サンフランシスコ当局によれば火曜日の夜のローリングストーンズコンサートでは過大な音量で耳を覆わなければならなかった、との事。近所の家々の床や窓は震えっぱなしだったそうです。住人のひとり、テッド・ワインスタインさんは、ローリンスグトーンズの芸術的な判断云々でなく、「あいつらの音楽をとやかく言う年齢ではないが、あいつらの音はうるさ過ぎる」と語っています。市環境委員会の専務ボブ・デイビスさんによれば、日曜日、ストーンズの演奏が始まるや否や抗議の為に電話は鳴りっぱなしでした。公演会場のSBCパークを管理する野球チームジャイアンツのオフィシャルによれば、ショーの始まる前彼らは音量のレベルを下げたと言っているのです。
このところ中西部と南部をトルネードが猛威を振るって通り過ぎて行きました。今週の水曜日にも通年よりも遅く竜巻が襲ってきました。ストーム予報センターによればこの時期のトルネードは先例がないわけではなく、むしろ11月はトルネードの第2の季節と言ってもいいそうです。「春の裏返し(ミラーイメージ)です」との事。トルネードは春に、暖かい空気が北に上っていって冬の冷たい空気が残っているところでぶつかり、発生するのです。11月はちょうどこれの反対の現象が起きて、寒冷前線が南に下がり、夏の残っている熱い空気との間でぶつかりあい発生するのです。
アメリカの夜間病棟(一般病棟)は極めて静かでした。日本と違った発見は殆どの病室のドアがいつも開け放たれているのです。消灯の放送もなければ面会時間の規制もありません。それで病院の正面玄関から通じているのですから、セキュリティーは無い同然です。夜間に悪意を持った人が侵入して何かを企てて事件を起こす可能性は大いにあります。ナースが無線LANに繋がったPCデスクを押して各部屋を時折検温、確認に回ってきます。そのPCデスクのごろごろと転がる音が響いてくるだけでした。病棟の中央部にあるナースステーションのところが一際明るく照明が点いているのです。そんな中、友人は深夜に2度の鎮痛剤と解熱剤の投与をうけ、睡眠薬を貰ってのご睡眠でした。
ERから一般病棟に移された友人の様態は多少の回復傾向は見られるものの、大きな進展はありません。そんなおり、急に病室ドアに「呼吸器系統隔離、入室者は必ずマスク着用」のビラが貼られています。日曜日の転医の折にもそれに類似していたことがあったので、もしやとは思いましたが、やはり鳥インフルエンザを疑っての措置でした。伝染病担当の医師が来て「最近鳥に触ったか?」との質問をして、結果疑いは晴れ、マスク着用が外されました。それでも、念のためにと尿検査をするようです。夜になると様態は悪化し頭痛、高熱を繰り返しています。本人がとりあえずは日本の家族に電話をしたので、本人も安心したようですが、さて、今日までで発病して1週間、医師にかかり出して5日目です。早期に回復をしないと来週の日本帰国予定にも影響がでそうです。
先日お伝えした女性の銀行強盗が捕まりました。警察より携帯電話強盗を呼ばれていた女性強盗が逮捕されました。名前はキャンデス・マルティネス19歳です。マルティネスはフェアファックスとラウドン郡での銀行強盗の容疑で起訴されました。調査官によれば午前3時半にセンタービルで捕まりました。FBIのスポークスマンが語ったところでは、該当の地域を巡視中に操作中のナンバープレートを付けた車を見つけたので追跡したのです。その車に乗車していた男性も逮捕され、現在フェアファックス郡の警察本部で身柄を拘束されています。単独犯行ではなかったようですが、映画のような強盗劇でした。
冬の町の風物詩はアイススケートリンクもその一つかもしれません。ことしもコロンバスの街中にスケートリンクがお目見えのようです。毎年この時期は冷たい雨に見舞われるのですが、今年はまだ雨は降っておりません。合板、隔離材、チューブ、水そしてポリプロピレングリコールと必要な材料はすべてそろいました。これで、町のどまんなかにアイススケートリンクが登場です。「スケートオンステート」と称して州議事堂のある南角の芝生とステート通りの中央分離帯に直径70フィートの大観覧車と一緒に登場です。これらの呼び物は個人のお金でまかなわれていますが、年末のお休みを楽しくそして買い物客を呼び込むためです。「今年は昨年より大仕掛けになった。アイススケートリンクは冬の休日にアウトドアを楽しむダウンタウンの人にとって珍しくないものとなってきた。」とクリーブ・リックシーカーさんは語っています。早速出かけて見て見たいものです。
