四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

悲しい死

2016-10-16 11:51:11 | 新聞記事から
最近気になるニュース。
某大手広告代理会社に勤めた東大卒業の女性の自死。

「もう体も心もズタズタだ」
「仕事も人生もとてもつらい」
新聞記事を読むと悲しくなってしまう。

「逃げる力」
振り向かずに逃げる。
プライドを捨てて逃げる。
現実から逃げてもよかったのではないだろうか。

「甘える力」
他人に甘える。
悩みを打ち明けてみる。
信頼できる人にもっと甘えてもよかったのではないだろか。

でも現実はできなかった。
選んだのは自死。
周囲がもっと気付いていたら。

「逃げる力」があったら、こんな結果になっていなかったかもしれない。
心からご冥福を祈ります。
コメント (2)
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ボブ・ディラン 『風に吹かれて』

2016-10-14 11:50:34 | 音楽
今僕は、ディランの2ndアルバム「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」を聴いている。
学生街の喫茶店の片隅ではなく、自宅で。
ギターとハーモニカ。独特のしゃがれた声でスピーカーから語りかけている。

久々にこのアルバムを聴いた。
ノーベル文学賞を受賞したから聴きたくなった。
30年ぐらい前に音楽評論家の富澤一誠さんが「昔、文学。今、フォークソング」という本を出された。
1冊の本から学ぶことも多いが、1曲のフォークソングから学ぶ事だって随分とある。

高校の英語の授業。
『風に吹かれて』を訳したことがある。

♪どれだけ道をあるけばいいのか?
  一人前の男と呼ばれるまでに

  その答えは、友よ、風に舞っている
  答えは風に舞っている

             ※湯浅学:訳 より

いろんな方が訳している。
英語の先生も高校の授業として訳していた。
僕たちは英語の文法などではなく、この詩の意味を学んだ。

ディラン、ノーベル文学賞受賞。
詩が好きな僕にとってうれしいニュースであった。
偶然にも中日新聞西三河版には「学生街の喫茶店」を歌った元・ガロの大野真澄さんが載っている。
中日新聞さん、何か予感でもあったのかな?
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アラ60世代

2016-10-13 11:37:31 | つぶぞろいの林檎たち
8月下旬に行われたクラス会の写真が幹事さんから送られてきた。
みんないい顔をしている。輝いて見える。

アラ60世代。
思想と闘争のアラ70世代とは違う。
バブル期を青春で過ごしたアラ50世代とも違う。
個性のないやさしい世代と誰かが言っていた。

中学の頃、60歳前後の人はおじさん、おばさんであった。
いや、おじいさん、おばあさんの感覚であったかもしれない。
そんな世代に今、なってしまった。

時が経つのはなんて早いんだろう。
まるで朝、流行の服を着て出かけ、夜帰宅した時にはもう、流行遅れの服になっている。
それぐらい早く感じてしまう年齢になってしまった。

僕たちは、いろんな悩みや辛いことを乗り越えて今に生きている。
人に言えないような話の一つや二つも持っている。
そういうこともあるから、幸福も感じる。

僕たちは、どんな大人になっているのだろうか。
そんなことをクラスメイトと話し合っていたあの時代。
夢もあった。希望もあった。

僕たちは、やさしさというキーワードで結ばれている。
いつまでも大切にしたい友がそばにいることが、うれしく思う。
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時には自分をホメテあげよう

2016-10-12 15:06:13 | 心の病を患って

『心の病を患って・・・其の拾壱』

「時には自分を大いにホメテあげようではないですか」
この言葉は、吉田拓郎さんのDVD「歩道橋の上で」に付いている冊子に書かれています。
僕が引きこもり状態のころ、とても励まされた言葉です。

昨日のブログ「心の病は心の風邪」にもっちゃんさんからかめぞうブログサイトにこんなコメントがありました。
心の病も予防が必要と言われますが、どんなことが予防になるのでしょうか。
無理をしないように過ごすと言われますが、どんなことが、どこまで行ったら無理なことをしているのでしょうか。

心の病の予防
一言でいえばストレスを溜めない事。
ストレスを溜めないようにするには、睡眠をとること。
疲れをとる。気分転換に楽しい事、好きなことをする。
いろんなことを抱え込まない。
嫌なことは口にだして吐き出す。信頼できる人に話を聞いてもらう。
など、いろいろあります。
でも、これって一般的。
人それぞれ、自分にあったストレスを溜めない方法を考えてみることが必要かと思います。

無理をしない。
がんばらなくてもいい。豪いなと思ったら休めばいい。
休む力も大切です。長い人生の中には、一休みする時期だってあるのではないでしょうか。
休まずに走り続けたら誰だって疲れてしまいます。
自分のペースで歩くことが無理をしない事だと僕は思っているのです。

心が折れそうになったら、自分で自分をホメテあげよう。
よくがんばった。ここまでできたんじゃないか。
自分自身のご褒美に欲しかったものを買おう。
信頼できる人と美味しいものを食べに行こう。

自分の存在は、自分自身が一番分かっているのです。
自分を大切に生きてみませんか。
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心の病は心の風邪

2016-10-11 12:01:27 | 心の病を患って
『心の病を患って・・・其の拾』

心の病は心の風邪だと思っている。
誰だって風邪をひく。
ストレス社会の世の中。
心の病になる人も大勢いる。
心療内科はいつも満員。

なのに心の病を理解していない人たちもいる。
弱虫、怠け者、いい歳した大人が甘えている・・・。
そんな言葉も耳にした。
悲しかった。でもそれが現実でもあった。

風邪をひかないように予防をする人たちは多い。
マスク、うがい、手洗い、睡眠・・・。
でも心の病は予防しているだろうか。
僕自身はしていなかった。

本屋でこんなキャッチコピーの本をみつけた。
「もうだめだ!と思ったときに・・・、心が折れたら・・・。」
タイトルは忘れた。

もうだめだ!と思った時にはもう遅いのです。
風邪をひかないように予防をするのと同じように、
心の病も予防が必要なんです。

今僕は、あの頃に比べるとよくなっています。
リターンする人たちも多いと聞きます。
だから再発しないよう心掛けています。

武田鉄矢さん率いる海援隊の歌に
『心が風邪をひいたようで』が、あります。
♪ 心が風邪をひいたようです
  でも明日はきっと 微笑んでみせます

無理をしないよう、過ごしていきたいと思っているのです。
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