東京オリンピックが延期と決まったら
急激に東京のコロナウィルスの感染者数が極端に増えた。
偶然か。何か不自然さを感じる。
東京へ向かう新幹線はガラガラ。
飲食店は昼食時も夜もガラガラ。
繁華街もガラガラ。
売り上げはがた落ち。
コロナ不況の始まり。
中小企業の倒産や廃業。
誰を怨めばいいのか。
耳を澄ませば聴こえてきそうだ。
だみ声のあくの強いあの人の歌が。
三上寛さんの『誰を怨めばいいのでございましょうか』
♪前を向いたら おそすぎました
後ろを向いたら 早すぎたのです
生まれてきたとき 泣きました
堕ちていくとき 泣きました
誰を 誰を 誰を・・・
誰を怨めばいいのでございましょうか
叫んでいるうちは幸せなのでしょうか
ガンバリましょうと 言えないのが
とても残念です
だから心が痛むのです
三上寛さん、とても個性的なフォーク歌手。
テレビやラジオなどインタビューなどは普通なのに
歌を唄い出すと彼の感情(メッセージ)が胸に突き刺さってくる。
今の20代では考えれないような歌を
70年代の若者たちは作って歌っていたんだな。
今、当時の若者たちの歌を聴くとそう思ってしまう。
三上寛さんは角刈り。
僕も最初見た時は肉体労働者の方が歌っているのかと思いました。
最初に聴いた歌が「三上寛の夢は夜ひらく」
藤圭子の歌がヒットしたからフォーク歌手ではなく演歌歌手だと思っていました。
個性のあるシンガー、いつまでも歌い続けていてほしいです。
角刈りの肉体労働者を彷彿させる風貌。
「しょんべんだらけの湖」「パンティーストッキングのような空」の二曲で当時の僕の頭の回路はぶっ飛びました・・・。
友人からレコードを借りて聴くと、彼独特の言い回しでのメッセージが盛り込まれていたのに気づいたんですな・・・。
おっしゃる通り、当時の20代の彼達はずーっと前を向いて理不尽な物事に詩(うた)で戦っていたんですね・・・・そして今も。