毎日のランニングとダイエット効果のあるアーモンドやその他の健康食品で年を重ねる脳を調子良くしようとの、研究成果が月曜日発表されました。動物による実験に成果が第35回神経科学年次総会で発表されました。それによれば運動とダイエットが物忘れなどに関する影響を抑えアルツハイマー病の防御にもなるとのことです。「我々は今、生活様式とダイエットが脳に深く影響しあう事を見つけつつある」とカリフォルニアアーバイン校の脳専門家、カール・コトマンは語っています。殆んどの人は加齢とともに僅かな記憶の問題を経験します。ハツカネズミに4週間、回転車の運動やおもちゃを与えて記憶のテストをしてみました。その結果何もせずじっとしていたネズミに比べ、運動をしたネズミはテストでよい記憶の結果をしめしたのです。より年取ったネズミは走ったり、遊ぶことでかなり記憶を高めることが示されました。
アメリカ内務省が火曜日に発表したところによると、30年間の保護政策により、ヨセミテイエローストーン国立公園周辺に生息するグリズリーベアが絶滅危惧種のリストから外されるとの事です。イエローストーン地域のグリズリーベアが1975年の絶滅危惧種法のリストに載って以来凡そ3倍の数になっています。連邦ウィルドライフ局の見積もりによるとイエローストーン地域と、ワイオミング、モンタナ、アイダホの一部を含めおよそ600頭とされています。保護リストからの除外は取りも直さずグリズリーの狩猟が自由になるということです。これらの3洲では連邦ワイルドライフ局からの熊を扱う管理責任を受け入れることになります。環境保護者の動きは2分されています。国立ワイルドライフ連盟は、絶滅危惧種法の効果があったことにスポットライトを当てて成果を主張しています。ナショナル資源保護委員会は熊に対してはまだまだ余りにも多くの脅威が存在していると語っています。
何かと写真の好きなアメリカ人です。街角やモールには家族写真や記念の写真を撮ってくれる写真屋を多く見受けます。個人でも、もちろん撮影して会社のデスクに貼り付けたり、財布の中に入れていて事在るごとに見せてくれます。ハロウィーンの仮装パーティー、家族親戚の寄り合い、もちろんクリスマスや感謝祭もでしょう。今朝は社員が特別に私を呼ぶので、何かと思ったら自分の孫の写真です。3歳の女の子でした。それは子供は何処の国でも可愛いですよ。目元が貴方にそっくりですよと、言ったら喜んでいました。でも、わざわざ呼ぶのですから、もっと驚くようなものなのかと、思いきや単に「私の孫は可愛いでしょう」と言いたかっただけでした。ま、いいか。
ERで約二日間の治療を受けた友人は午後からのERが忙しくなる時間帯の前に、一般病棟に移り今夜はとりあえず入院となりました。日本と違い入院の部屋も綺麗で、日本の病院にあるような消毒のにおいはまったくありません。テレビ、電話、トイレ付です。ベッドが二つあったので、隣に誰か来るのかと尋ねましたが、予定はないそうです。これでは完全個室ですが、その代わり会社の他の友人がここで退院まで付き添うことになるのでしょう。友人の様態はその後もハッキリせず、夜には日本の家族に電話をしたいので、アパートに置いてある携帯電話から日本の家族の携帯電話番号を連絡してくれとの依頼で、寝ている折に2回起こされてしまいました。高熱、頭痛、悪寒、関節痛、風邪の症状を全て提示していますが、診断は肺炎、副鼻腔炎とのことです。あと何日で退院できるか、その間また病院行きがありそうです。
