昨日、愛知県でもオミクロン株に感染したと思われる方が出たと発表されました。
新幹線で東京~大阪間を行き来する人がいるから遅かれ早かれでしたが…。
その中には、どうも市中感染した方もいるようで気をつけなければアッという間に身近に迫ってくるでしょう。
家をほとんど出ないじいちゃんと違い、家族はみんな通勤や通学で毎日外出していますから、どこで感染してくるか分かりません。
まったく困ったもんで、昨日決まった来年度予算案でも5兆円のコロナ対策費が盛り込まれています。
総額は107兆5964億円となり、10年連続で過去最高を更新してるそうです。
歳入見込みは60兆円余で、公債依存度は約35%…。
いつになったら、日本の財政のプライマリーバランスが取れるのでしょうか?
今回の予算案でも、従来から引き続き行われる事業費が多く、防衛費も伸びていく一方です。
この予算案には、日本の将来をこちらに導いていくのだという気概が感じられません。
各省庁の分捕り合戦の様相は、相変わらずです。
先伸ばしされていた北京五輪の外交ボイコット問題は、当初予想された通りJOC山下会長、橋本東京五輪委員長、そして東京パラリンピック委員長の三名が出席することになり、事実上「外交ボイコット」なのに政府は頑としてこれを認めません。
こちらも予算案と同様に、どっちつかずの玉虫色の決定です。
中国の太平洋進出が怖いから、アメリカさんにも付きたいけど、中国さんとの深い経済の結び付きも断ち切れない日本の現状を表していると言えば聞こえはいいけど、現中国共産党政権が維持される限り、あまりに両者の顔色ばかり伺ってると双方から裏切られる(まあ、米・中から言えば日本の対応がおかしいのだけど)可能性もあります。
それこそ、台湾有事で日本がいくら頑張って米軍の後方支援をしても、中国が南西諸島や沖縄に迫ってきたら、米軍はもうどうにもならんと引き上げてしまうかもしれません。
アメリカの後を追うように中国との国交回復をしたのに、アメリカが中国と喧嘩を始めたら、どっちにも付かないという態度はアメリカにしてみれば、裏切りとしか見えないでしょうに…。
しかし、いくらアメリカが怖くても、やっぱり覇権主義の中国も怖い。
どちらにもいい顔をするのが、外交不得手の日本政府の常套手段…。
戦後、長い時間を掛けて培ってきた日本外交の足元はもはや綻び、今や世界情勢から置いてきぼりになった高齢者が蔓延る小さな島国でしかありません。