5/13 (火)
ホテルを早めにチェックアウトして、お寺さんへ向かいます。
今回の帰省は遊びでなく、改葬の儀式を執り行うのが主な目的です。
朝まで降っていた雨は上がり、空はどんよりしているものの降らなければいいなと期待を込める。
夫にとっては懐かしい庄内平野、この時期田植えの真っ最中でした。
庄内はお米も美味しいし野菜や果物に、日本海に面しているのでお魚も美味しいです。
最上川が姿を現しました。 川の上にうっすらと雲がたなびいていました。
お寺さんと約束の時間には早いので、夫が若いころよく利用した懐かしい清川駅に寄ってみました。
今は利用客も減少して無人駅になってしまったそうです。
子供たちも減ってしまって統合されて、廃校になってしまった元中学校。
そこに松尾芭蕉の句碑があります。
有名な「五月雨を集めて早し最上川」の句碑です。
約束の時間になったのでお寺さんへ~
歓喜寺さんにはお世話になりました。
いつもなら細い山道を歩いて墓地まで上がるところですが、今回は車で山を周ってあがりました。
駐車場に着いた頃、降り出した雨が土砂降り状態になりました。
住職さんは通り雨だから大丈夫と言う。
涙雨ではないかな~ と私は思う。
ご先祖様にとっては懐かしい故郷を離れるのですから~
少しの間小雨になるのを待って、花を飾ったり準備を始めると雨がパタッと止みました。
やっぱり涙雨だったのかもね~
お経をあげていただき、お焼香を済ませて最後の記念に二人で写していただきました。
同行した石屋さんがふたを開けていよいよご先祖様とご対面です。
遺骨をすべて取り出して、石屋さんへ行き綺麗に洗い清めてから、再びお寺さんに戻り~
埋葬許可書など書類をいただき、最後の手続きを済ませました。
長い間お世話になり、ありがとうございました。
幕末の志士、清河八郎が祭られている清河神社によってお参り。
ご両親が生活した懐かしい清川の地を、見せてあげたいとぐるりと車で一周して別れを告げました。
最上川の白糸の滝ドライブインで昼食を。
ちょうど白糸の滝付近を下流から船が遡上してきました。
船頭さん以外誰もいないので舟下りした観光客を下したあと、船着き場に戻っていく空船でした。
その船着き場に来ると、八重桜がまだ満開状態で綺麗、風でハラハラと散り始めていました。
あの激しく降った雨はすっかり上がり~青空になっていました。
昔の風情を残した船付き場、中の建物はお土産もの屋さんでした。
最上川に別れを告げ、一般道の13号線をゆっくり走り、宿の上山温泉へ向かいました。
明るいうちに宿に到着、お疲れ様!
1300年前の窯跡があることが名前の由来の「古窯」が宿です。
久しぶりの温泉に浸かり、日ごろの疲れを癒し~
お疲れ様ビールで乾杯、米沢牛のすき焼きが絶品でした。
柔らかくて口の中で溶ける~ 少しでいいから美味しいものが一番、幸せです~
山形名物芋煮~
食事中に若女将が挨拶に、笑顔が素敵な美人女将でした。
この宿お窯があり楽焼が出来るので、有名人作の楽焼がずらりと飾られていました。
その中で裕次郎の作品がありました。
食事もすっかり終わり~
しばらくロビーでネットをしたり土産物を覗いて部屋に戻ると、果物が届いていました。
しかも手書きのメッセージ付き、ちょっとした心配りがある宿でした。
翌日はさいたまへ帰宅します~