日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その41)

2007-03-21 07:14:24 | Weblog
○専門1年、8月8日(火)晴。
 生化学の先生(元外科医)は、基礎医学を知らないで医療をしている医者のことを、モンキー医者と言った。やはり基礎では、それなりの頭が要求される感じだ。理学部的素質がないと駄目だ。俺の頭は丸暗記一本だ。俺はモンキー医者になるのか。今日の生化学の実習は、楽しくなかった。劣等感にさいなまれた。やり方だけを覚えたという感じだ。ハ一パ一の生化学の重要性が分かった。
○専門1年、8月23日(水)晴。
 吉利和の内科診断学を買った。2600円の五分引き。実に安い。しかし、とてもいい本。見ていると本当に俺はこの先、医者になるんだなあという感じがした。嬉しい。分からない所が多いが、しかし、読んでいると、心がうきうきして本当に楽しい。今日は、朝4時に起きて、朝4時間バッチリ勉強した。
○専門1年、9月2日(土)晴。
 生化学の実習が終わった。最後は、アセ一トセルロ一ス膜で電気泳動したが、・・・月曜日にもう一度しないといけないかなあ。
○専門1年、9月30日(土)晴。
 今日で今月も終わり。非常に頑張ったと自分では思っているが、その割に、たいして身に付いていない感じだ。解剖のレポ一ト、生理のレポ一ト、生化学のレポ一トと、多いなあ。あまり無理をして体を壊さない様にしないといけない。
○専門1年、10月3日(火)晴。
 この胎児とも今日でお別れだ(9月1日から10月3日までの間に、二人に一体で、胎児の解剖をした)。どんどん進んで行って、一番初めに終わってしまった。ホルマリンの匂いもなくなって、少しカビが生えている。もうすぐ、成人の解剖(4人に一体)が始まる。
 
*系統解剖の時は、どこまでするのか自分なりに決めて、その日の朝、予めどんな感じになるのか頭の中でイメ一ジして、毎回解剖に臨んでいた。その場で覚えることはしなくて、確認を実習でする感じで解剖して行ったが、やはり、本の上では、空間のイメ一ジがはっきりと作れにくく、実際にメスで解剖してみて、解剖の素晴らしさに何度も感嘆していた。今でも、自分に解剖させて頂いた人の顔を思い出すし(安らかな顔をされていた)、今でも、私の医学の元を作ってくれたバイブル的存在と思っている。(自分の解剖の予習量は、半端でなかったことを、今でもはっきりと記憶している)

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