花好きグランマの独り言

いつの間にか大好きな季節到来。
控え目な花、地味な花など山野草が大好き。
まるで私のよう? 孫も登場します。

栂池自然園へ

2016-08-09 22:38:12 | 旅行

 

栂池自然園を巡る2日目の朝は窓を開けると快晴、青空が目に沁みるよう

 

 

ホテルの3階の部屋からの眺め

遥か遠くに後立山連峰の峰々が美しい

 

 

ホテルの屋上に出てみると眺め抜群

八方尾根から昨日見えなかった白馬三山がくっきり姿を現している

白馬大雪渓を登り白馬三山を縦走して、白馬槍温泉へ下山したかつての山行は夢のよう

 

朝食後8時出発、手前に見えるゴンドラに乗り、栂池自然園に向かいます

 

 

ゴンドラとロープウエーを乗り継いで徐々に高度を増してゆく

この静かに佇む峰々を眺めているだけで幸せ

でも高度を増していくにつれ、少しずつ早くもガスが湧き出てきているのが気になる

この程度のガスで治まって欲しいと願いながら~

 

 

ゴンドラの始発駅栂池高原駅の標高は839m

最終ロープウエー駅の自然園駅の標高は1829m

約1000mを一気に上がってきた

 

前に来た時はマイカー規制される前だったので、下から車で自然園入口の大きな駐車場に車を置いて散策している

 

自然園入口でお弁当とお茶を受け取り解散、ここからは自由行動になる

9時ちょうど出発、白馬大雪渓が目の前に見える展望台を目指して、自然園内をぐるりと一周する予定

展望台までぐるりと往復すると、ゆっくり歩いて3時間半はかかる

しかし3時間で歩かねば、バスの集合時間に余裕で戻ってこれない計算になる

 

 

 

自然園の木道を黙々と展望台を目指して歩く

白馬岳山頂が徐々に下から上がってくるガスに覆われて、見え隠れ~

時間は早いのにガスが湧くのが早すぎる

天気予報は曇りだったからやっぱりと嫌な予感

 

 

 

太古の火山活動の名残と言われている風穴

岩の隙間から冷たい風が吹いてくるので覗いてみると、残雪が見られとっても涼しい

 

 

楠川を渡ると、急な登りがしばらく続き高度を増す

 

 

 

浮嶋湿原標高1920m

 

 

やせ尾根を急登していくと眺めが良い場所に出る 

遥か彼方に小さくビジターセンターの屋根が見えた

 

 

 

栂池湿原の反対側の斜面を眺めていると眼下に池が見えた

地図で確認すると、これが栂池かまたは雁股池(かりまたいけ)のどっちかな?

 

 

 

ようやく展望台に到着10:15着、予定より早い到着 標高2020m

白馬岳の大雪渓が少しだけ見える程度

やっぱり山頂は雲に覆われてしまっていた

 

 

晴れているのに白馬岳方面だけが雲の中

山用ストックは片手だけ使用、足の補助にかなり役立って歩きやすい

 

 

少しだけ下がって展望テラスがある展望湿原到着10:27 標高2010m

やっぱり白馬大雪渓が少しだけ見える・・・

絶景スポットなのでガスが上がるのをカメラを構えて待つ登山者たち

私達も休憩を兼ねて少しだけベンチに座る~

 

 

益々ガスが湧いてきたので、あきらめて出発する10:35

プライベートなら好きな所でゆっくり出来るけど、ツアーだと指定された時間までに戻らないといけない

自然園入口まで戻るのに1時間以上はかかるので、ここはもうあきらめるしかない

 

 

 

 

 

かなり下がって来ると全景を見渡せるポイントに来た

まだずっと先湿原の奥にビジターセンターの屋根が小さいけどはっきりと確認できる

そこを目指してひたすら歩くのみ ~

 

 

 

ようやく出口付近に近付いてきてホッとする

時間内には余裕で戻れそう

 

 

 

