俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『赤毛のアン』

2008-06-23 22:37:05 | Weblog
一昨日は、三越日本橋本店の「赤毛のアン展」を見に行くワイフの運転手兼荷物持ち役で久々に街へ出ました。

会場内は、若い子からオバさん、おばあさんまでの女性が九割以上を占めており、熱気でムンムンしておりました。

その上、押すな押すなのぶつかり合うぐらいに混んでいましたので、触ったりしたらセクハラになると思って両手を腋の下に挟んで、両腕を組みっぱなしで身を縮めながら、少々恥ずかしさもあって小さくなって、やっとの思いで展示会場を一周いたしました。

プリンス・エドワード島で生まれ育ち、その大自然を愛し続けたルーシー・モード・モンゴメリーが、「Anne of Green Gables」を出版してから100周年になることを記念してのイベントでした。

日本では、村岡花子が戦時中の苦難に耐える子供たちへ夢を与えることを信念に翻訳を続け、1952年(昭和27年)に「赤毛のアン」として出版されました。
1979年にフジテレビでも放送されましたので、皆さんご存知の方も多いと思います。

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プリンス・エドワード島は、英国のエドワード王子の名にちなんで名づけられたとのこと。人口が139,000人と、カナダでは一番小さな州で、75%がスコットランドとアイルランドのイギリス系で、フランス系が20%だそうです。


お話は、赤毛でそばかすだらけのアン・シャーリーが孤児院から、間違ってもらわれたところから始まります。プリンス・エドワード島の美しい四季の風景をバックに、マシュウや腹心の親友ダイアナ、幼なじみのギルバートたちとのユーモラスで、しかも感動せずにはいられない生活が生き生きと描かれた青春真只中の物語です。

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作家モンゴメリ-は、祖国スコットランドのふるさとの自然に似たプリンス・エドワ-ド島で、夢いっぱいの「アン」とともに生涯を送りました。
「アン」もまた、ふるさとのこの島で育ち、恋をし、結婚し、子供をもうけました・・・


生まれ育ったふるさとで一生涯暮らす生活は、どこかほのぼのとした暖か味のある母のふところに抱かれた安心感がありますよねぇ・・・

都会の流れ者には、決して無い安堵感が・・・


童謡「ふるさと」を歌うと涙が流れます。
「蛍の光」、「仰げば尊し」も歌うと涙が流れます・・・(スコットランドの民謡)