らしの風景」として。

 

※和風住宅の設計事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

住まいが持つ奥深さを表現する意図。

 

意味を紐解き

暮らしの充実度を掘り下げる意図のある

設計とデザインの感度と提案。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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和風とモダンの程よい質感の融合をデザインする和モダンの設計と空間美のコーディネート、和の情緒と趣が奏でるイメージを生み出す心地よさとしての価値観。

2023年02月22日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※上質な和の空間をイメージしつつ時代の移ろいを表現した和モダンの玄関ホール兼応接スペース

 

暮らしのテイストに寄り添う和モダンのイメージ。

日本ならではの古風な和から

少し自由な発想と暮らしに馴染む、

そんな和の空間がある家で、

居心地の良い暮らしを意識してみませんか?

 

※上質な和の空間をイメージしつつ時代の移ろいを表現した和モダンの玄関ホール兼応接スペース

 

和風モダンのテイスト。

勿論そこには家具やインテリアの

存在意味も大切。

建築本体の「しつらえ」と共に

素材感や空間の美に居心地と質感。

 

※中庭を挟み回廊としての和の広縁(縁側)・必要なボリュームとしての空間美を愉しむ移動空間兼眺めるスペースに

 

日本の伝統である「和」のやわらかい要素と

現代的な思想背景を持つ「都会的」なスタンスと

必要に応じてインテリアの存在感へ

風景という意味を

プラスするように・・・・・。

 

※越前和紙でつくった障子の美意識を視界と感度で愉しむ空間となる和の縁側(広縁)・回廊

 

シンプルな要素を併せ持つ和のスタイルと

時代を混在させたようなスタンス。

家具や空間周辺の照明デザインによる

趣を情緒的に・・・・・そして繊細に。

 

※家具全体を床に近づけ重心を下げ和の趣を意識したリビングスペース(和室とのつながり部分には越前和紙の障子)

 

和を感じるモダン。

イメージする素材の選択と

提案から生まれる和の質感を

丁寧にそして上質に。

 

※陰翳をデザインする事で越前和紙の障子が趣を生み出すし仕掛け(灯りの効能を愉しむ)

 

木を活かしたインテリアや

内装を少し「崩す」ことで

バランスを生み出すことも

モダンな雰囲気に良く合います。

 

横縞デザイン・縦縞デザイン

格子デザインの家具などを組み合わせつつ

本来和というのは対称(シンメトリー)がポイントですが

あえて非対称(アシンメトリー)を

取り入れることも空間美を

それに近づけるデザインの工夫。

 

テーブルや椅子、インテリアの要素を

上手に調整する事でも

空間の趣としての比重を

変化させることが可能です。

 

部屋に少し緊張を交えつつ

程よくリラックスすることが出来る空間。

 

シンプルな空間に「和」のスタイルを取り入れることも

生き方と価値観を反映する空間として

住まいの在り方の

ひとつだと思いますよ。

 

意味を紐解き

暮らしの充実度を掘り下げる意図のある

設計とデザインの感度と提案。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

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暮らしの環境と趣を丁寧に考える・環境が建築の在り方を導きつつ、設計デザインの感度が生み出す生活環境の、原因と結果のように過ごし方と空間の相互関係と価値感を紐解くことの大切さ。

2023年02月13日 | 和モダン 思想

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※芝生に囲まれた郊外の環境に建つ住まいの過去の設計事例

 

※芝生に囲まれた郊外の環境に建つ住まいの過去の設計事例(夜のモダンな佇まい)

 

環境が導く建築の在り方を考えるように・・・・・・。

 

自然の力を最大限に享受できる建物は

ある意味で

非常に合理的です。

 

陽の光、風の流れ、

生息する植物から推測できる土壌。

 

もともとその場所が持つ性質は

人の手によって安直に変えられるものではなく、

むしろそれに無理なく

寄り添うことで土地や敷地環境との

共存はよりよくなります。

 

それを十分に理解した上で、

計画するべき建物の機能性が

より高められる設計を

考えることにもつながります。

 

土地と建物と人の関係性・・・・・。

 

方位や温熱環境

風向き等も含めて

視界に入る風景というのは

人の気持ちと居心地にも作用する要素。

 

そういった部分を目に見える環境だけではなくて

過ごす環境として

どういう意味で取り入れるべきか?

