衆院が解散され、いよいよ4年ぶりの衆院選挙戦が始まります。
岸田総理は、昨夜の記者会見で「コロナ対策」「経済政策」などを話しましたが、その中身はよく分かりません。
公明党に気を使ってか「バラマキ的」な給付金政策もするそうで、野党も同じように兎に角「お金」をチラつかせて票を取ろうと必死です。
財政がひっ迫してるのに、またまた議員さんたちは「お金で票を買う」ために国債を発行するつもりなんでしょうか。
どうしても必要な人たちにお金を配分するのは仕方ないと思いますが、一律10万円とか、子育て世代にすべて給付金を出すとかいうのはどうなんでしょうかね。
結局、そのお金は貯蓄されて、議員さんが目論んだ通りに巷にお金が回るのか?
「国民への富の配分」と言っても、具体的なやり方も分からんし、どんな風に解決するんでしょうかね。
どうせやるなら一番いいのは、企業ができるだけ正規雇用者を増やして給料を上げること…。
特に、大企業には税金を上げるというより雇用者にたくさん給料を支払って、内部留保なんてものはどうしても必要な分だけ溜めることにして、もし給与配分をせずに多額の留保を持っている企業には、それこそ多額の税金を支払ってもらうような税制に変えれば…、なんて思いますが、ダメでしょうか?
バブルの頃は、お金が世間に一杯溢れて、それはそれでヤバかったのでしょうが、国民はみんな浮かれてお金を使い倒していました。
それを政府が急激に絞った結果、デフレに陥ってしまい、今日の悲惨な日本経済の根幹を作り上げてしまったことを自民党の議員さん、特に岸田さんは野党のセイだと言って憚りません。
まあ、デフレ脱却できなかった民主党政権も最悪でしたが…。
愛知県では、豊田や三好を地盤とする11区でトヨタ自動車の労働組合から応援されていた議員さんが引退するそうで、その後を受け継ぐ候補者は出さないそうです。
完全に「御用組合」になり下がって、労働組合は経営者の言うままになってしまいました。
その背景には、トヨタのテストコースを作る際に自民党議員が地権者に口利きをしたことがあり、この議員が「何の恩も返しやがらない」と攻め立てた結果、経営側が困って組合に圧力をかけたナンちゅう話まで聞こえてきます。
「恩を打って見返りを求める」これまでと同じ自民党のやり方にムッとします。
国民の声を聞かずに、この10年やりたい放題やって、今度は「国民の声を聞きます」なんて…、「国民の声を聞くから見返りをお願いします」と聞こえてなりません。