先日、つくばみらい市にある「ワープステーション江戸」へ行って来ました。
「何じゃ、それ?」、「つくばみらい市って、何処?」と、お思いの方が多いかと思いますので、ご紹介いたしましょう。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
「つくばみらい市」は、東京から40km、茨城県つくば市の南西に位置し、2006年(平成18年)に筑波郡伊奈町と谷和原村が合併して誕生した人口5万人ほどの新しい市で、市内を鬼怒川と暴れ川の小貝川が流れ、小貝川の東岸には「谷原領3万石」と呼ばれた広大な低地の水田地帯が広がる純農村地帯です。
余談ですが、「つくばみらい市」という市名は、同県内の「かすみがうら市」と鹿児島県の「いちき串木野市」と並んで文字数が6文字と日本一多い市名なのです。
「ワープステーション江戸」は、茨城県と旧・伊奈町が出資して設立した「株式会社メディアパークつくば」が2000年に開園したのですが、2年後に経営破綻、その後、紆余曲折があって、現在は茨城県開発公社の運営となっています。
開発公社の「施設概要」によれば、
・ 「日本の文化を見つめ、未来の文化を育む」
・ 「子供からお年寄りまでが江戸時代の町並みを楽しめる歴史公園」
・ 「江戸城大手門、武家屋敷、長屋門、見附などが堀と一体となったダイナミックな景観を楽しめる江戸城ゾーンと、日本橋を中心とした大店街や町屋、廻船問屋などの賑わいを楽しめる江戸の町ゾーンで構成」
・ 「これらの景観は、撮影フィールドとしても活用され、NHK大河ドラマ「功名が辻」などの撮影も行われ、今後は映画やCMなどの撮影も予定されています」
と、格調高く書いてありました。
また、公社の平成22年度事業計画によれば、
「業務効率化による経費の削減、ロケ効率の向上、見学者の増加を図る」
とあって、有料入場者数41千人を計画しているようですが、過去年度は3万人代で推移しているようです。
一日約100人ですから、一日当たり4万円の収入です。
・・・採算は大丈夫なのでしょうか?
NHKエンタープライズとのロケ地・撮影場所として「貸し出し契約を継続し、収入増を図り、施設譲渡を検討する」ともありますので、赤字経営が続いていて公社の頭痛の種のようなのです。
今年のロケの予定は、今のところ入っていないそうで、なかなかきびしい状況のようです。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
前段が長くなってしまいましたが、中の状況をご紹介しましょう。
休日というのに、かなり広い駐車場には10台程度のマイカーが止まっています。
入り口を入るといきなりお土産物売り場です。
ちょっと不安になりましたが、400円也を払って入場しました。
入場といっても江戸町屋のガランとした人っ子一人いない大通りへ出たのです。
ずんずん歩いて見て回りました。
江戸城です。
岐阜城です。
日本橋の向こうは廻船問屋です。
草は茫々伸び放題、城も落城した後か、家屋も荒れ放題・・・
池の鯉は真鯉だけです。緋鯉を買う予算がないのかなあ?
西部劇に出てくる砂漠のゴーストタウンみたいです。
駆け足で見てまわって10分もかからずに元の場所へ戻ったら、解説の案内人を取り囲む30人程の団体さんがいました。
眺めただけでは判らないので、勝手に決めて、この団体さんにふっ付いて解説を聞くことにしました。
東京の、とある団地の長寿会の皆さんでした。
年金受給者の大先輩方で、多くは80歳以上かなとお見受けする方々です。
その内に、「わしゃ疲れたから待ってる」と、じいさんが休憩所へ戻りました。
「昨晩、いびきがうるさくて寝れなんだ」と、ばあさんも戻りました。
「こんなに広いとこ歩けない」と3人ほど又、抜けました。
元気なじいさんは池で鯉を見つけては餌をやって、はしゃいでいます。
解説員の説明を、しばらく後ろの方で聞いていたのですが、私語が多くてよく聞き取れません。
子供がえりしたようなお年寄りは勝手気ままです・・・
ロケ地や撮影場所の説明に興味を示さない方が多いのです・・・
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
ご年配のみなさまは、NHK大河ドラマの大ファンのはずです。
その方々に見放されたロケ地・「ワープステーション江戸」の再生は本当に大丈夫でしょうか?
再建に向けて頑張っている茨城県開発公社の皆さんの健闘を祈りつつ、15分ほどのところにあるアサヒビール茨城工場の工場見学へ向かいました。
アイムタワーで出来立ての“生ビール”を試飲できるので~す!
