30代前半のころだったかと思う。
クリスマス前に知り合いが、当時流行っていた、
とんねるずのテレビ番組「ねるとん紅鯨団」のような
お見合いパーティーを開催するから参加してほしいという。
時代はバブルだった。
派手なクリスマス。
好きな人といっしょにクリスマスを過ごしたい。
でも・・・、相手がいない。
そういう人たちのためのねるとんパーティーだった。
声をかけられることは人数合わせ。
どうも参加者が少ないことぐらいわかっていた。
どうせ行っても彼女なんてできない。
しかし知り合いからの誘い。断れない。
仕方なく参加してみた。
知らない人たちの多い中でのパーティー。
なかなか女性と話しができない。
近くにいた男の人たちと談話。
二度と会うこともないだろう人たちとなぜか名刺交換。
おかしな光景である。
近くにいた女性に話しかける。
趣味は、住まいは、ありふれた質問。
それなりに世間話をしていた。
ラストは告白タイム。
受けを狙っておもしろい事を言ってみた。
全く受けなく断れた。
これこそ『格好悪いふられ方』
久しぶりに大江千里さんの『格好悪いふられ方』を聴いたら
そんなことを思い出してしまった。
もてない自分にとってバブルのころは、
いい思い出が一つもないことに気付いた。
大江千里 - 格好悪いふられ方
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