高校生の時、ラジオから流れてきた一曲。
ふと、ラジオの方に視線がいく。
誰の歌なんだろう、何という曲名なんだろう。
聴いていくうちに歌の世界に引きこまれていく。
悲しくなっていく、涙がでそうになる。そんな歌の世界。
DJが言う、「森田童子さんの “さよなら ぼくの ともだち” でした」
レコード屋さんへ行く。
この歌が収録されているアルバム「グッド・バイ」
買ってすぐ自宅で聴く。
『早春にて』から『さよなら ぼくの ともだち』までの全10曲。
暗く悲しい歌が多い森田童子さんの歌の世界。
友人の死をきっかけに歌を作り自ら歌う。
だから森田童子さんの歌には「死」というワードが多い。
じっくりと聴くと何か考えさせられる部分もある。
初めて聴いた高校生の時から月日が流れたある日、
テレビからなつかしい歌が流れてきた。
2ndアルバム「マザースカイ」に収録されている歌、『ぼくたちの失敗』
テレビドラマ「高校教師」の主題歌として注目される。
今、なぜ森田童子?
ファンとして少し複雑な気分でもあった。
訃報を知ったとき、僕は朝から晩まで森田童子さんの数枚のCDを聴いていた。
それが僕の追悼の気持ちでもあった。
寒くなってくると僕はこたつに入って、森田童子さんの歌を聴きたくなるのです。
森田童子/さよなら ぼくの ともだち
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