名古屋グランパスエイトは、Jリーグ最終戦で浦和レッズと戦い0-0の引き分けで、今シーズンは5位という成績で全日程を終了しました。
昨年は3位だったので後少し頑張ってくれたらとは思うのですが、3年前まではJ2への降格ラインをさ迷っていたのですから…。
今年のグランパスは、無失点ゲームの記録を更新したり、ルヴァン杯で初めての優勝、ACLは日本チーム最高の8強に入るなど、サポーターにとってはよく頑張ってくれたと思わずにはいられないシーズンになりました。
風間前監督が、ぶち壊したチームをここまで育ててくれたのはフィッカデンティ監督のお陰です。
風間監督時代にじいちゃんが言い続けていた守備を固める重要性を取り入れてくれたフィッカデンティ監督の功績は大きいと思います。
ただ引き分けゲームが9と多くて、このうち3ゲームくらい勝っていてくれたら3位、5ゲーム勝ってくれていたら2位の成績を収められたのにと少し残念な気がします。
守って速攻という戦術は、グランには適合した戦い方だと思いますが、もう少しゴール数が増えれば盤石なんだけど…。
ブッチギリで優勝したフロンターレは、毎試合3ゴールをめざしていたそうで、1-0で逃げ切り勝利するというグランの目標?とはヤッパリ大きな違いがありました。
最終節では、得点能力の高いシュヴィルツォク選手がイエローカードの累積で出場できなかったのが痛かった。
相馬君・柿谷君・前田君も頑張っていたけど、シュヴィルツォク選手のようにセンターでデンと構えてゴールを狙うというより、左右に動きまわってチャンスを伺うようでは、本物のストライカーとは言い難い…。
ただ、彼らにセンターに居座ってもらうだけでは、役に立たないことも事実です。
来季は、守備力とともに得点能力も高めてもらい、心配せずとも3位以内を目指して欲しいです。
さて、昨日のゲームでグランパスを去ることが決定していたガブリエル・シャビエル選手も後半から出場してピッチを走り回ってくれました。
グランパスがJ2に降格して、1年でJ1に返り咲くことができたのは彼のお陰です。
素晴らしいテクニックで、サポーターを魅了してくれました。
最後のインタビューで「グランパスが大好き、もちろんサポーターも」と涙ぐみ、「グランパスのことは忘れない」と語ってくれたのには胸がいっぱいになりました。
5年間、本当にありがとう。
もし、他チームに移籍しても「頑張ってね」とエールを送りたいですね。