俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『カワセミの巣穴』

2010-02-25 22:00:44 | Weblog
写真を撮ることは楽しいものです。

その昔、誰でも撮れるカメラと言われたハーフサイズのオリンパスペンで、白黒写真を撮ったのが始まりだったでしょうか・・・

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社会人になってから、ニコンが一眼レフカメラの普及版として世に出した「ニコマート」を清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ったものでした。
何しろ標準レンズ50mmF1.4付きが当時の月給の2倍はしましたから・・・

他にも、24mmの広角に43-86mmと75-150mmのズームレンズ、ストロボ、三脚、カメラバッグその他必要品などを揃えたものです。
従って、いつも月給日には、薄給の半分をカメラ屋が持って行きました。

勤め先の当時の社長は、一代で財を成し、破竹の勢いの興隆期にあった創業者で且つオーナー、座右の銘が“勤倹貯蓄”・・・遊びごとなどもっての外です。
そんな頑固一徹、質実剛健、正に剛直なワンマン社長に「写真部の創設」を、おそるおそるお願いしたのです。
拍子抜けするぐらいに、あっさりと“OK”でした。

案ずるより生むがやすし・・・おやじは“写真”が大好きだったのです。
事務所の一画に大工をかけて暗室を作り、白黒の焼き増し設備一式を揃えてくれました。
初めて世に出たカラー写真の焼き増し機(円筒形で横に転がして焼き付けるタイプのもの)や、ゼンザブロニカの6×6、ペンタックスの6×7のカメラも買ってくれました。

当時、ディーゼル機関車がとって代わって、だんだん少なくなって行く蒸気機関車を休日には毎週のように撮りに行ったものです。
桜、バラ園の撮影会、渓谷の紅葉、冬山の雪景色・・・

あれだけ没頭したカメラだったのですが、子供が生まれた頃から、持つのに軽いバカチョンカメラ一辺倒になってしまって、重い一眼レフカメラは、とんとご無沙汰することになってしまい、お蔵入りになってしまったのです。

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現代では、デジカメの時代です。
D90カメラに18-200mmズーム1本で、かなりのものが取れてしまいます。
AF、自動絞り、シャッタースピード自動選定、手ブレ防止付で失敗がありません。
液晶モニターで、すぐに結果が見られ、構図が気に入らなければやり直しが出来ます。

と言う事で、写真を撮るのは至って簡単になりました。
ただし、良い写真を撮るのは相変わらず難しいのです。
良い写真を撮るためには条件が揃わなければなりません。

良い被写体に出会えること
良い場面に出会えること
ものがたりがあること

季節や時間帯が良いこと
天候に恵まれること
色彩が合っていること

後は、切り取る構図とシャッターチャンスだけで写真の出来栄えが決まります。

行動有るのみです・・・
じっと待つだけです・・・

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気になる彼女が、目の前のすぐそこに来てくれたのです!


彼女らの愛の巣が、目の前のすぐそこにあったのです。(↓土の崖に開いた穴:深さは2尺ぐらい)


でも、何処にあるかは、お教えできません、秘密です。