先日、日本医師会の中川会長が記者会見でこんなことを言っていた。
「人は一生のうち、一回は戦争を体験する。今回のコロナは戦争です。」
私たちは今、コロナウィルスとの戦いの真っただ中にいるのかもしれない。
自宅待機から容体が急変して救急搬送。
しかし、病院に行くまでに亡くなられた方も多数いる。
病院はひっ迫状態。まさに戦場。
コロナウィルスが日本で見つかって今日で一年。
一年間闘い続けても収まらない。
いつまでこの状態がつづくのか。
こんな時代だからこの歌の詩が胸に突き刺さる。
♪死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった
『死んだ男の残したものは』
作詞:谷川俊太郎さん 作曲:武満徹さん
この歌は、高石友也さんや森山良子さんなど多くのアーティストが歌っている。
自分は小室等さんの歌い方が好き。
この歌のメッセージを聴く側に語りかけている。
じっくりと聴くと戦争の哀しさが伝わってくる。
小室等 死んだ男の残したものは
コロナ禍の今、何かおかしくなってきてますね。
だからこの歌が心に沁みます。
好きな詩人の一人です。
何も残せないのです
そして、捨てるものばかりかな…
「人生は究極のムダです
死は必ず来るのだから
しかし、意味のあるムダです」
そう聞いて、ますますしみいりますね。