俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『芝山仁王尊』

2010-02-04 21:14:56 | Weblog
ちょっと前に、成田空港の近くにある「芝山仁王尊」へ参詣して参りました。

今から1200年前、奈良時代の末期に創建された天台宗の名刹で、ご本尊は「十一面観音像」です。

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江戸時代には十万石を拝領し、八十余宇の子院を有する大寺院だったのです。
火事泥棒除けの仁王様で、江戸時代から参詣者が絶えません。
どうですか? 巨大なわらじが吊るされた威風堂々の「仁王門」です。


「三重の塔」も県の文化財に指定されています。
本堂脇の「芝山はにわ博物館」も見所の一つです。

本堂の屋根をかすめて飛行機が飛んで行きます。


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おや? 日航機じゃ有りませんか!
「十一面観音さま」の頭上を飛んで、いいのでしょうか?
仁王様も睨んでいますよ!

いや、日航機も、安全航行をお参りしながら、飛んで行ったのです・・・


『千葉県 酪農のさと』

2010-02-03 18:30:58 | Weblog


先だって、南房総市にある「千葉県 酪農のさと」へ行って来ました。

「酪農のさと」は、千葉県畜産総合研究センター嶺岡乳牛研究所のそばにあり、一般に開放されています。

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ここ嶺岡一帯では、平安時代から馬を放し飼いにして育て、朝廷に納めてきたのです。
鎌倉時代、戦国時代には安房国を里見氏が治め、軍馬を生産していたのですが、江戸時代になって「嶺岡牧」と呼ばれる幕府直轄の馬の放牧場となったのです。

8代将軍・吉宗は享保13年(1728年)にインド産といわれる白牛(乳牛)3頭を輸入して、この嶺岡牧で飼育し、これを基に頭数を増やし改良を進めました。
そして、牛乳を原料として、“白牛酪”という乳製品や、傷薬として使った“御生薬”の製造を行ったのです。

吉宗公が牛乳を使って乳製品を作ったのが、日本の酪農の始まりとされています。
千葉県は昭和38年5月に嶺岡乳牛研究所を“日本酪農発祥の地”に指定しました。
今でも千葉県は、北海道、栃木県に次ぐ酪農王国なのです。

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山の斜面の牧場には、ヤギがのんびり放たれていて、散歩道では、いっしょに遊ぶことも出来ます。
また、ホルスタイン種の乳牛も放牧されていて、のんびり散歩しているのを身近に見ることが出来ます。

吉宗の輸入した、歴史の産物である白牛の子孫たちは、「酪農のさと」の人気者です。
背中の肩のところに、ラクダのようなコブがあるのが特徴で、真っ白な珍しい牛です。
小高い丘の牛舎で、互いの身体を仲良くくっつけ合って寝ころんでいました。

澄み切った青い空に白い雲が流れ、山の美味しい空気を胸いっぱいに吸い込んで・・・
アルプスの少女「ハイジ」の気分に浸れます。

牧場の麓の資料館には、酪農の歴史や乳製品の作り方などについて判り易い説明と展示がなされ、人と牛の関わりを楽しく学ぶことが出来ます。

資料館の奥が嶺岡乳牛研究所で、玄関先には“日本酪農発祥の地”の大きな石の記念碑が立っています。
その隣が採種場で、今では、牛の交配は人工授精が一般的になっているそうですが、昭和5年に日本で最初の“人工授精牛”が誕生したのも、ここなのだそうです。

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更に、その奥には牛舎が何棟も並んでいました。
牛舎の中は、普通見かけるよりも少し広めに柵で区切られた区画に、牛が一頭づつ入れられていました。云わば、牛の独身寮です。

恋を語ることも、互いの身体を触れ合うことも無く、ただじっと、つぶらな瞳でこちらを見つめているばかりでした。

オス牛たちは“人工授精など、人間どもは余計なことをしてくれた!”と、怒っていましたよっ!

