発足してから、なんだか迷走しているように見える岸田内閣…。
国交省が各航空会社に出した予約停止問題は、年末の日本人帰国者に対して配慮がないと指摘され、大慌てで撤回するという不祥事が起きました。
新種のオミクロン株の水際対策に大慌てした国交省の独断だということになっていますが、本当のところはどうなんでしょうか?
政府は、これに対して全くの寝耳に水のようなことを言ってますが、そんなんで大丈夫なの。
こんな重大な案件を政府の指示なくして一省庁が、それも担当の役人だけで通達できるもん…。
もしそうなら、政治家の存在意義は一体どこにあるのか。
そう言えば、みずほ銀行のたび重なるATM事件で管轄官庁がみずほ銀行の頭取をはじめとする役員の辞任を促したのも官僚の独断専行(ここで役人の力を国民に見せつけてやろうと、カッコつけてのことなのか)?
いかに国民生活に影響があるからと言って、民間の一企業の問題に偉そうに口を挟み過ぎるのは国家統制に繋がっていくんじゃないかと怖くなります(まるで、昭和の官僚たちのようだ!)。
そんな官僚たちが独走する状態に陥ってる中、自公政権は18歳以下への10万円の給付金のうち、5万円分をクーポンにするということで、これにかかる経費が967億円も必要だと問題になっています。
現金で一括して10万円給付すれば、クーポンを印刷したり、配るための作業費がなくなるのになぜ?という疑問が沸いてきます。
クーポンを作成する印刷会社や作業費を束ねる企業への発注費用を捻出するための手段なのか、取りあえず現金を給付しといて、来年の参院選直前にクーポンを配って票を得るためなのか。
その意図するところが、よく分からない岸田政権の迷走ぶりが伺える政策です。
菅さんの時も酷かったけど、岸田さんになってから箍が外れたように、様々な問題が相次いで起きて、この政権大丈夫なんだろうかと心配になってしまいます。
国民の話をシッカリ聞くと言っていましたが、最近は岸田さんが国民の話を聞く回数はめっきり減って、やっぱり選挙に勝つための方便だったんだろうな。
そして、とっても怖かった安倍さんや菅さんが去ってから官僚が跋扈する姿は、一見?温厚そうな岸田さんが総理になったから彼奴等に舐められてるのかもしれません。
自分のやりたいことをゴリ押しし、官僚たちの出世の道や天下り先を牛耳って対官僚恐怖政治を実践していた安倍・菅政権のようなやり方からヤッと抜け出した本来傲慢な官僚たちが、ここぞとばかりにやりたいことをやってるなら、国民にとっては迷惑な話です。
来週は臨時国会もはじまるし、野党はまたぞろ政権批判ばかりを繰り返すんでしょう。
立憲の代表戦ではカッコいいこと言ってたけど、野党ができるのは、そのぐらいのこと…。
相も変わらぬ国会でのヤラセ的な議論を見せられるのはウンザリです。