日本の心・さいき

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小児科外来での出来事(その20)

2018-07-27 06:48:54 | Weblog
 小児科外来では、発疹や動きがおかしい時、それをスマホで撮ったり、録画して、見せてくれる親御さんも多くなりました。
 で、病気に関しても、来院前に、インターネットで調べていて、とても詳しい親御さんも多くなりました。まあ、両極端ですね。
 ウイルス疾患なのに、抗生物質が効くと思っている親御さんも、まだ、多いです・・・。(ウイルスでは、インフルエンザとヘルペス以外は、特効薬がないので、対症療法となりますが・・・)
 私が若かった時、よく、「若いけど頑張る先生・・・」って感じで、言われていました。「若いけど」と言われるのが嫌で、威厳を付ける為に、鼻髭を生やしたこともありましたが、もう、そんな事、気にならなくなって、今は、自然体で応対しています。
 前の職場では、「じいちゃん先生」って感じで言われていました。
 70歳近くになると、診てる子ども達が、私の孫って感じに思えてなりません。
 で、治療に迷った時、親御さんの前で、「私の孫だったら、どうするかなあ・・・?」何て言っていますが・・・。
 子どもの医療は、医療側と患者さんの共同作業だと思っています。それに、行政が、それが上手く行く様に、その場を作ってくれるべきだと思っています。
 日本の周産期死亡率、新生児死亡率、乳児死亡率、1億人以上の人口を抱えて、北海道から沖縄まで、大きな差なく、決して多くない医療従事者で、世界トップレベルを保っています。(←マスコミは、この事で、あまり騒ぎませんが・・・) 

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