昨夜ERを放免された友人は結局、今朝になっても容態が優れず、再びERに逆戻りでした。今日は午前8時半から入院までの午後3時までERで付き添いながらERの実態を観察することができました。病院の方にむかっている救急車より患者の容態を知らせる無線が入りそれに対しての指示をERよりしていました。「ただ今そちらに向かっています。あと5分で到着の予定。心拍数100、血圧150/95」などとリアルな容態が送られてきたいます。3ブース向こうのブース(カーテンで仕切られた部屋)では女性が凄く気になる咳を立て続けにしています。その横ではご主人と思われる男性が女性の手をじっと握り締めています。その向こうのブースでは年配の女性が酸素マスクをしたままで休んでいます。さしずめテレビのERの雰囲気は十分でした。その間にも救急車がひっきりなしに到着して救急救命士が看護婦さんの手があくまで応急処置を施していました。兎に角アメリカのERは日本とは違うせいか、忙しすぎるようでした。
サンクスギビングを2週間後に控えているのですが、どうやらそろそろアメリカはクリスマスモードに入って来ていますね。昨日、病院で聞いたラジオではもうクリスマスソングが流れていましたし、所々では、もう、クリスマスイルミネーションが見られ始めています。今朝聞いた社員の話では、「最近残業が多いがどうしたの?」「もちろん、クリスマスプレゼントを買うためよ」やはり、そうでした。私が思った通りでした、プレゼントの為に最近は多少勤怠が良くて安定していたのですよ。ところが昨夜の夜勤は6人も無断欠勤です。これはまた、どういう訳なのでしょう。
日本からの出張者が先週の木曜日から身体の調子が良くないとの事で、昨日、日曜日はER巡りでした。まず、最初に行った所は開業医の様な休日診療所で、規模が小さく検査設備も整っていないため、ドクターが原因が掴めないとの事で提携先の大きな病院を紹介され、そこのERで精密検査でした。そこはまさしくテレビのERに出てくる雰囲気でしたが、テレビドラマの様な、どたばたは見られ無かったです。それでも30人くらいが収容できるのでしょうか、休日とは言え多くの病院関係者が勤務していました。参ったのは待たされた時間です。最初の病院に行ったのが午前9時半頃、2件目の病院を出て帰宅したのが午後8時半でした。凡そ11時間のERですよ。その間待たされた時間が90%です。どうも、ERで処置というより一時入院という感じの方が強かったですね。ERは、費用がこれまた目が飛び出るような料金のようです。最初が凡そ26000円相当、2件目はどうやら100000円を超えるようです。
一向に沈静の兆しが見えないイラクの情勢ですが、暴動が巧妙化していると、ドバイよりアラブ合同紙が報道しています。道路端に仕掛けている赤外センサーを遠隔で無線操作で起動させ地中や路辺にカモフラージュで仕掛けている爆弾を爆発させるという仕掛けです。しかもその爆弾には殺傷力を高めるために鉄、銅、プラスティックなどを円錐状に先を尖らせたものを含めているのです。アイルランドやレバノンのゲリラ闘争で使用していた技術です。アメリカ軍もスクランブル技術などでこれ対抗して戦う方法を見つけているようです。何処からどの様にしてこのような技術が入ってきているか調査もされていますが、どうもイランかレバノンノの「ヒズボラ勢力辺りが教えているようです。
ハリケーンによるガソリン価格の高騰などで車の購入も冷え込んでいたのですが、徐々に明るい兆しが出てきているアメリカ自動車業界の展望をUSオートインダストリー紙が載せていました。業界はフォードの例が示すように環境にやさしいグリーンカーへの投資をもっと増やすべきでしょう。GMも販売の落ち込みや健康保険プランで大きな負担を抱えていたり、フィアットとの法的闘争もあるなどマイナス要因が多いのですが、先週SUVの新しい車をシボレーGMCとキャデラックのブランドから発表しています。どこにでもいけるというフルサイズのSUVはアメリカ人の自由を愛する心にぴったりとあっていて大切なカテゴリーの車です。だれも一夜にして自動車業界が大もうけを出来るようになるなんて思ってもいないでしょうが、利益率の高いSUVが売れ出せばいい感じで販売が伸びてくるでしょう。