奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしを考える際に意識しておきたい住まいの防犯対策と安全な間取り計画と外構(庭)のデザイン設計、窓や壁などのパーツだけではなくて暮らし全体で考える防犯対策と暮らしの設計。

2024年11月08日 | 暮らしの事イロイロ

家の防犯と安全な間取り計画。

家を建てる際に

「防犯」と「安全な間取り計画」を

重視する事は大切です。

これから建てる

新築一戸建てや

リノベーションでは、

家族の安全を守る

防犯対策が欠かせません。

 

特に、

日本でも空き巣や

侵入窃盗の被害は後を絶たず、

統計によれば

近年でも数万件の

侵入窃盗が報告されています。

 

住まい手さんが

自宅で安心して

過ごせるための

防犯を考慮した間取り計画の

ポイントを

少し書いてみたいと思います。

 

侵入を未然に防ぐ工夫や、

家全体で

防犯性を高める

間取りデザインの工夫。

 

家の防犯対策を

考える上での基本ポイント。

 

家の防犯を考えるときには、

単に頑丈なドアや

窓の施錠だけでは

十分とは言えません。

 

基本的なポイントから

計画を練ると効果的です。

 

視線と光の活用。

家の「視認性」と「光」が

防犯に大きな影響を与えます。

 

人通りのある場所からの

見通しを確保することで、

侵入者は

人目があるかもしれないと感じ、

リスクが高まるため

犯行を躊躇するという

傾向があります。

 

また、

夜間にはセンサーライトや

常夜灯を活用して、

家の周りに影を作らず

明るく保つとよいです。

 

アクセスコントロール。

敷地内への入り口(門や駐車場、玄関)を

複数設けず、

ある程度ですが

限定的にしておくことで、

侵入経路を

最小限に抑えることができます。

 

アクセスが一つに集中するため、

防犯カメラや

センサーライトも

効果的に配置ができて、

侵入者の動きを

より監視しやすくなります。

 

防犯性の高いドア・窓の設置。

特に玄関ドアや窓には、

防犯性能の高い製品を

選ぶことが重要です。

 

ピッキング対策の

施されたドアや、

侵入者に破られにくい

防犯ガラス、

二重ロック付きの窓は、

簡単に侵入を許さないための

基本です。

※あくまでも予防策です。

 

防犯製品も

プランに盛り込むことは

重要です。

 

防犯を意識した安全な間取り計画。

具体的に

防犯効果を高める

間取りの工夫について。

 

防犯と間取りの設計は、

外観・室内配置ともに

重要な要素です。

 

玄関の位置と

デザイン玄関の位置は、

家の防犯の第一歩。

 

人目につきやすい位置に

玄関を配置することで、

侵入者が周囲から

見えやすくなるため、

比較的犯行を

ためらわせる効果があります。

 

また、

玄関にカメラを設置し、

不審な動きを

記録・監視できるように

しておくことも有効です。

 

玄関には

ドアスコープや

インターホンカメラを取り入れ、

訪問者の確認も

スムーズに行えるように。

 

窓の配置と選択。

1階部分の窓は、

特に防犯性の高いものを

使用するのが理想です。

 

道路や隣家から

見える位置に

窓を設けることで、

視認性が高まり、

不審者が近寄りにくくなります。

 

もし目隠しが

必要な場合でも、

防犯フィルムや

格子付きの窓などで

安全性を

確保することができます。

 

また、

浴室やトイレの小窓など、

見えにくい場所にある窓も

十分な防犯対策を

行うことが重要です。

 

外部からの動線と庭のデザイン。

 

防犯の観点から、

外部からの動線にも

配慮が必要です。

 

庭には適度な植栽を施し、

背の高すぎる植木を避けることで

視界を確保できます。

 

特に高い木や茂みは、

侵入者が

隠れる場所を

提供してしまうため、

計画的に植栽を行うように。

 

また、

庭にセンサーライト

設置することで、

夜間でも

不審者の動きを

察知しやすくなります。

 

テクノロジーを活用した

最新防犯対策。

 

ここ最近は、

防犯テクノロジーの進化により、

自宅の安全性を

さらに高める方法が

増えています。

 

以下のような

スマート機器を

間取り計画に取り入れることで、

さらに安全性を

高めることができます。

 

スマートホームシステム。

IoT技術の普及により、

スマートホームシステムで

防犯対策を

強化することが可能です。

 

玄関の鍵を

スマートロックにすることで、

遠隔で施錠・開錠を

管理したり、

家族の帰宅を

通知することができます。

 

また、

防犯カメラを

スマホアプリと連動させ、

外出先でも

家の様子を確認できるため、

安心感が得られます。

 

センサーライトと

防犯カメラ。

センサーライトは、

侵入者が近づくと

自動で点灯するため、

威圧感を与えやすく

効果的です。

 

玄関や庭、

窓の周りに設置し、

死角を減らすように

配置すると良いかと考えています。

 

また、

屋外用の防犯カメラを

合わせて設置することで、

さらに高い防犯効果が

期待できます。

 

ガラスブレークセンサー。

ガラスブレークセンサーは、

窓ガラスが割れた際に

アラームを発する

装置です。

 

窓からの侵入を防ぐため、

特に大型の窓や

ガラス面積が広い

リビングルームには、

このようなセンサーを

配置すると安心です。

 

ガラスブレークセンサーは

窓が割れる音に反応するため、

犯行が試みられた段階で

警報が鳴り、

犯人の心理的な

プレッシャーになります。

 

防犯意識を持ち続ける重要性。

防犯対策の基本は、

住まい手の「防犯意識」です。

 

いかに最新

セキュリティを取り入れても、

施錠を怠ったり、

窓を開けたままに

してしまっては

意味がありません。

 

また、

定期的に防犯設備の点検を行い、

異常がないかを

確認することも重要です。

 

家族全員が

日常生活の中で

防犯意識を持つことにより、

家全体で

安全な環境を

築くことができます。

 

家の防犯対策は、

安心で安全な生活を送るための

重要なポイントにもなります。

 

間取りの計画段階から

防犯性を意識し、

侵入者のリスクを

最小限に抑える工夫を

取り入れることで、

家族が安心して

過ごせる住まいが

実現します。

 

また、

センサーライトや

防犯カメラ、

スマートロックなど

最新のテクノロジーを

上手に取り入れることで、

より一層の

安心感を得ることが

可能になります。

 

自身の住まいでも

防犯対策を取り入れて、

安全な生活を

考えてみてください。

 

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■やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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