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休日の小児科診療・・・

2011-12-28 12:18:21 | Weblog
 子どもの場合、勝負が早いので、休みに関係なく受診をせざるを得ないケース、多々あります。
 世間では、「小児の救急医療」では、ホントの救急は少ないと言われていますが、実際には、小児科ベテラン医師でも、今流行(はや)りの「細気管支炎」や「ノロウイルス感染症」では、先の予測が付かないケースが多いのです。
 ちなみに、当院でのデータを示しますと・・・
 この12月1日~27日まで、時間外が454名いて、その内、小児科が185名となっています(内科の155名よりも多くなっています、特に、休日の場合は)
 12月の休みは・・・小児科数/全科(内科)
 3日(土)と4日(日)・・・18/45(13)
 10日(土)と11日(日)・・・28/54(15)
 17日(土)と18日(日)・・・10/42(16)
 23日(祝)と24日(土)と25日(日)・・・39/94(26)
 1日~27日・・・185/454(155)
 公的病院は、土日祝が休日。今年の12月は12日間、来年の1月は12日間休みとなっています。つまり、3分の1余は、休日。
 来年の平成24年12月29日~平成25年1月6日まで(1月4日以外)休日。
 さ来年の場合は、平成25年12月28日(土)~平成26年1月5日(日)まで、連続9日間ずっと休みと言うことなりますが・・・!
 しかし、私が小児科非常勤医師として勤務している上天草総合病院の場合(3万余の人口の上天草市には、病院は、この病院しかありませんが)、12月30日と1月2日の午前中、(時間外料金を取ることなく)平日診療の体制で長年診療しています。(・・・←いいことは、何故か、マスコミに報道されない傾向にありますね・・・?!)
 私の場合、時間を決めて、時間外を積極的に診ています。来院数が少ないので、今のところ、何とか出来ています。全国的に、病院から小児科が毎年確実に減少しています(集約化の関係もあり)。集約化された所も、それなりに患者数が多くなって難儀している様に思えます。

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