日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

子育て(その3)・・・

2014-10-02 17:10:54 | Weblog



 「人生万事塞翁が馬」が、一応、私の座右の銘と思っているのですが・・・これって、「子育て」にも当てはまると思っています。
 「子育て」に関しては、他人に頼ってばかりで、親が楽しては良くないですね。手を取るべきで、「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」、「苦は楽の種・楽は苦の種」ですね。
 「子育て」も、永いスパンで考えるべきで・・・→人生80年(将来は、100年近くになる?!)、あまり目先の事ばかりに囚われていると、「墓穴を掘る」ことにも、なり兼ねないですね・・・?!
 長男が産まれた時に、私の書いたものを見ると・・・→
 ・・・人は何故子どもを産もうとするのだろうか?子どもの為でなく、自分たち(親)の為に産む様な気がしてならない。この住みにくい世界に生まれて来て良かったと思わせることの出来る親にならなければいけないと思う。いろいろ考えると難しくなるが、私に男の子が目出度く出来たことだけは確かであり、周りの人は、この子にいろんな夢を託すだろう。(私の両親の孫は、初めが男で、次から9人目までが全て女で、10人目のこの子で、やっと男となりましたが・・・)
 頭のいい子になってもらいたい、性格のいい子になってもらいたい、外国語がペラペラ話せる子になってもらいたい、国際感覚を持った子になってもらいたい、ピアノの上手な子になってもらいたい、運動神経の発達した子になってもらいたい・・・更には、若い時に、苦労させたい、許されれば、何度でも若い時に失敗させたい・・・など。
 しかし、次の三点に極力注意すれば、いい子、更には、立派な社会人になれると思っている。
1、期待を掛けないこと.
2、親より偉くなれと言わないこと。
3、金・財産を子どもに残さないこと。
 まあ、今読んでも、最後の3つのことは、今でも当てはまると思っていますが・・・。
 又、長男が3歳になった時、「父親の役割」と題して、以下の如くに書いていますが・・・→
 ・・・自分は、子どもが産まれて、父親と言う立派な仕事をもらって、既に10年以上も経って・・・この歳(40歳)になって、やっと、父親たる仕事に付いて真剣に考える様になってきている。多くの事には、ライバルが付きまとうが、いい父親になるのに、ライバルは必要ない。又、いい父親になったからと言って、世間から感謝状一枚来る訳てもない。親の教育が良かったかどうかは、その子どもが、その子どもの子どもを上手に育てられて初めて言えること・・・となると、子育ての成果は、まだまだ先にならないと分からないはず。 (←今読んでも、そう思いますが・・・。)
 仕事ばかりしていては、何も子ども達に残せないと思い(お金や財産を残す気は、全くないので)、長男が将来生きて行く上で、2つの事が大切だと思い・・・→それは、「精神(心)」と「肉体(体力)」で・・・精神鍛錬には、「茶道」が一番いいと思い、小学校3年生の時から中学に入るまで、ミッチリと私が教えましたし・・・「体力」に関しては、長女の小学校の担任の先生が、「極真空手」の先生であったこともあり、その道場に通わせました。