『雪が降る』

2010-02-02 18:48:28 | Weblog
     ♪雪は降る あなたは来ない~ ・・・♪
     ・・・雪は降る あなたは来ない 雪は降る すべては消えた・・・

宵の口から雪が降りしきり、大人の恋の切なさを歌うアダモの歌声が聞こえて来るような夜でした・・・

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雪が降り積もるのが楽しみなような気持ちで布団に入りました・・・

いつになく朝早く目覚めて表に出てみると、“うわー!雪が積もってる・・・”
明るい月の光に照らされた銀世界が広がっているじゃないですか・・・感動の一瞬です!
メルヘンの世界です・・・


ブルッ・・・次の瞬間、寒さが現実に引き戻してくれました。
折角咲いた白い梅の花も白い雪を被って寒そうです。
小さな花壇も雪に埋もれて、花の姿が見えません。
ラベンダーやローズマリーも雪に押さえられて倒れかかっちゃいました。

そう云えば、昨日の夜、車の運転をしていたら、前方が見えないぐらいに雪が降りそそいでいて、スリップして事故っている車も途中で見かけたのでした。

ロマンチックだった降る雪も、一夜明けると被害甚大です。
2年ぶりの積雪だそうです。
交通機関も一部でストップしたり、乱れが出たようです。
それにしても、“関東”は本当に雪に弱いですよね。

赤いプラスチックで出来ている除雪用の大きなスコップを物置から取り出して、通る人の歩き易いように50cmくらいの幅で歩道の除雪をしました。
報酬を求めない労働って、なんだか善い人っぽく有りませんか?

車庫の屋根にもなっているデッキの上の雪も庭の地面の上に投げ落としました。
これはデッキがスノコ状になっているので、積もった雪が融け出して、車に乗る時に、いつまでも雨降り状態になるからです。


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デッキの広さが25㎡で、積雪量5cm、雪の重さを0.8ton/m3とすると、
   25㎡×5cm×0.8=1屯
で、1トンもの雪を動かしたのです。

疲れたので、今日の散歩は半分の距離(5千歩)で止めました。

そんなこと云ってると、雪国の人たちに怒られます。




『本埜村の白鳥』

2010-02-01 19:03:31 | Weblog
昨日は本埜村の白鳥を見に行って来ました。

晴れてはいましたが雲が多くて、時に日も陰りがちで寒かったのですが、車に自転車を積んで家を出ました。
白鳥が何処にいるか分からなかったので、とりあえず、ナビで本埜村役場を目指しました。

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日曜日なので役所は休み、駐車場は、がら空きでした。
役場の日直の担当者から、白鳥のいる田んぼまでの地図を頂きました。
分かりやすく説明文の付いた、しかも農道の一本一本まで詳しく描かれた親切な地図でしたので、5kmほどの田んぼ道でしたが、スムーズに行くことが出来ました。

そこは北印旛沼近くのまわりじゅう田んぼの中の、広い一枚の田んぼに水を張って池にした隣の田んぼに、十数羽の白鳥が舞い降りていました。


本来なら人っ子一人いない北風の吹きっさらしの農道に、白鳥の数よりも多くの見物客が立ち並んいました。


皆さん、しばらくは見入っていましたが、じっと動かない白鳥たちに、じきに見飽きて、寒い寒いと言いながら、急ごしらえの売店で売っている熱いコーヒーの紙コップを両手で包んですすったり、焼きいもを、やはり両手で囲ってほおばっていました。

ビニールハウスのような売店をおっ建てて、俄か看板娘のお婆さんたちが明快単純、直接的な“セールストーク”の「そこのお父さん!買って行ってよ!」と商魂逞しく、お米や野菜、漬物などの地元農産物を売っていました。

餌付けして飛来するようになったと説明文にありました。
白鳥飛来が、村を挙げての村おこしです。
おかげで、千羽以上の年もあったそうですが、今年は最高で300羽ぐらいだったとか・・・

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ところで・・・、本埜村は、印西市・印旛村との合併を巡って賛成・反対のゴタゴタで、村を挙げての大騒ぎ・・・結果、村長がリコール成立で失職・・・
任期43日間だけの出直し村長選挙で、今度の日曜日が投票日です。

それが、今や、たったの十数羽・・・
 大人どもの政争が、いやんなっちゃって、どっかへ飛んで行っちゃったんじゃないでしょうか?

残った白鳥も、ふて寝してましたよッ!