花好きグランマの独り言

いつの間にか大好きな季節到来。
控え目な花、地味な花など山野草が大好き。
まるで私のよう? 孫も登場します。

読後感想

2016-03-06 16:32:22 | 日記

女子サッカーなでしこはピンチ、オリンピック出場は限りなく厳しい!

オリンピックに出られないとつまらないけど、そんな時もあるのが現実仕方ない。

残り試合は意地でも勝って欲しいけど~

佐々木監督は責任を取って辞任ですかね・・・

 

世界卓球では男女とも決勝へ進み頼もしい。

ハラハラしながらもつい見てしまう。 

相手は強敵中国、決勝頑張れ!

 

 

図書館で浅田次郎の「マンチュリアン・リポート」に出会い借りて読んでみた。

 

少し読み始めて、これって「張作霖爆殺事件」のレポートものだと言う内容に気が付く。

 

浅田次郎の清朝末期の小説はどれも面白い。

西太后に仕える貧しき少年春児が主人公の「蒼穹の昴」から始まり「珍妃の井戸」

英雄たちが大地を駆け抜ける「中原の虹」は魅力的で特に面白い。

その中原の虹の主人公の一人が張作霖。

貧民の子が馬賊の長となり、満州の覇者とならんとする物語で魅力あふれる人物像が描かれている。

 

マンチュリアン・リポート」では、 

「天皇陛下は神に非ず、国民と同じ人間である」という内容の怪文書を軍人たちに撒いて、投獄された軍人志津中尉が主人公。

その軍人に興味を持った陛下に内密に呼び出され、張作霖爆殺事件の調査を依頼されると言う、その当時ではありえないようなストーリー

日本軍部の総意?だったとされる張作霖爆殺事件の調査結果を陛下にリポートすると言う内容。

 

私がまだ生まれるかなり前の時代の話。

張作霖が殺され満州事変を経て第2次世界大戦への発端になったと言いうことくらいしか知らない。

昭和の初めの話、この小説を読むとその前後の時代がよく分かる。

小説なので作家の脚色はあるけど、時代を知ると言うことに関して興味深く読めた。

 

蒼穹の昴から始まって、シリーズ物はこの「マンチュリアン・リポート」で完結なのだろうか。

昨日最後まで読み終わり、あの時代でも良心ある軍人の悩む姿にホッとする。

どんなことがあろうと戦争を許すような時代に戻って欲しくない。

 

歴史が大きく動いて行く時代の中国は面白い。

いつか万里の長城には行ってみたいと思っていたけど、大気汚染がひどく独裁国家の今の中国には行きたくない・・・

 

 

 

 


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