日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

白内障手術記(その5)

2014-07-29 17:25:55 | Weblog


 執刀医から、録画したCDを頂いて、初めに見た時、どうなっているのか、サッパリ分かりませんでしたが・・・何度も見ている内に、少し理解できる様になりました。で、それを見ての私なりの解釈ですが・・・→
 孔を3ヵ所、(ほぼ)10時と(ほぼ)2時と12時の位置に開け(←12時の位置の孔は、2時と10時の孔よりも大きく開けて・・・昔は今よりも大きな孔を開けて、最後にそこを縫合していた様ですが・・・)・・・「(水晶体を覆っている)前嚢」を切って(・・・後嚢に孔を開けてしまうと、大変なことになりますが・・・)、前嚢に大きな穴を丸く開けた後に(術後は、その孔は、開いたままになって)、12時の孔から入れた器具で、砕いた水晶体を吸引して行き、又、その位置から、水晶体の代わりの「人工レンズ」を折りたたんで入れて、中でそれが(自然に)広がって、最後に、乱視補正の為に角度を合わせて、終了となっていました。
 助手が食塩水を時々角膜に掛け、ヒアルロン酸を執刀医が中に入れている様ですが・・・独りのドクターが二つの穴から入れた器具を(神業的に)巧みにこなしている姿を知って、感動しました。(ありがとうございました。)
 わずか10分間ですが、スゴイ集中力が必要とされますね。
 ある眼科医の話ですが・・・→「コーヒーを飲むと、自分の場合、それで手が震えることがあるので、飲めない・・・周りにいる人が話をしていると、集中出来ない・・・独りですので、心細い気になる時があります・・・」などと話されていました。(終わったら、ドッと疲れると思います。ホントにお疲れ様です。)
 又、自分ではよく出来たと思っても、患者さんの方がそう思ってくれない場合や、その逆のこともあるとも言われていました(←医療の難しいところですね!)。
 そうですね、トコトン、見えなくなる寸前まで進行した後に、手術をしてグッと見え出すと、凄く感謝されるのに対して、まだ、さほど困らない状態と本人が思っている状態で手術して(しないでそのままにしてると、失明・・・)、術後に焦点が一点にしか合わないとなると、よく思わない人がいても、不思議でない気もしますが・・・?!
 しかし、昔と違って、白内障の手術は、遅過ぎると、上手く行かないことが多くなりますね・・・!(←昔は、ある程度、白内障が進まないと、出来なかったのですが、今は、早いほど、手術の成績がいいんですね・・・!)
 (亡くなった)私の父は、かなり昔のことですが、白内障で眼科を受診した時には、既に手遅れ状態で、大分県内では出来ないと言われました。で、奈良にある「天理よろず病院の眼科」に行き、術後は、しばらくうつ伏せ状態が続き、その後、ちゃんと見える様になりました(幸いでした)。
 私の場合、左眼の焦点を50cmで一番よく見える様に合わせたので、確かに、50cmの距離のもの、手術前よりも、よく見えますね。それに、術前の1ヶ月間、急速に左眼が見えなくなっていた感じがしていましたが・・・。
 もう、白内障が進んで行かないと思うと、嬉しいのですが、右眼も白内障があるので、又、いつの日か手術となりますが・・・!(T先生、その時まで、体を労わって元気でいて欲しい気持ちで一杯です、感謝・合掌!)
*独り小児科医なので、23日(水)~25日(金)、小児科外来休診にしました。又、毎夏、5日間の休み(土日を含んで9日間)をもらって、休診にしています。(平成24年の12月中旬から、独り小児科医状態です。)

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白内障手術記(その4)

2014-07-29 10:31:11 | Weblog

 手術をして、しばらく横になっていましたが、17:35に夕食が運ばれて来ました。食後の18:10過ぎに、執刀医のT先生の診察がありました。「経過いいですね」とのことで、ひと安心。
 で、しばらくして、T先生が病室までひょっこり来て、「(部屋が)ここだったんですね、よく(産科医の許可で)この部屋、借りられましたね・・・今日の良き日にと言うと結婚式みたいですが・・・」と言われて、手術を録画したCDを頂きました(←退院後に何度も家内と一緒に見ましたが・・・)。
 手術の前日は、よく眠れないだろうと思って、(貴重な)旅行の時にしばしば利用する「レンドルミンD、0.25mg1錠」を寝る前に服用して、ぐっすり眠りました。手術した日は、手術前に服用した鎮静剤の「スカルナービ2mg」は、私には少ししか効いてない感じでしたが、そのせいでしょうか、手術したその夜は、21時前からグッスリと熟睡した感じになりました。
 翌朝(24日)、8:22にT先生の診察を受けて、「経過いいですよ」と言われ、術後にずっとしていたガーゼを取ってもらいました。
 左眼がちゃんと見えました。ただ、自分の場合は、左眼に関しては、流行性角結膜炎の後遺症で長いこと苦しんできたので、白内障の手術後も、右眼の様には、しっかりと見えないだろうと思っていましたが・・・一応、手術は上手く行ったと思って、嬉しくなりました。
 手術の翌日から、内服薬は、セフェム系の抗生剤フロモックス錠1回100mgを1日3回を3日間、点眼液は、3種類あって、1日4回の抗生剤点眼剤の「ベガモックス」とステロイド剤点眼剤の「ベルベゾロン」、1日2回の非ステロイド性抗炎症点眼剤の「ブロムフェナムNa」を使用しました。
 手術の翌日(24日)の朝の診察は、8:25に病棟で、夕方の診察は、17:00に、1階の眼科の外来に行って、診察を受けました。「経過いいですね」と言われました。
 そして、退院日(25日)の朝、8:30に、いつもの様に、病棟で(同じ日に同じ病名で手術をした他の2人と一緒に)T先生の診察を受けました。3人とも(私が最後に診察を受けて)、「経過いいです」と言われました。
 退院前に、(元師長の)Nナースが、退院後の注意点に付いて詳しく説明してくれました。
 普通は、ここで終わりになるのですが・・・→
 24日(木)にベビーが2人産まれていて、退院前に診て欲しいと言われ、その内の1人は、羊水混濁があり、ベビーのAPRスコア(←細菌感染があると、3点)をすると、CRPが陽性の1点なので、入院扱いにして、フォローすることにしました(その後、黄疸も強くなり、光線療法をすることになりましたが・・・)。
 12:40にお金を払って(→思ったほど高くなくて・・・今年は、家内の歯科治療と、私の医療費でかなり払っているので、税金が後で戻ってきそうだなあ・・・?!)、眼を保護する眼鏡を眼科で(2500円で)買って、帰りました(と言っても、病院から道路を隔ててまん前にあるアパートですが・・・)。
*写真は、24日(手術した日の翌日)のもの。
https://www.youtube.com/watch?v=3xtrB57yQRk(←25日の退院日に入院部室から見た天草・不知火海の絶景)

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