ビジターセンターの目の前に戻って来てから記念写真を11:40到着でした

出発してから2時間40分でぐるりと一周して戻ってきたことになる

休憩したのは展望台手前で10分と展望湿原テラスで8分だけ

 

夏の花々が沢山咲いていたけど、ワタスゲなどはすっかり飛び散ってしまい見られなかった

気温の高い異常気象が自然園の花たちにも影響し、例年より花が早く咲き終わっているようです

 

 

 

 

戻ってきて時間を確認してから、朝貰ったおにぎり弁当を開けてみる

ずっと持ち歩いていたので、おにぎりが変形していたけど美味しく戴く

前日買っておいた地元のプルーンをデザートに、山歩きの途中でもこのプルーを食べての小休止が疲れに効いた

 

ランチ休憩は20分間だけ

再びロープウエーとゴンドラを乗り継いで麓駅に降りてくるとバスが待っていて、12:55到着

集合時間が13時だったので5分前に滑り込みセーフ

あれ? まだ半数近くが戻って来ていない・・・

 

 

結局最後のグループが戻ってきて出発したのは15分遅れて13:15にさいたまに向けて出発

 

途中事故渋滞に巻き込まれたものの、おおむね順調川越駅と本川越駅で半数以上が下車して大宮駅へ

道路が濡れていたのは雨上がり、久し振りに大きな虹を見る

 

川越から大宮駅へは一般道を走る

夕方は道路事情が悪く、大宮駅到着は16:45でした(川越から1時間かかる)

 

山歩きした後のバスの揺れは心地よく居眠りが出る

プロのドライバーさんに命を託して安心しての居眠り

その点プライベートで行くよりは楽かもしれない~

 

でもね~ ツアーはゆっくりしたいところで気持ちがせくのは否めない

1泊2日だからせわしない、プライベートで2泊か3泊してゆったりスケジュールで楽しみたいところです

 

スマホの歩数計を確認すると初日16490歩、2日目20208歩でした

 

上ったり下ったりあれだけ歩いたのに、筋肉痛が全くないのは嬉しい

今日も猛暑の中、体をほぐしにプールで軽く泳いで来ました~

 

 

 


思い出の第3ケルンと八方池

2016-08-09 00:02:32 | 旅行

今から55~56年前ってすごく大昔の話? 

私がまだ可愛い中学生だった頃のこと、夏休みに父親に誘われて父親の友人の家族と一緒に八方尾根登山に出かけた~

その頃はロープウエーはあったけど、今みたいにリフトの設置はなかったから、ロープウエーを降りた兎平から登り始めたので

第3ケルンと八方池まで歩くのは完全な登山でした

そして今はもうない「八方山荘」がロープウエーの終点駅周辺の兎平にありました

前日兎平の八方山荘に泊まり、朝早く登り始めお昼頃には八方池には着いていたのでしょう

その時の景色の良さ、白馬連峰の眺めの素晴らしさと高山植物の可愛らしさに心を奪われて、すっかりそれから山好きになったのでした

八方尾根の第3ケルンと八方池には父親と初登山の思い出がある地点なのです

それがきっかけで大人になってからも八方尾根唐松岳登山や白馬連峰登山をしたり子供たちを連れてスキーで訪れたり

言わば私の登山の原点の地です

 

足が悪くなり股関節の手術をしてから、すっかり登山はあきらめたり自重していたけど

ここ数年運動をすることで筋肉が戻ってきて、手術した足が痛むこともめったにないので、少しずつ歩くことを意識し始めています

幸い夫と二人とも元気なので、旅行に行ったり軽い登山にも挑戦してみようという気になっています

 

いつも登山はプライベートで行くものと思っていたけど、最近観光旅行のツアーだけでなく登山のツアーも気になっていました

6月末頃今回の八方尾根登山と栂池自然園を巡るツアーを見つけたので、初めて申し込んでみました

 

さいたま新都心から朝7時に出発するツアーバス

途中川越に寄りお客さんをさらに乗せ、上信越高速道へ乗る

 

 

横川SAにより休憩、ここのSA特産だというピンク色のプリンを買ってみる~ 評判通りに美味しい

 

 

八方尾根の麓、白馬にはお昼ごろ到着予定なので、あらかじめ注文していた峠の釜めしが私のランチ

驚いたのは釜でなく紙質の丼だったこと、受け取ったらいやに軽いのでびっくり??