 

建築計画には重要・・・・・。

 

また、環境と建築素材およびデザインの

相性を深く考察することは、

持続性のある建物を生みだします。

 

持続性とは建物そのものの耐久性でもあり、

それは頑強であるだけでも、

美しい質感だけでも

完結するものではありませんから。

 

まずは気候条件に見合った

素材や家の建て方を選択することは基本です。

 

さらに、そこに過ごす人々の

建物への愛着心を伴ってこそ、

日常のケアや経過年数の節目で

手を入れるなどの意識が生まれます。

 

少し大げさかもしれませんが

歴史に残る建造物は、

全て人の手によって大切に維持され続けています。

 

また、建物に柱が立ち、

屋根や壁がつき

所謂「物理的な器」が完成した時が

完結ではありません。

 

そこで人の生活が始まり、

建物には役割が宿ります。

 

そして人の過ごす時間の中で

より育まれ、空間も家も成熟していきます。

 

そういった暮らしの環境で

はぐくまれる「在り方」も

暮らす人の成長に意味のある「存在」だと

僕は考えています。

 

故に、空間や環境が人を形成し

その形成が結果とよりよい環境を生み出す

相互の関係性が生み出されると。

 

共存共栄であるようにと思います。

 

いつも設計の際には

時間を掛けつつ、

紐解き

暮らしの意味を掘り下げるのはそういう意図の部分。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

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陰影のデザインが暮らしの奥行と質感を生みだす「カスケード」的な上質空間のように、文豪に学ぶ和の上質と情緒を「和モダン」という設計デザインの奥行の思考として。

2022年11月18日 | 和モダン 思想

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

暮らしの空間を豊かに感じる

デザインのカタチ・・・・・。

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

日陰影をデザインする。

陰影礼賛(いんえいらいさん)

文学に学ぶ。

 

文豪・谷崎潤一郎氏の随筆で、

日本の伝統美を

陰翳の中に見出す興味深い作品です。

 

この随筆は僕にとっては

最初の和モダンを思考する

ターニングポイントになりました。

 

<前略>左様にわれわれが住居を営むには、

何よりも屋根と云う傘を拡げて

大地に一廓の日かげを落し、

その薄暗い陰翳の中に

家造りをする。

 

<中略>美と云うものは

常に生活の実際から発達するもので、

暗い部屋に住むことを

餘儀なくされたわれわれの先祖は、

いつしか陰翳のうちに美を発見し、

やがては美の目的に添うように

陰翳を利用するに至った。

 

事実、日本座敷の美は

全く陰翳の濃淡に依って生れているので、

それ以外に何もない。

 

<後略>※出典:陰翳礼讃より

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

便利さを追求すると

明るい空間が求められることが

多くなりますが、

人は本来、

暗がりとも共存してきたために、

どこか落ち着く、

どこか畏怖を感じたりという

感性を養って来たと思うんです。

 

勿論価値観の中で

どこまでそこに「融合するべきか」は

違いがあります。

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

日本の伝統的な家屋に在る

「闇を纏った薄暗い天井」

と「光が這う座敷の床」という

空間演出手法は

この随筆に学んだものです。

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

木漏れ日・・・・・。

樹木の微かな陰翳

そのものを屋根と見立てる

中庭空間です。

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

光が這う為の

座敷的回廊融合の広縁と

ある程度の

闇を纏う事の出来る空間美。

日本では「陰影」という

一つの概念でとらえられる事が多い

光と影ですが、

西洋や中国では

陰と影とを明確に分けて

扱われる事が多いと理解しています。

 

陰:shade

一つの物体に見られる光の当たっていない部分

影:shadow

光を通さない物体が遮ることで投影される影法師

 

光影洋の東西を問わず

光があたるところに

裏の存在として陰影がうまれます。

 

光が強ければ強いほど

陰影は強く鮮明になります。

 

視点を変えてみる事で

気付かされる二面性は

空間づくりのポイントとなります。

 

和モダンの暮らしの中で

明るい部屋というキーワードが出る際に、

僕の頭の中では

陰影をどうデザインするべきか?

思考が巡り始めます。

 

陰影をデザインする・・・・・。

 

例えば、広い草原に

一本の樹があった場合、

ここでくつろぐにはどうしますか?

 

明るさという感覚は

人ぞれぞれで本来は

実に抽象的で曖昧なものです。

 

対話の中からそのイメージを

サルベージする際に

場合によっては

住まい手さんへ「問いかける」話しなのですが、

おそらくほとんどの人が

樹木の木陰でくつろぐイメージを

持つと思います。

 

人は木陰を好む。

 

木陰に佇みながら

明るい場所を望む環境を

求めているようにも感じます。

 

深い庇に庇護された縁側から望む

庭の美しさは、

まさに陰影のデザインによる

心地良さを生み出す演出・・・・。

 

陰影をデザインする際に

イメージする原点は

木々の枝葉の隙間から

木漏れ日がそそぐような場所。

 

常に変化する「陰影」を

ある時は万華鏡として

カレイドスコープのデザインを

考えたりもします。

 

状況と暮らしの価値観に応じた

デザインのカタチを陰影に。

 

その環境を住む環境に融合させる

デザインのカタチは

暮らしの意図をひも解くように

いつも考えています。

 

自然と融合しつつも

大胆な構成も

暮らしを豊かにする手法であり

バランスを整える工夫のひとつ。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間に

居心地をゆだねてみませんか?

