IOC、五輪・パラリンピック組織委員会などの五者協議で東京五輪の観客上限が決まりました。
医療関係者の提言は、完全に無視されて五輪を開催する主催者らの意見がしっかりと反映されたものです。
この上限には、大会関係者は入っておらず、五輪のスポンサー企業が招待した人たちはある意味何人入れようが関係なし…。
観客と関係者で、競技場周辺はごった返し状態になって感染者が増えても知らんぷりなのかね。
菅首相や橋本会長は、感染者が増えて緊急事態宣言が出たら「無観客や中止もありえる」と話しましたが、取りあえず開会式は1万人の観客と数知れぬ関係者が大集合することでしょう。
途中で感染者が増えたら「無観客か、中止」。
しかし、五輪を開催できたという事実は残ります。
秋の衆院選を睨んで、まずは五輪を観客入れて開催したということが菅自民党には大事なんでしょうね。
でも、もし感染者が増加してまたもや「緊急事態宣言」でも出した日にゃ~、国民はそれ見たことかと完全に菅政権を非難することになります。
IOCも、どうせやるなら大金を支払ってくれているスポンサーを招待せん訳にはいかないと裏では必死だったでしょうね。
巨額の放送権料を払っているアメリカのTV局は、観客がいようがいまいがオリンピックさえやってくれればいいと思っているのでしょうが…。
出場するアスリートは、心配しながら「観客の応援は力になる」と話しています。
決まったこととはいえ、五輪・パラリンピックを絶対に開催しなけりゃ~いけなかったのはなぜ?
政権の人気取りのため、契約した巨額のお金のため?
五輪を商売の種にしてる多くの人たちには、絶対に必要でしょうが、それで危険にさらされる一般の日本国民はもし感染して死んじゃったら、これらの人たちは何か補償してくれるんでしょうか。
ただただ、お金のために開催するオリンピックは、もうやめてもいいんじゃないでしょうか。
必要最低限の経費でできるような五輪を考えることはできないのかね。