俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『雉(きじ)』

2010-02-22 19:05:05 | Weblog
雉は日本の「国鳥」であります。

「国鳥」とは、「その国のシンボルとして選ばれた鳥」のことで、雉は日本を代表する鳥なのです。
この頃、雉に凝っています。そこで、雉にまつわる事柄について検証してみましょう。

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雉は、桃から生まれた“桃太郎さん”から「きび団子」を貰って家来となり、「日本一」と書かれた幟(のぼり)を持って、鬼ケ島へ鬼退治に出かけ、勇壮に戦って見事鬼退治をしました。
この観点から見れば勇猛果敢な雉は「国鳥」に値します。

ところが、実際の雉は、本当は臆病者なのではないでしょうか?

猟師は雉を捕まえるのに、鉄砲は要りません!
米俵の両端をふさぐ藁で円く編んだ蓋を「桟俵(さんだわら)」と云いますが、これを雉に目がけてフリスビーのように投げつけると、地面に落ちた「桟俵」の下に頭を突っ込んでじっとしているので、なんなく捕まえることが出来るのです。

諺(ことわざ)の「頭隠して尻隠さず」は、この雉のことから来ているのです。
恰好悪過ぎ~! 「国鳥」の“風格”に欠けませんか?

「けんもほろろ」の「けん」も「ほろろ」も雉の鳴き声です。
頼み事や相談事などを冷淡に断っちゃたり、とりつくしまのないことです。
薄情です。「国鳥」の“名”が泣きますよねっ!

身に危険が迫ると“ケンケーン”と鋭く大きな声で鳴きます。
「雉も鳴かずば撃たれまい」と云う諺は、「余計なことを言ったばかりに、自ら災いを招くこと」のたとえですが・・・
TPOをわきまえませんねェ・・・ 「国鳥」としての自覚が足りません。

世界の「国鳥」の中で狩猟をしてもいいのは、日本の雉だけだそうです。
肉が美味しいかららしい。最もキジ丼の肉はほとんどがチキンだそうですが・・・
「国鳥」ですよっ! なんて、権威が無いのでしょうか?

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ところで、「雉を撃つ」って、ご存知ですか?

ちょっと“お品”がありませんが、“野外でクソをたれること”ですよね。
やっぱり、雉って、「国鳥」と呼ぶに“品格”が無さ過ぎませんか?


えっ、お前の方がよっぽど“品が悪い”って・・・