中身は変わらず美味しかったけど、釜飯ではないでしょ・・・

夫は幕の内弁当でした

 

 

12:20 ゴンドラに乗り込む

リフトを2基乗り継ぎリフト最終駅地点、 八方池山荘標高1830m出発ちょうど13時

山荘より少し下に第1ケルンあり標高1820m

 

以前は兎平標高1400mから第1ケルンまで登るとホッと一息つけて休憩していた記憶がある

今はリフトを2基乗り継ぎ、15分ほどで到着する、リフトはありがたい

麓の気温は36度だったけど、ここまで上がると風は涼しく気持ちよく別世界

 

 

木道が敷かれていたけど、なるべく登りはごろごろした山道を歩く (下りは木道へ)

茶色の屋根がリフトの終点駅の建物、赤い屋根が八方池山荘

ゆっくり登れど汗は流れる、気持ち良い汗

久し振りの山歩きに嬉しくて興奮気味

 

 

遥か唐松岳は雲の中、かつて若かった頃山仲間と縦走した後立山連峰もすっぽり隠れている

 

 

第2ケルン標高2005m

 

稜線にワレモコウが群生していて風に揺れていた (沢山の高山植物は後日まとめて)

 

八方ケルン標高2035m 時間13:50

昔は第1~第3ケルンまで3つしかケルンはなかったのに、ケルンの数が増えていた

遭難があるたびに場所を記すケルンが建てられているのかもしれない

道標になるケルン、記念に建てられることもあるらしい

 

 

正面は白馬槍ヶ岳の大雪渓、雪が沢山残っている

八方池から延びる木道を歩く登山者の姿

私達は八方池からの帰り道に歩くことにする~

 

 

懐かしい八方池が見えてきて感動

 

 

ここで遭難があったのか、お地蔵様が祀られていた

 

 

はるばる登って来ました、これが第3ケルン標高2080m

 

 

第3ケルンの下に見えるのが八方池

見たかった白馬連峰山頂は雲の中で残念

 

 

池に降りるためにぐるりと回り道

 

八方池到着14:05  あれ?ゆっくり歩いたのに1時間5分で登って来たらしい

歩行予定時間は1時間半なのに (夫が記録係で各所の到着時間を記録している)

途中写真を撮るために立ち止まった程度で休憩をしていなかったからかな

 

ベンチに腰掛けゆっくり25分休憩をする、風が涼しくて心地よい~

 

ここで見ず知らずの登山者と会話をする

午前中の八方池は雲が全くなく素晴らしい景観だったと、唐松岳に登り五竜岳に向かう途中で悪天候で引き返してきたと

唐松岳を過ぎ五竜岳に向かう稜線で強風とガスがかかり、視界が悪く足元しか見えない状態だったらしい

山は午前中は天気が良くても午後崩れることが多いから・・・

「引き返す勇気も大事ですね」と会話し先に下山していく

 

 

私達も記念撮影をしてゆっくり下山 出発14:30

次来ることがあれば、午前中に絶対登りたいな

 

 

ゆっくり下山してリフト乗り場を前に、ソフトクリームでお疲れ様!疲れを癒す

 

 

リフトを2基乗り継ぎ兎平の天空のテラスに寄る

 

放牧された牛たちがのんびり草を食んでいた

なんだかスイスの景色を眺めているような錯覚を起こす素敵な眺め

 

 

 

天気さえよければこんな素晴らしい景色が見られたのに

逆さモンブランでなく逆さ白馬連峰が・・・ いつか又リベンジしたい

 

 

お宿は栂池温泉のプチホテルでした

 

 

温泉で汗を流してから、お酒と生ビールで乾杯 ご苦労様でした~

 

翌日は栂池自然園を周ります