車のレースです、それもパワーの限られた動力のレースですから、ドライバーの体重は軽い方がいいのですが、公平を期すために70キログラム未満の場合はバラスとを積むことが義務付けられています。では、車はと言いますと上限の300キログラムは規定されていますが、下限は特に無し。要するに軽く作ればそれだけ車への負担は減り優位な位置に立てる可能性があるのです。今回の大会出場で一番軽かったのは、エンジョイクラスは、長野工業高校の90キログラムでした。200キログラムの車もあるのですから、驚異の軽さです。でも、今回のような強風下でのレースではその軽さが逆に裏目にでる可能性もありです。それでも通常のレースなら間違いなく軽いほうが良しでしょう。
レースに出る車はどのチームもすべて手作りです。手を入れるところは無数にあってどこで区切りをつけるかが味噌です。レースの直前までああだ、こうだと弄繰り回しているチームは沢山います。こうなるともう自己満足です。早く切り上げてレースの準備をしなくてはいけないのにいつまで経っても調整調整です。手作りだけにきりが無い世界です。その調整にひょっとするとレースの遣り甲斐があるのかもしれません。