


この話の教訓・・・他人の意見は、あくまでも無責任ということでしょうか。
かって自分が若かりし30才代、朝から晩まで、1日も休みことなく、年間500人の新生児を診て、時間外も年間5000人近く診て、外来も1日平均100人以上診て、入院も年間1000人ほど診ていた。その時、傍からこんなことを言われていたのを今でもしっかりと覚えている。・・・「田原先生は、よっぽどお金儲けがしたいんじゃろうなあ・・・」と。事実は、個人病院なので、大学病院の時と比べると、給与ははるかに高かったが、その病院では年齢が一番下のなので、部長の中では一番少なかったし、時間外手当は、まったくもらっていなかった。給料が今の半分でも、同じことをするよと、当時、周りの人によく言っていたが。とても忙しかったが、ナースがしっかりしていて、とても仕事のし易い病院であった。
よく、「あんなに仕事ばかりして・・・」とよく言われてきた。
大学を辞める時も、いろんなことを言われた。病院を辞めて開業する時も、いろんなことを言われた。たはら小児科医院を閉院する時も、いろんなことを言われた。
しかし、良かったと思っていることは、最後は自分で全てを決めてきたこと。だから、悔いは私にはない。
あるドクターが言ってくれた、「先生は今まで頑張り過ぎるぐらい頑張って来ているんで、自分が出来ると思う範囲で、納得の行く範囲で頑張るだけでいいんですよ。小児科医は足りない訳だから、ちょっとでも医療してもらえば、それで充分なんですよ」と。
ありがとうございます。