「何じゃ、それ?」、「つくばみらい市って、何処?」と、お思いの方が多いかと思いますので、ご紹介いたしましょう。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
「つくばみらい市」は、東京から40km、茨城県つくば市の南西に位置し、2006年(平成18年)に筑波郡伊奈町と谷和原村が合併して誕生した人口5万人ほどの新しい市で、市内を鬼怒川と暴れ川の小貝川が流れ、小貝川の東岸には「谷原領3万石」と呼ばれた広大な低地の水田地帯が広がる純農村地帯です。
余談ですが、「つくばみらい市」という市名は、同県内の「かすみがうら市」と鹿児島県の「いちき串木野市」と並んで文字数が6文字と日本一多い市名なのです。
「ワープステーション江戸」は、茨城県と旧・伊奈町が出資して設立した「株式会社メディアパークつくば」が2000年に開園したのですが、2年後に経営破綻、その後、紆余曲折があって、現在は茨城県開発公社の運営となっています。
開発公社の「施設概要」によれば、
・ 「日本の文化を見つめ、未来の文化を育む」
・ 「子供からお年寄りまでが江戸時代の町並みを楽しめる歴史公園」
・ 「江戸城大手門、武家屋敷、長屋門、見附などが堀と一体となったダイナミックな景観を楽しめる江戸城ゾーンと、日本橋を中心とした大店街や町屋、廻船問屋などの賑わいを楽しめる江戸の町ゾーンで構成」
・ 「これらの景観は、撮影フィールドとしても活用され、NHK大河ドラマ「功名が辻」などの撮影も行われ、今後は映画やCMなどの撮影も予定されています」
と、格調高く書いてありました。
また、公社の平成22年度事業計画によれば、
「業務効率化による経費の削減、ロケ効率の向上、見学者の増加を図る」
とあって、有料入場者数41千人を計画しているようですが、過去年度は3万人代で推移しているようです。
一日約100人ですから、一日当たり4万円の収入です。
・・・採算は大丈夫なのでしょうか?
NHKエンタープライズとのロケ地・撮影場所として「貸し出し契約を継続し、収入増を図り、施設譲渡を検討する」ともありますので、赤字経営が続いていて公社の頭痛の種のようなのです。
今年のロケの予定は、今のところ入っていないそうで、なかなかきびしい状況のようです。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
前段が長くなってしまいましたが、中の状況をご紹介しましょう。
休日というのに、かなり広い駐車場には10台程度のマイカーが止まっています。
入り口を入るといきなりお土産物売り場です。
ちょっと不安になりましたが、400円也を払って入場しました。
入場といっても江戸町屋のガランとした人っ子一人いない大通りへ出たのです。
ずんずん歩いて見て回りました。
江戸城です。
岐阜城です。
日本橋の向こうは廻船問屋です。
草は茫々伸び放題、城も落城した後か、家屋も荒れ放題・・・
池の鯉は真鯉だけです。緋鯉を買う予算がないのかなあ?
西部劇に出てくる砂漠のゴーストタウンみたいです。
駆け足で見てまわって10分もかからずに元の場所へ戻ったら、解説の案内人を取り囲む30人程の団体さんがいました。
眺めただけでは判らないので、勝手に決めて、この団体さんにふっ付いて解説を聞くことにしました。
東京の、とある団地の長寿会の皆さんでした。
年金受給者の大先輩方で、多くは80歳以上かなとお見受けする方々です。
その内に、「わしゃ疲れたから待ってる」と、じいさんが休憩所へ戻りました。
「昨晩、いびきがうるさくて寝れなんだ」と、ばあさんも戻りました。
「こんなに広いとこ歩けない」と3人ほど又、抜けました。
元気なじいさんは池で鯉を見つけては餌をやって、はしゃいでいます。
解説員の説明を、しばらく後ろの方で聞いていたのですが、私語が多くてよく聞き取れません。
子供がえりしたようなお年寄りは勝手気ままです・・・
ロケ地や撮影場所の説明に興味を示さない方が多いのです・・・
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
ご年配のみなさまは、NHK大河ドラマの大ファンのはずです。
その方々に見放されたロケ地・「ワープステーション江戸」の再生は本当に大丈夫でしょうか?
再建に向けて頑張っている茨城県開発公社の皆さんの健闘を祈りつつ、15分ほどのところにあるアサヒビール茨城工場の工場見学へ向かいました。
アイムタワーで出来立ての“生ビール”を試飲できるので~す!