朝刊に台湾有事の際の日米の対応が協議されているという記事が掲載されていました。
その基本的な内容は、南西諸島の離島に米軍海兵隊の基地?を設置しておいて、状況に合わせて転戦するというものです。
これには自衛隊も乗り気だそうで、離島に住む一般住民が攻撃されても関係ナシということなんでしょうか。
こんなことを実現させるなら、各島々に完璧な戦時避難施設をまず建設することから始めなければならないでしょう。
中国が核攻撃を仕掛けてくることは十分考えられますから、核の汚染が治まるまで島民が暮らすことのできる核シェルターを建設しなければ…。
十分な食料と水の補給、下水施設が完備した施設をつくるのに一体どれだけのお金が掛る事やら。
それができなければ、この計画は絵に描いた餅か、実現できずに終わる話か、もしくは中国に対する威嚇でしかありません。
そんな話を聞けば、中国はできるだけ早く台湾を手中に収めようと行動を起こすかもしれません。
第一、島民や国民が大反対するでしょう。
日本国民のほとんどが住む日本列島を守るためには、離島の住民なんてどうでもいいと思っているのかね。
まったく、何を考えているんだろうか。
これがアメリカと日本政府が考えている防衛策なんでしょう。
どこまで行っても、自民党は日本を戦前の姿に戻して、力づくで国民を支配しようという政党なんですね。
まともな外交もできないくせに、国民を死に至らしめる戦争ができる国にしたいらしい。
戦後75年を経て、あの大きな失敗を忘れたかのように、軍事に走ろうという姿は、本当に恐ろしい。
じいちゃんは、戦後に生まれ戦争のない平和な日本社会を謳歌してきました。
戦争のない時代に生まれた子や孫の世代が、両親や祖母から聞いたあの戦時の悲惨な体験をせずに暮らしてもらいたいと願うのは世間離れした空想のようなお話なんでしょうか。