質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す
暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
※平屋の家・リノベーション計画デザイン平面鳥瞰図
※平屋の家・リノベーション計画デザイン平面鳥瞰図
戸建住宅の動線計画の
考え方について
このブログでも
よく記事として書いていますが
最近またよくDMや
ホームページのお問い合わせで
相談事として
ご連絡をいただく事もあるので
補足と知っていただいておいた方が
家づくりの参考に
なるだろうなと思うので
少し書いておこうかと思います。
動線とは、
家の中であったり家を中心として
庭などを含めて
移動する「人の動き」を示す
軌跡・・・線のことです。
人が間取りの中や
その周辺を移動する
動線計画を決める時に
どのような考え方が
存在すると思いますか?。
多くの方は、
動線の距離を短くして
移動距離を最短にすれば良いと
思うかも知れません。
しかし、
動線計画には
単に移動距離を短くする
という考え方だけでなくて、
動線の種類分け等も
考える必要があります。
家事動線というルート・・・・。
調理や掃除、
洗濯といった
家事に関した動きを表す線です。
この動線計画は、
家事のやりやすさを決めるものです。
例えば、
洗濯に関する家事。
洗濯には一連の流れとして
「洗う、干す、乾かす」という順序があります。
この流れを行う時に
洗濯機と干す場所が遠いと
時間がかかるため
距離を近くに配置するなどの計画
単純な移動が可能にする
というルートが考えられます。
次に衛生動線。
トイレやお風呂場などの
衛生面に関した動きを表す線です。
例えば、
寝室とトイレの位置を
近くすることで
夜に目が覚めて
トイレに行きたい時には
長距離の移動が必要ありません。
また、来客があった時に
浴室を使う家族と
ゲストが居合わせないような動線を
考える事も重要だったりします。
どのような移動が行われる事で
どのような状態になるのか?
間取り構成上
動線を意識する事で
重要な事柄が見えやすくなります。
あと、来客動線。
来客時にゲストの移動に関した
動きを表す線です。
主に玄関と客間をつなぐ距離を
考えることで、
家族とゲストが
居合わせないような動線。
そして最後に、
通勤の時間帯による動線。
朝起きてから通学、
通勤などの
家族の動きを表す線です。
朝の時間がない時は
洗面所やトイレなどの
行き来がしやすくして
スムーズに朝の準備をしやすいような
動線を考える事。
動線から見えてくる事
いろいろとありませんか?
普段の暮らしを思い浮かべると
よくわかると思います。
戸建住宅の動線計画で
抑えておきたいポイント・・・・・。
動線の種類を分けて
その要素からどんなシーンを
考える事が出来るのか?。
どれを優先的に
間取りの軸にすえるのか?。
優先が決まったら
基本的に動線を
ある程度自由な移動が可能なように
そして距離を短くすることで
作業との連動を考えやすく
より快適なくらしが可能になります。
動線計画では家事動線、
衛生動線、来客動線、
通勤動線の4つから
どれを優先して
効率を上げることが出来るのか?
というところが大切です。
大切なのは「自分達」にとっての
間取りに関連した優先順位・・・・・。
動線計画を考える事、
自分達の暮らしの行動
そのものを
キチンと見直すように。
暮らしを豊かにしつつ
毎日の喜怒哀楽に
程よく寄り添う空間構成を整理整頓。
暮らしの空間、
選択と検証の結果に
居心地をゆだねてみませんか?
◼️設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ
お問い合わせフォームから
お申し込みください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------