今日から愛知県を含む9都道府県に発令中の緊急事態宣言が延長期間に入ります。
一応、今月20日までとなっていますが、これは東京五輪開催の約1か月前には、何とか宣言を解除したいという政府の狙いがあるからでしょう。
菅総理は「引き続き対策を徹底し、各地の感染を抑えていきたい」と話していますが、ベトナムで見つかった英国型とインド型の特性を併せ持つ変異株の登場で、どうなることやら…。
ワクチン接種が終わらないうちに、この変異株に席巻されてしまわないとも限りません。
なんせ水際対策がお粗末すぎますからね。
あと2カ月後に迫った東京五輪・パラリンピックなんて本当にできるでしょうか。
先日IOCの委員が「アルマゲドンでもない限り開催される」という発言をして物議を醸しましたが、菅総理や五輪周辺で蠢いている人たちは「やるやる」と繰り返すばかり…。
一体、どういう状態になればGOサインが出せるのか、それさえも明らかにされていません。
例えば、開催2週間前に競技場のある都道県がすべてステージ2になったら開催するとか、なんらかの指標が出せないもんでしょうか。
まあ、そんなの出したら、そうならなかった時に自分の首を絞めることになるから、濁しに濁して強行開催を図ろうとしてるんでしょうが…。
今の状態では、国民や世界の人々が安心・安全な五輪が開かれるなんて思ってないでしょうに…。
首相や都知事、JOC役員の本音を聞いてみたいです。
IOCの意向に逆らえば二度と「オリンピックしたい」なんて言えないからとか、使ったお金が戻ってこないからとか、いろんな理由はあるでしょうが「もう、やる」しかないんでしょうね。
東京五輪を2024年まで延期して、後は順送りで先延ばしすることは、アメリカの放送局との契約でできないもんでしょうか。
24年なら多分、首相が言う「安心・安全な大会」を開催できると思うんですが、そんな戯言は欧米の契約社会では通用しないんでしょう。
世界中がコロナ禍で大騒ぎになっているのに、話し合いもできないのだろうかと思ってしまいます。
次のパリだって、コロナ禍で経済活動が落ち込んで競技場などを新設するのも大変だろうし…。
先延ばしした方が、みんな安心して、五輪を楽しむことができると思うのですがね。