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子育て(その2)・・・

2014-10-02 14:35:35 | Weblog
 一代で大成し、大金持ちになったある会社の社長さんが、目頭を押さえながら、「息子が、せめて、人様に普通に顔を向ける程度までなれれば、私は、どんなことでもします。例え、財産が全くなくなって、無一文になっても構いません、この子さえ立ち直ってくれれば・・・」って感じで、それ相応の医療機関に相談に来るケースもあるのです。 
 就寝中に、父親が、子どもから金属バッドで殴られる痛ましい事件もありましたが・・・。
 「子育て」何て、一度限りで・・・その年齢に応じて、その子に合った適切な環境を与えて上げるべきで・・・まだ、未熟な親の判断で、子どもの立場を考えないで、いろいろと、親の欲で子どもに強いるのって、どうかなって思うことが多いのですが・・・?!(←その子どもなりに、向き不向きもありますから・・・)
 子どもって、良く見ると、産まれた時から個性がありますね。大きな声で力一杯に泣く感じの子、絶えずよく動く感じの子、常に母乳を欲しがる感じの子、寝てばかりって感じの子・・・実に、いろいろです。
 親も、初産だと、起きていても、眠っていても、心配で・・・インターネット依存症だと、更にそれが加速されて・・・子どもにとっては、やはり、親が自信を持っていて、ゆったりとした気持ちで育てて欲しいと願っていると思うのですが・・・?!
 そう言う私にしても(小児科医なのに)、子どもの子育てに関しては、反省しきりですが・・・→
 長女の時は、仕事で忙しくて、良く眠ってばかりの子だなあと言う思いが今も強くて・・・→しかし、よーく考えてみると、夜、22時過ぎに大学から帰ることが多くて(←住んでいるアパートは、道路を隔てて病院の前にありましたが・・・)、それに、朝も、早くから家を出ることが多くて・・・やっと休みと言う土日にも、病院で仕事したり、開業医でのバイト(小児科医の代診)や(衛性看護科の)講義に行ったりして・・・たまに日曜や祝日で、時間が空いた時に、長女を抱いて、しっかり顔を見ていましたが・・・?!
 そんな環境でも、長女はスクスクと育ち、自立心の強い子になり、高校3年生をアメリカで過ごし、日本での受験勉強をすることなく、アメリカで、大学→大学院と進み、今、ニューヨークでカイロプラクターとして夫婦で逞しく開業していますが・・・英語も、長女には、私が教えたことはなく・・・今考えると、私の英会話の先生(←アメリカ人が多かったのですが)が私の自宅にしばしば来ていて、そこで、私たちの英語だけの英会話レッスンを聞いて、それで、無意識的に刺激を受けたのではないかと思っているのですが・・・?!
 (長女とは、歳が少し離れて、次女と長男が、故郷の佐伯の私の勤務するN病院で産まれましたが・・・)
 次女の時は、私も親として少し賢くなっていて、長女の時よりも育児に関心を持つ様になり・・・胎教が大切だと強く思う様になって・・・自宅に有線を引いて、しばしば、音楽を流していました。
 そのせいでしょうか、次女は、小さい時から、メロンパンの歌を上手に歌っていて、音楽まっしぐらって感じで、芸術系の学校に行き(大分県立芸術〇〇〇高等学校)、大学も、音楽大学(〇〇〇〇音楽大学)に行き、そして、今は、プロのヴァイオリン弾きになっていますが・・・。


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子育て(その1)・・・

2014-10-02 12:51:35 | Weblog

 平成26年10月1日(水)の夜のNHKの「歴史秘話ヒストリア」で、徳川家康の子育てのことが紹介されていました。そこには、将軍としての家康と単なる子煩悩な父親としての家康が紹介されていました。
 そうですね、子育ては、大会社の社長さんにとっては、その事業をする以上に、大きな仕事かも知れませんね。親業って言葉もあるぐらいですから・・・能力のない子どもが後を継ぐと、今の時代だと、会社は、あっという間に倒産してしまいますから・・・?!
 現実に、父親から息子に主導権が替わって、しばらくして倒産してしまった会社、多いです。それと全く対照的に、父親の倒産が子どもを奮い立たせて、それが財産となって、子どもが奮起して、大きな事業をしている例が、私の身近にも、確かにありますが・・・。
 徳川家康には、男11人、女5人もの子どもがいました。
 長男の「信康(のぶやす)」の子育ては、まだ、家康自身が親として若かったこともあり(←家康が18歳の時の子どもで)、甘やかし過ぎて育てた感じで、親馬鹿溺愛の結果、信康が人殺しをしたりってこともあって、信康が信康の妻(織田信長の子ども)と上手く行かず・・・最後には、織田信長から、家康は、信康の切腹を命じられ、断腸の思いで、それを実行しています。
 次男の「秀康(ひでやす)」の子は、正室の子でなく、侍女の子であった為に、産まれても会うことがなく、3歳の時に、信康の配慮で、初めて会っています。そんな秀康は、3度も、家を渡り歩いています。初め、秀吉の養子に行かせられていましたが、秀吉の子どもが出来ると、別の養子(結城ゆうき家)に追いやられています。どこにいてもけなげに努力する優秀な秀康は、家康の子どもたちの中でも武勇ナンバー1と言われる程で、最後は、関ヶ原の戦いで、上杉家を追い払い、その功績で、越前国に渡っています。
 長男信康、次男秀康も、後を継がない関係で、家康は、徳川家の後継ぎは、三男の「秀忠(ひでただ)」にしようと思うのですが・・・牛が部屋に突如飛び込んで来ても、本を読み続けて慌てない程で、ゆったりして、鈍い感じで・・・周りから、この秀忠、「泥人形」とまで言われ・・・関ヶ原の戦いで、名を上げさせようと家康が大群を与えて配慮したにも関わらず、戦場に来るのに間に合わずに遅刻して・・・家康は、次の二代目の将軍として、「秀忠」とするも、任せられず、駿府にいて、実権を握っていました。
 (世界でもこれほど長期に渡って続いた家系はまずないって感じですが・・・→)徳川家の初代の家康の人生って、晩年は、何も心配ない感じで終わっていたと思っていましたが、実際は、最後まで、苦労が絶えなかったんですね・・・?!

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