 

住宅設計デザインの付加価値で

味わう事の出来る暮らしの心地。

 

暮らしのカタチを丁寧に

愉しみと価値を生み出す

空間デザインが持つ魅力ある住まい造り。

 

 

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設計とデザインの価値と思考、豊かさの持つ意味と余白が持つ価値観、現実と理想をひも解く「引き戻す」時間に少し懐かしい書籍から当時を振り返る事も設計プランの原点に。

2022年11月10日 | 和モダン 思想

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※勤務建築士時代のバイブルとしていた書籍

 

よく考えられた住まい、

「家」を建てると

暮らしが楽しくなる。

 

集まって住む事、

暮らす空間の持つ意味と「考え方」

そのものを

継続的に考えています。

 

建築家・安藤忠雄氏のディテール・原図集。

 

図面からイメージする佇まい。

六甲の集合住宅・住吉の長屋。

 

この書籍とは別の引用ですが、

安藤忠雄氏による

集まって住むことの豊かさは共用部にある

という言葉は本当に印象的でした。

 

勿論「住吉の長屋」のように

密度を上げない事による

贅沢な余白・中庭の存在のように。

 

「六甲の集合住宅Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」

六甲山を背にして

傾斜に存在する「それら」は印象的で

特に六甲の集合住宅Ⅱは

中央部の最も眺めが良い場所に

プールを持ち、

またあらゆる場所に

広場や緑豊かな植栽空間が

ちりばめられていて、

住む場所以上に

魅力的な場所が

至るところに存在しているんです。

 

勿論、眺めというロケーションも

借景から「くる」それらに・・・・・。

 

建築設計事務所に勤務し始めていた

まだ「建築士免許」を持っていなかった

当時の僕は

本当に気付かなかったんですけど、

この集合住宅は

いわゆる「億ション」であり・・・・。

 

今ならはっきり分かるけれど、

一般的な分譲マンションと比較すると

圧倒的に専有面積が広く、

またコスト的にも

相当アッパーだと見て取れます。

 

つまりこの建築では「空間的な豊かさ」は

ある意味考え方によっては

コストによっても

実現しているともいえたり。

 

僕が設計事務所に勤務していた頃、

語弊があるかも知れないけど

分譲マンション・賃貸マンションは

圧倒的に効率化・ローコスト化が

進んでいました。

 

もう25年以上前ですけど・・・・・。

 

どのようにすれば

容積率を高めることができて、

販売有効率を高め、

コストを下げることが

できるのかが

徹底されていました。

 

それは僕も一番

身に染みていて・・・・・。

 

設計事務所に勤務し始めた頃は

仕事を捌くことで手一杯、

全く気にならなかったんですけど、

数年経ってから

設計という範囲を

俯瞰してみると「余裕」

というか「ゆとり」のようなものが

全くなくなっている事にも

ある意味気が付くというか・・・・・。

 

外観やエントランスホール等にのみ注力し、

建築全体というよりも・・・・・。

 

数的に多数であるが故に

少しもったいないようにも。

 

しかしだからといって

そういうマンションはダメだ。

そうではない建築が良い等と

完全に否定してしまうことは

できないと思いますし・・・・・。

 

そういう否定的な考えは

「集まって住む」ことの

可能性も

経済的な社会性や

利便性を失ってしまう

ようにも思えますし。

 

ただ・・・確かにそれらには

限界があり、

けれどまだ限界までも

達していないだろうし、

自分たちの仕事を通して

地域社会にできることも

まだまだあるハズだとも

思いますし・・・・・。

 

それ以降、

ある意味もう少し

視点を広く持ったような、

そんな建築を考える事ができればと。

 

例えばそこに建築が存在した時に

その周辺環境や対人関係が

少しでも良くなるような。

 

価値観の方向性として

緑が増えたり

遊び場所が増えたり

何もしない時間が増えたり

人間関係が豊かになったり・・・etc。

 

詰めすぎない

生き方に「余裕」が残る

そういう建築計画となる事も

一つの価値観と思いながら。

 

そういう意味では

それらは可能であり

可能性もあるのでは?

と思いつつ・・・・・。

 

暮らしの原点を考える時、

僕自身の建築に携わる者としての

忘備録・・・・・。

 

設計デザインの付加価値で

味わう事の出来る

人の営みと暮らしの心地。

 

暮らしのカタチを丁寧に

愉しみと価値を生み出す

空間デザインが持つ

魅力を味わう住まい造りを

考えてみませんか?。

 

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