鈴鹿のコースでもう一つの怖いところそれはどうも第1コーナーのようです。メインスタンド前のストレート下りで猛烈にスピードがアップしたのを第1コーナーで減速です。この時ソーラーカーには猛烈な回生電流が発生します。過充電にでもなればそれこそバッテリーがダメージです。ですから、オーストラリアチームも約8割くらいの充電状態でスタートをしているようです。このあたりは作戦の大切な部分でしょう。第2ヒートの前の甲羅干しで天気が良ければ、オーロラチームのソーラーパネルだと満充電も可能のようですが、そこは決して決して回生電流を考えていますので、絶対にマンタンにはしません。
オーストラリアチームもやっと本国に帰還したようです。もう幾度かのミーティングを重ね、来年に向けての始動を始めたようです。監督のデイビッドはソーラーカーの本の執筆の為に鈴鹿のあと大阪にある朝日新聞を訪れ、神戸で以前行われた(問題が発生して以後継続開催はされていない)ソーラーカーレースの記録を取材するために訪れています。彼のソーラーカーにかける情熱は只者ではないです。表現は大げさかもわかりませんが、世界をソーラーカーで駆け巡るといってもいいでしょう。早くその本が出版されるのを待っています。ひょっとすると私の名前もその本の片隅に出るのかもしれません。