1968年12月10日。
東京府中市で発生した三億円強奪事件。
この事件があったころは、まだ僕が小学生だった。
テレビのニュースではモンタージュ写真が。
警察官の格好をした犯人の写真。
今でも脳裏に焼き付いている。
この『三億円強奪事件の唄』を知ったのは高校生の頃だったかと思う。
非売品のレコードをもらってよく聴いていた。
♪ヤマハのバイクを白く塗り 警官装い まちぶせを
めざすは 信託銀行の ボーナス積んだ セドリック
<語り> なお逃走に使われた車は トヨタのカローラとみられます
♪事に気づいた銀行員 あわてふためき警察へ
連絡受けた警視庁 銀行支店長 東芝社員
保険会社に新聞社 こりやぁ~事だと おどろいた!
この歌で事件の内容を知った。
そうかヤマハのバイクだったのか。
逃走車はカローラだったのか。
ボーナスは東芝社員に渡すものだったのか。
♪事件は山こえ年をこえ 努力努力のかいもなく
ヤミからヤミへの鬼ごっこ いつまでつづくやら
♪冷たいお墓のその下で ねずみ小僧が笑ってらぁ
八っつあん 熊さんも三代目 あれから百余年
1975年(昭和50年)12月10日に公訴時効が成立し未解決事件となった。
高田渡さんは、この事件が未解決になることを予想していたようにも思われる。
フォークソングから学んだ三億円強奪事件の概要であった。
高田渡 三億円強奪事件の唄
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます