奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしの環境いろいろと、広い中庭も使う場所でなければその空間は逆にマイナスだから空間の価値をリカバリーするように、日本家屋の庭に少し現代的要素で設計デザインの価値で暮らし方提案。

2020年04月15日 | 暮らしの事イロイロ

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

設計とデザインのチカラで

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

建築は空間、

日本的空間の象徴も色々とありますよね。

日本の家には「うち」と「そと」以外に、

この二つの空間を結ぶ

中間の領域がありますよね。

※リノベーション(リフォーム・庭改修を含む)前・ビフォー

※リノベーション(リフォーム・庭改修を含む)後・アフター

 

縁側は廊下として各室をつなぐとともに、

身近な人たちの交流の場として、

春は庭を育み、

また夏には夕涼み、

秋には月見、

冬には心地よい陽だまりの場所

という記憶でもありますよね。

今ではあまり

見られなくなってしまいましたが、

それに変わる空間は

可能であれば考えて

つくっておきたいですね・・・・・。

 

庭がある効能、

入り組んだ旧村にあっても

広大な土地を持っている場合には

中庭形式をとっている事が多く

門屋を介してその広大な中庭を

眺めつつ玄関へ・・・・・。

 

渡り廊下でつなぎつつ母屋を中心に各棟へ

別棟を渡り歩く。

 

ある意味「寝殿造り」のような

空間を継承していたりするイメージを持ったり。

 

※寝殿造(しんでんづくり)とは、

平安時代から中世にかけての

上層住宅の建築様式で、

かつては東西に立派な対、

南に大きな池を持つ

左右対称(和の基本シンメトリー)の貴族の屋敷。

その実態は階層により、

時代により甚だ変化のあるものと見られています。

※使われずに物置場となっていた渡り廊下(ビフォー)

※使い方を変えて空間をアレンジして渡り廊下+外で寛ぐ場としての役目の変換と多様性を促すデザインに(ビフォー)

 

勿論「それ」ではありませんが、

そういうイメージを持つ家での暮らしのリノベーションの際に

使われずに、放置されていた棟をつなぐ「渡り廊下」。

 

使われていなかったその場所に

使いたいと思う価値をシンプルに

庭と空間に余白をつくって継承できる空間として

つくりましたよ。

 

家の縁側は、「そとの縁側」という感じですが、

屋根もあって、多少の雨ならしのげるし、

庭いじりのちょっとした休憩にも、

門屋からの動線(人の動き)をデザインする事で

お話しの場としても・・・・・。

 

こういう場所がある価値として。

 

それをアレンジして「使い方」に

多様性を持たせていますよ。

 

居心地の意味は人それぞれですが

その「仕掛け」として「それ」が存在する事で

暮らしの時間に人の行動が誘発されるし

気分もかわりますよね。

 

デザインはそういう事・・・・・・。

見かけだけではなくて人の思考や行動に

何かを与える存在を形成ですように。

 

勿論賛否両論あると思いますよ。

 

暮らしの環境を紐解きながら

住まい手さんに見えていない

現実と理想のギャップを詰めながら

暮らしの「質的向上」をいつも提案中ですよ。

 

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office


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